BMW iX1の燃費（電費）や維持費は？内訳や総額もご紹介

ヤナセBMWの増田です。

 

BMWのコンパクトSUV「BMW X1」の完全電気自動車となる「BMW iX1」。

機能性に優れ、日常使いから長距離走行といった多彩なシーンで活躍する車です。

 

今回は、使い勝手が良い「BMW iX1」の燃費（電費）について紹介します。

「BMW iX1」の特徴やスペック、年間にかかる維持費も紹介するので参考にしてくださいね。

 

 

BMW iX1の特徴は？燃費（電費）を詳しくチェック！

BMW iX1はコンパクトSUVとしてさまざまな使用用途で活躍できる車です。

BMW スモール・コンパクト・セグメント初の電気自動車として登場した「BMW iX1」にはどのような特徴があるのでしょうか。

 

スペックとともに「BMW iX1」について詳しく解説します。

 

BMW iX1の特徴

「BMW iX1」は、2023年2月に「BMW X1」の完全電気自動車として発売されました。

 

BMWの伝統的なキドニーグリルとアダプティブLEDヘッドライトを組み合わせたフロント・デザインが特徴です。

 

大型のキドニーグリルを中心としたフロントマスクは圧倒的な存在感を放っています。

2連のコの字に点灯するヘッドライトも特徴的で、スタイリッシュな見た目を演出。

ヘッドライトとキドニーグリルのラインが美しく、見るものを惹きつける高いデザイン性を誇ります。

 

圧倒的な存在感を放っている見た目とは異なる雰囲気を感じられるのがインテリアです。

インテリアはシフトノブをなくし、トグルスイッチを採用。

 

また、大型のカーブドディスプレイを装備し、これまでメーターパネルとコントロールディスプレイで行なっていた操作が集約されています。

スイッチ類を極限まで少なくし、カーブドディスプレイで操作するシステムを採用することで、より先進的な車内空間となっているのです。

 

電気自動車としての性能も高く、一充電走行距離（WLTCモード）は最長465㎞と、日常の走行で困ることはありません。

 

一充電走行距離が長いことから、日常の使用用途であれば充電回数も少なくて済むでしょう。

 

BMW iX1の走行性・排気量・燃費（電費）

ここからはBMW iX1の燃費（電費）などをスペックとともに紹介します。

 

BMW iX1は電気自動車ならではの加速性能に優れています。

システム・トータル最高出力200kW〔272ps〕、システム・トータル最大トルク494Nm〔50.4kgm〕でパワーあふれる走りを実現。

 

使用環境における交流電力量消費率（WLTCモード）は以下の通りです。

• 市街地モード（信号や渋滞等の影響を受ける比較的低速な走行を想定）：155Wh/km
• 郊外モード（信号や渋滞等の影響をあまり受けない走行を想定）：148Wh/km
• 高速道路モード（高速道路での走行を想定）：162Wh/km

 

駆動用バッテリーの容量は116Ah、電圧は3.67Vです。

 

BMW iX1のスペック

BMW iX1のスペックを紹介します。

• 全長×全幅×全高（mm）：4,500×1,835※×1,620
• ホイールベース（mm）：2,690

※19インチのホイールを装着した場合：1,845mm

 

BMW iX1の電気モーターのスペックは次の通りです。

• 型式：＜xLine＞HB0001N0／＜M Sport＞HB0002N0
• 種類：交流同期電動機
• 駆動用バッテリー：リチウムイオン電池
• 最高出力（kW [ps] / rpm (EEC)）：140〔190〕/8,000
• 最大トルク（Nm [kgm] / rpm (EEC)）：247〔25.2〕/0-4,900

 

BMW iX1の魅力やスペックについてさらに知りたい方は、「BMW iX1の魅力！スペック・デザイン・性能すべてをご紹介」もご参考ください。

 

 

BMW iX1の燃料費（電気代）を含めた年間の維持費は？

ここからはBMW iX1を所有した場合の年間の維持費をご紹介します。

1年間にかかるBMW iX1の維持費を税金や自動車保険料、燃費などから算出しますので、ご参考ください。※2023年10月時点

 

自動車税

普通自動車の年間の自動車税は総排気量によって異なります。

 

BMW iX1は電気自動車なので、総排気量1リッター以下に分類されます。

1リッター以下の普通自動車にかかる自動車税は、25,000円です。

 

電気自動車はグリーン化特例が適用され、2026年3月31日までに購入し新車登録した自家用車において、購入した翌年度の自動車税がおおむね75%軽減されます。

 

2026年3月31日までにBMW iX1を購入して新車登録した場合、翌年の自動車税が25,000円の25%である6,250円で済む計算となります。

 

詳しくは、国土交通省「自動車関係税制について」をご確認ください。

 

