2021.02.12
新型 BMW 5シリーズと新型 Mモデルの特徴や魅力を解説!
ヤナセBMWの増田です。
BMWの源流とも言われるプレミアムセダン/プレミアムツーリング仕様車の「BMW 5シリーズ」が満を持して2020年9月28日、新型モデルへと進化を遂げました。
さらに、新型 BMW 5シリーズをベースにした2つのMモデルも誕生!
フルモデルチェンジとは称されていないものの、7代目5シリーズですでに好評を得ていたデザイン・性能の利点を伸ばしたモデルへ進化。
熱心なカーファンの間では「ビッグマイナーチェンジ」と称される今回の発表は、ボディサイズなどの外観は前モデルの印象を残しつつ、様々な運転性能にリニューアルが施された1台となっています。
今回はそんな新型の5シリーズとMモデルの魅力や特徴、スペックについてお話していきます。
新型 BMW 5シリーズと新型 Mモデルが登場!
BMW 5シリーズは1972年より日本でも発売された人気モデルで、2017年に発売された7代目をベースとした新型モデルが、2020年9月より登場!
5シリーズのセダンおよびツーリング、さらに新型5シリーズをベースにした2つのMモデルが登場し、BMWファンの注目を浴びています。
新型 BMW 5シリーズは高効率ガソリン・エンジン搭載モデル、クリーン・ディーゼル・エンジン搭載モデル、電気での走行が可能なプラグイン・ハイブリッド・システム搭載モデルをラインアップしているのが特徴です。
Mモデルはスポーティなデザインとラグジュアリー感を兼ね備えた室内空間・ V型8気筒エンジンが共通。
M5は「高性能エンジン性能を最も効率的に引き出すレーシング・モデル」、M5 Competition は「よりアグレッシブなスポーツ走行を想定したモデル」、M550i xDriveは「悪路でも安定したコントロールとスポーティな走りを実現するモデル」と表されています。
今回のリニューアルに共通する特徴としては、車両の全長がわずかながら大きくなっており、その一方でM5/M5competitionに関しては最低地上高を下げるなど、よりドライバーの操作性を高める設計を取り入れています。
以前はオプション装備であった各種装備が、標準装備としてパワーアップしたことも特筆すべき点。
高性能3眼カメラ&レーダー、高性能プロセッサーによる高い解析能力により精度と正確性が向上した、最先端の運転支援システムを全モデルに標準装備しています。
特に安全性能では「ハンズ・オフ機能付き渋滞運転支援機能」の標準搭載など大きな仕様追加・変更があったことが特徴で、より安全なドライブを楽しめる仕様になっています。
また、特定グレードのみのリニューアルではなく、全グレードに対してリニューアルがあったのも着目したいところ。
BMW 5シリーズ セダン/ツーリングで人気の高かったエントリーモデルには「BMW Edition JOY+」の価格および仕様の変更があったほか、BMW 5シリーズ共通にてiPhone によるロック解除/施錠、エンジン始動、事前のナビゲーション操作ができる標準装備の利便性もより向上し、より魅力的なラインナップへと変化を遂げました。
各車両ごとのさらなる特徴や魅力については、次から詳しくご紹介していきます!
新型 BMW 5シリーズ、セダンとツーリングの特徴は?
新型 BMW 5シリーズのセダンおよびツーリングは、7代目の利点を活かしながら、様々な機能がレベルアップした一台となっています。
※それぞれ一部のグレードに「BMW Edition JOY+」の設定があります。エコカー減税の対象となるモデルとなりますが、基本的な性能については違いはありません。
今回のリニューアルの特徴
2017年発売当初のグレードにはM spiritがあり、スポーツ志向は欲しいけど価格は抑えたい、という人にも手が届くことを意識したモデル展開となっていました。
今回はM spiritの代わりにLuxuryを設け、スイッチ・パネルを全てハイグロス・ブラックとすることで高品質感を高めるなど、スポーツ志向と高級志向のそれぞれが満足できる展開へと成長を遂げました。
最低地上高や全長に微調整がなされ、フロント・デザインも共通してキドニー・グリルをよりワイドに一体化して立体的な造形にし、格式とエレガントさを兼ね備えた一台に。
さらにL字型のLEDライト、台形型エグゾースト・パイプを装備したバンパーで個性を出し、クーペに近い美しいプロポーションが魅力です。
さらにプレミアム・セダンに最適なFRレイアウトを採用することで、理想的な前後約50:50の重量配分を可能にし、スポーティな走行と快適な走行性能を実現しています。
そして、AI技術の活用で音声会話だけで車両の操作・情報へのアクセスが可能な「BMW インテリジェント・パーソナル・アシスタント」、情報をITネットワークで繋ぐ「BMW コネクテッド・ドライブ」、キーを持たずともiPhoneをかざしてロック解除/施錠とエンジン始動が可能な「BMW デジタル・キー」も標準装備。
高速走行時のドライビング・アシストはもちろんのこと「衝突回避・被害軽減ブレーキ(事故回避ステアリング付)」や「ペダル踏み間違い急発進抑制機能」などを標準装備化したことも注目すべき点といえるでしょう。
ツーリングに関しては、ラゲッジ・ルームの容量を通常の570Lからリヤ・シートを完全に倒さずに最大10L拡大することが可能になり、リヤ・シートを完全に倒せばラゲッジ・ルーム容量は1700Lへとなる仕様に進化しました。
新型 BMW 5シリーズ セダンの基本スペック
新型 BMW 5シリーズ ツーリングの基本スペック
エンジン
BMW 5シリーズは基本的にボディタイプ(セダン・ツーリング)を問わず、同系のエンジンを使用しているため、最大出力と最大トルクはモデル名で共通しています。
BMW 5シリーズの先行モデル同様、新型 BMW 5シリーズのセダンにはプラグイン・ハイブリッドであるeモデルがあり、BMWの技術を様々な角度から選択できるのも魅力の一つです。
価格
※すべて4ドア仕様です(消費税抜き、2020年9月現在) 。
※すべて5ドア仕様です(消費税抜き、2020年9月現在) 。
BMW 新型 M5とM550i xDriveの特徴は?
