2020.07.29
BMWオープンカー全車種を徹底比較!特徴やスペックの違いは?
ヤナセBMWの増田です。
このコラムをお読みになっているカーファンの多くが、一度はオープンカーに乗ってみたい、と思うのではないでしょうか。
オープンカーが颯爽と街中を駆けぬける姿は、見た目の華やかさだけでなく走行時の気持ちよさや風を切る心地よさを具現化しており、ひとたび乗り込めば心を掴まれてしまいます。
今回はそんな「BMWのオープンカーについて」のご紹介!
オープンカーの呼び方が複数ある理由なども含め、BMWにおける「オープンカーの魅力」についてご紹介します。
オープンカーの定義とは?
オープンカーという言葉自体は和製英語。
海外ではオープンカーを表す名称に「カブリオレ」「コンバーチブル」「ロードスター」「スパイダー」といったものがありますが、この違いは何なのでしょうか。
まず基本的に「カブリオレ」と「コンバーチブル」に関しては、同じ車両を示すと考えてよいでしょう。
主にドイツを中心としたヨーロッパ圏では「カブリオレ」、アメリカなどでは「コンバーチブル」と称されることが多いようです。
同様に「ロードスター」はイギリスなどの欧州諸国、「スパイダー」は特にイタリア仕様車で称される傾向にあります。
名称ごとのハッチ部分の違い
「カブリオレ」と「コンバーチブル」に共通しているのはハードトップ(ボディ部分と同じ材質のハッチ)を使用し、車両のハッチ部分を閉じた状態がベースとなり、必要に応じてハッチを開くことを想定した設計という点です。
この特徴はコンバーチブルの語源となった”convertible”(”convert”+”able”)=変換可能である⇒「2つのボディ形態を持つ車」という流れからも知ることができ、サンルーフが搭載されたモデルもあります。
一方「ロードスター」「スパイダ―」はハッチをオープンにすることを前提としていますので、基本的にはソフトトップ(強化布製のハッチ)を採用しています。
もともと幌馬車にヒントを得て設計されたものですので、こちらのタイプの方が歴史も長いといえます。
名称ごとの車両の違い
いわゆるオープンカーは共通して流線形のボディを誇るものが多く、そのフォルムを最大限活かすため、ハッチ部分の格納箇所を確保するために、大半が2ドア仕様となっています。
「カブリオレ」「コンバーチブル」は基本的に4シーターで、ひとたびハッチをクローズすれば、後部座席の快適性も保たれます。
ロードスターは2シーターで走りを追求することに重点を置いているため、ドライバーの快適性を主軸に置いており、より低重心のものが多く見受けられます。
ただしハードトップ+4シーター分の車両の大きさという点を総合すると、車両の強固さに関しては「カブリオレ」「コンバーチブル」の方が定評があります。
なお、BMWジャパンでは「カブリオレ」「ロードスター」の呼称を使用していますが、海外では「コンバーチブル」の呼称を使用することがあります。
BMWのオープンカー「カブリオレ」各ラインナップのスペックを比較!
BMWのオープンカーである「カブリオレ」は、2020年現在2、4、8シリーズにラインナップされており、それぞれに異なった魅力があります。
2シリーズ カブリオレは比較的コンパクトでありながらも、カブリオレならではの俊敏な走りが十分に発揮されている一台。
4シリーズ カブリオレはステアリングホイールポジションを選択可能な点が特徴で、ひとたび走り出せば街中の視線を集めるほどの存在感。
8シリーズ カブリオレはフラッグシップモデルの名にふさわしくディーゼル仕様車やMモデル車など、ラグジュアリー感+爽快感を極めた一台といえます。
それぞれの基本スペックおよび、2020年4月現在の価格は次の通りです。
寸法
エンジン
価格
すべて2ドア仕様です。(消費税抜き、2020年4月現在)
BMW オープンカー「ロードスター」各ラインナップのスペックを比較!
現在BMWで「ロードスター」と呼称されるのは、電気自動車の「i8 ロードスター」とガソリン仕様車の「Z4」の2モデルのみです。
ハッチをオープンした際の流線形のフォルムはもちろんのこと、ソフトトップを閉じた状態でもそのフォルムの美しさには定評があり、かつZ4は0-100km/h加速・約4.5秒、i8は0-100km/h加速・約4.6秒と、走行性能にも遜色ないのが特徴です。
それぞれの基本スペックおよび、2020年4月現在の価格は次の通りです。
寸法
エンジン
※i8 ロードスター :(電気モーター×ガソリンエンジン使用時)システム・トータル最高出力:374ps /システム・トータル最大トルク: 570Nm
価格
すべて2ドア仕様です。(消費税抜き、2020年4月現在)
BMWのオープンカーはそれぞれ個性的かつ魅力的!
見た目の華やかさだけでなく、走行時の気持ちよさや風を切る心地よさを具現化するオープンカー。
BMWジャパンでは「カブリオレ」「ロードスター」の呼称を使用していますが、海外では「コンバーチブル」の呼称を使用することがあります。
BMWのオープンカーはいずれも「駆けぬける歓び」を追求した、個性的かつ魅力的なラインナップ。
カッコイイだけでも、速いだけでも、安全なだけでも物足りない。
その全てにおいて納得していただける車両たちが揃っています。
ぜひ一度、ご来店下さいね!
なお、今回ご紹介した車両はこちらのコラムでも取り上げていますので、あわせてご確認ください。(一部価格等は変更になっている場合があります。詳しくは各店へお問い合わせください)
SHOP店舗案内
貴方のお近くのヤナセBMWは?