重量税

重量税は車検の際に発生する税金で、車両重量によって金額が異なります。

 

BMW iX1の車両重量は2,030kgのため、「～2.5t」の車両に該当し、重量税は20,500円です。

※継続検査等時、1年自家用、13年経過未満の場合

※エコカー減税の適用がない場合

 

BMW iX1はエコカーに該当するため、2026年4月30日までに購入・登録してエコカー減税が適用された場合の重量税は0円です。

 

詳しくは、国土交通省の自動車重量税額をご参照ください。

 

自動車保険料

自動車にかかる保険料には、自賠責保険料と任意保険料の2種類があります。

それぞれいくらくらいかかるのかみていきましょう。

 

自賠責保険料

自賠責保険は、車を所有する場合に必ず契約する保険です。

 

交通事故を起こした場合に対人への損害を補償するもので、運転者の怪我や物的な損害（自動車の破損など）についての補償は対象外になります。

 

BMW iX1を自家用乗用自動車として使用する場合、24カ月契約で17,650円が発生します。

※離島・沖縄以外の地域に適用の場合

 

任意保険料

任意保険とは、その名の通り任意で加入する保険で、自賠責保険では補償されない部分を補うために加入します。

 

自賠責保険では補償されない、事故を起こした際に負った運転者のケガや車の損害を保障するためにさまざまな保険会社がさまざまなプランを用意しています。

 

金額や補償内容などたくさんの選択肢があるため、自身が納得できるものを選びましょう。

 

車検費用

車検では道路運送車両法で定められている安全性の確保のために、点検・整備・検査を行います。

 

車検費用は、「法定費用」「車検基本料」「部品交換費用」の3つで構成されています。

 

自動車重量税・自賠責保険料・印紙代を合わせて「法定費用」といい、申請方法によって印紙代が異なります。

 

BMW iX1の印紙代は、新規検査の場合2,600円、2回目以降の継続検査なら2,300円が必要です。

※OSS（自動車保有関係手続のワンストップサービス）を利用して申請しない場合

 

「車検基本料」には、定期点検料・測定検査料・代行手数料が含まれています。

こちらは、車検を請け負ってくれる業者によって値段設定に幅があります。

 

「部品交換費用」は、車検でパーツなどの交換が必要と判断された場合にかかる費用です。

定期的に交換したほうが良い部品や、不具合が起きている部品などが該当します。

 

BMW iX1のパーツの交換が必要な際には、海外メーカーから取り寄せなければいけない可能性もあるため、部品交換費用が高額になる傾向にあります。

 

ただし、BMW iX1の初回車検は部品交換や大きな修理は発生しにくいといえるでしょう。

 

車検費用は車両状況によって金額が大きく異なるため、あくまで目安ですが、BMWの車検費用は初回車検の場合大きな修理や交換部品が発生しにくいため、合計で約15万円となります。

 

年間の燃料費（電気代）

BMW iX1の年間にかかる燃料費（電気代）を計算していきます。

一般的に、車の走行距離は年間10,000kmほどとされています。

 

BMW iX1の交流電力消費率はWLTCモード（市街地モード）で155Wh/kmのため、1kWhの電気代を31円とした場合、単純計算で1年にかかる電気代は約48,000円です。※2023年10月時点

 

BMW iX1の年間維持費の合計

ここまで紹介したBMW iX1の年間維持費の合計を計算していきます。※2023年10月時点

• 自動車税：25,000円（2年目のみ6,250円）
• 重量税：20,500円（エコカー減税なしの場合）
• 自賠責保険：17,650円（24カ月契約）
• 車検費用：150,000円
• 燃料費（電気代）：約48,000円（年間10,000㎞走行、交流電力消費量WLTCモード155kw/km、31円/kWkで計算）

 

上記5項目すべてを合計すると約260,000円です。

 

任意保険や車検でかかった金額によっては、さらに維持費がかかる場合があるため、あくまでひとつの目安としてご参考くださいね。

 

 

BMW iX1の燃費（電費）や維持費を把握し購入を検討しよう！

日本で2023年2月に登場した、BMW X1の電気自動車「BMW iX1」。

大迫力なエクステリアと最先端のインテリアを兼ね備えており、一度の充電で465km走れることも大きな魅力です。

 

そして、BMW iX1の使用環境における交流電力量消費率（WLTCモード）は、市街地モードで155Wh/kmと、高い燃費（電費）性能を誇ります。

 

BMW iX1の年間維持費は約260,000円です。

自動車税や重量税といった税金、自動車保険料と車検代・燃料費（電気代）がかかるほか、利用状況などによって金額は前後するので、目安として参考にしてくださいね。

 

今回紹介した燃費（電気代）・維持費を参考に、最適なBMWを選んでください！