BMW 5シリーズのMモデルは、2020年9月に本格的なサーキット走行が可能なMハイ・パフォーマンス・モデルとして「M5」「M5 Competition」、走行性能を高めた M パフォーマンス・モデルとして「M550i xDrive」が新型として誕生しました。
ベースは前M5ですが、ドライバーの選択肢をより広げつつも安全性を高めたモデルになっています。
また、以前は設定の無かったM550iが追加されたのも大きな変更点といえます。
M550iはV型8気筒DOHCガソリン仕様×4輪駆動車で、「M sportでは物足りない・モータースポーツ用の走りを感じたい。でも本格的なモータースポーツ仕様車はちょっと手が届かない…」そんな声にも応えられる一台です。
今回のリニューアルの特徴
注目すべき点のひとつにBMW M モデルの特徴でもある、エンジン・レスポンス、ステアリング、サスペンション特性をドライバーが任意に設定変更できる機能に対し、新たにブレーキ・システム設定の変更やセンター・コンソールに「M MODE(M モード)」ボタンが追加されたことがあります。
これによりメーター・パネル、ヘッドアップ・ディスプレイの表示方法や、運転支援システムの介入レベルを選択可能で、ドライバーの走行環境に合わせその走りを決定できます。
そして、M専用インテグレーテッド・ブレーキ・システムなど、その走りをより堪能できる機能もより精度を高め再搭載されています。
また、新型 Mモデルはそれぞれ独自のエンジンや高性能なターボエンジンによる力強い走行性能、個性あるデザインが魅力です。
ボディサイズの調整もあり、少しワイドになった車両のインテリアにはMモデルらしさの象徴としてのMロゴがちりばめられ、スポーツシートもより身体を包み込むデザインへと変更しています。
【新型 M5】
BMW M社が開発した、もっとも力強いV型 8気筒 Mツインパワー・ターボ・エンジンを搭載。
ドライブロジック付き8速Mステップトロニック・トランスミッションおよび後輪駆動を重視した 4 輪駆動システム「M xDrive」を組み合わせ、効率的に高性能エンジンの性能を引き出すことに成功しました。
ヘッドライトにL字型のLEDライトを採用することでBMW伝統の4灯ヘッドライトを表現し、モダンかつスポーティなイメージになっています。
【新型 M5Competition】
Competitionモデル専用に開発されたV型8気筒エンジンで、極めて硬い専用のエンジン・マウントを採用することで直接的な動力伝達が可能になりました。
デザイン面では、ハイグロス・ブラックのキドニー・グリルとモデル・バッチ、ドア・ミラー、リア・スポイラーを装備。
そして新採用のMモード・ボタンへ、新型 M5の「ROAD」「SPORT」にプラスして、運転支援システムの快適性と安全性に関する全ての機能が無効になる「TRACK」モードも加わりました。
【新型 M550i xDrive】
V型8気筒ツイン・ターボ・ガソリン・エンジンを搭載し、ヨーロッパ仕様値で0-100km/h 加速は3.8 秒を可能に。
さらに4輪駆動システム「BMW xDrive」や、Mアダプティブ・サスペンション、Mディファレンシャルにより、スポーティな走行と安定感あるコントロール性を実現。
デザイン面では、キドニー・グリル、エア・インテーク、エア・ブリーザー、ミラー・キャップにM パフォーマンス・モデル専用色の「セリウム・グレー」を採用し、さらなる存在感と個性を演出しています。
新型 BMW Mモデルの基本スペック
エンジン
価格
新型 BMW 5シリーズと新型 Mモデルは実力をグレードアップ!
BMW 5シリーズは先行モデルの利点を活かしつつも、安全性や操作性を向上させた一台として進化を遂げました。
さらに新型5シリーズをベースに、Mハイ・パフォーマンス・モデルとして「M5」、M パフォーマンス・モデルとして「M550i xDrive」も誕生したことで、期待感も高まりますね。
また「BMW Edition JOY+」対応車の設定も増えるなど、より選択肢が広がった点も今回のリニューアルの特徴ともいえます。
全体的にボディサイズは大きく、フロントからの印象はシャープに変わった新型 BMW 5シリーズと新型 Mモデル。
ぜひ一度、ご試乗されるのをお待ちしております!
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