2020.07.30
BMWの自動駐車とは?3つの機能や操作方法、注意点まで解説!
ヤナセBMWの増田です。
大きめボディの車両に乗りたい!と思っても、実は車庫入れはちょっと苦手で躊躇しているという方もいるのではないでしょうか。
そんな方にオススメなのが「BMWの各種自動駐車アシスト機能」です。
駐車スペースや必要なアシスト度合いに応じて、ドライブの手助けをしてくれます。
一部機能を利用すれば、走行感を味わう部分はドライバー自身のテクニックに委ね、駐車に関してはほぼ車両任せということも可能です。
今回はそんな「BMWの各種自動駐車アシスト機能」についてご紹介します。
BMWの自動駐車とは?
BMWでは「リモート・コントロール・パーキング」「パーキング・アシスト」「パーク・ディスタンス・コントロール」という機能を軸に、自動駐車アシスト機能を展開しています。
「駐車スペースが狭い・縦列駐車しかない」といった駐車の苦手ポイントをカバーしてくれる機能が中心です。
2000年代初頭から、現行アシスト機能の前身となるパーキング・アシスト機能は一部車両で採用されていました。
現在ではパーキング・アシスト機能を標準装備とし、フラッグシップである7シリーズなどでは「パーキング・アシスト・プラス」として、さらにバージョンアップされた自動駐車アシスト機能を搭載しています。
また、リモート・コントロール・パーキング機能に関しては2016年の全モデルに標準採用されており、より安全で安心なドライブを実現することが可能となっています。
では3つの自動駐車アシスト機能について、さらに詳しく次でご紹介していきますね!
BMWの自動駐車の3つの機能を紹介!
BMWの自動駐車アシスト機能のうち、まずは注目すべき3つについて詳しくみていきましょう。
リモート・コントロール・パーキング
隣の車両との間隔が狭く、降車・乗車もひと苦労な場所で駐車しなければならないことも、日本の駐車場では珍しくありません。
そんなときBMW ディスプレイ・キーがリモコンとなり、車外から駐車することが可能です。
もちろん誤操作防止のため、障害物や歩行者などを感知した場合には自動で一時停止します。
パーキング・アシスト
縦列駐車を行うときに役立つ、以下のような機能です。
- システムが駐車可能なスペースが確保できるかを判断
- 駐車可能なスペースが確保できる場合に、ステアリング操作を車両が行う
- 音声の指示に従い、ブレーキとアクセルのみドライバーが操作
ブレーキとアクセルの操作は必要となりますが、ドライバーはステアリング操作や車間を確認する必要がないため、かなり駐車しやすくなるでしょう。
また、一部車両で並列駐車にも対応した「パーキング・アシスト・プラス」もあります。
パーク・ディスタンス・コントロール
車両と前後の障害物の距離を測り、音声およびフロントディスプレイで知らせる機能です。
パーキング・アシストと併用することで、よりスムーズな操作が可能になります。
もちろん、リアルタイムでディスプレイ表示も更新されるので、振り向いて実際の距離を確認することなく前を向いたまま駐車を完了できます。
その他「リヤ・ビュー・カメラ」により車両後方部をフロントディスプレイへ表示することもでき、より直感的に駐車することも可能です。
また、2020年に有償オプションとしてリヤ・ビュー・カメラをドライブ・レコーダーに応用できるサービスも発表されました。
BMWの自動駐車アシスト機能は、これからもどんどん進化します。
BMWの自動駐車アシスト機能の注意点とは?
BMWの自動駐車機能は「自動駐車アシスト機能」とあるように、完全にボタン一つで車両が駐車とはなりません。
以下の点に留意する必要があります。
リモート・コントロール・パーキングはオートではなく、バックで車庫入れができない
リモート・コントロール・パーキングを使った駐車は、基本的にドライバー自身が判断して操作します(危険回避時は除く)。
基本的な操作は、前後の移動をBMW ディスプレイ・キーで行います。
前進車庫入れ・バック車庫出しが基本となり、操作車両と周囲車両の位置関係を探るセンサーの場所およびシステムの都合上、その逆には車両を操作することができません。
パーキング・アシストはフットコントロールが必要
パーキング・アシストでアシストする部分は「車幅間隔の感知」「ステアリング操作」です。
すなわち、アクセル・ブレーキ操作といったフットコントロールは必要となります。
もちろん音声にて誘導がありますので、その通りに操作すればOKです。
パーク・ディスタンス・コントロールはサポート中心の機能
音声およびフロントディスプレイにてサポートを行うパーク・ディスタンス・コントロールは、あくまでご自身で操作をするためのサポートが中心で自動操作はありません。
自動アシスト操作が必要な場合は、パーキング・アシストやパーキング・アシスト・プラスを使用します。
BMWの自動駐車アシスト機能はこれからも進化します
2020年現在、標準装備となっている自動駐車アシスト機能に関しては、まだドライバー操作が必要であり、ボタン一つで完全に車両が駐車とまではいっていないのが現状です。
しかし、数年前までは車両のリア・ビューをフロントディスプレイに表示するだけだったのがステアリング操作まで車両に委ねることができるようになってきました。
もちろん、音声サポート機能も以前よりその精度が上がり、車庫入れが苦手な方でも安心して操作できる幅が広がっています。
今後、より車両に委ねられる範囲が広がることが予想されるでしょう。
ぜひ、これからもBMWの自動駐車アシスト機能の進化にご注目くださいね。
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