2022.07.05
BMWのハンズ・オフ機能とは?紹介や操作条件、搭載車種まで詳しく解説
ヤナセBMWの増田です。
日本で初めて高速道路の渋滞で、ハンズ・オフ走行が可能になったBMWの「ハンズ・オフ機能付き渋滞運転支援機能」。
高速道路の渋滞の煩わしさから開放される、素晴らしい機能です。
日本では、2019年7月以降に発売されたモデルに搭載されています。
今回は、ハンズ・オフ機能付き渋滞運転支援機能の詳細や操作できる条件、どの車種に搭載されているかをご紹介していきます。
ハンズ・オフ走行を可能にした「3眼カメラ」についても解説しますので、ぜひ最後までご覧ください。
BMWのハンズ・オフ機能付き渋滞運転支援機能とは?詳しく解説!
ハンズ・オフ機能付き渋滞運転支援機能の詳細や発動する条件について、さっそくお伝えしていきます。
ハンズ・オフ機能付き渋滞運転支援機能の詳細
ハンズ・オフ機能付き渋滞運転支援機能では、ステアリング操作・アクセル操作・ブレーキ操作を自動で行ってくれます。
そのため、手を離したまま運転を継続できます。
さらに、前を走っている車との車間距離も適切に調整したまま追従し、ストレスのない走りを可能にします。
渋滞に巻き込まれると細かいアクセルやブレーキの調節が増え、ドライバーの負担が大きくなるため、ドライブ好きでも渋滞だけは避けたいと思うのが本音。
この機能を利用することで、自動で先行車を追跡し、カーブでのステアリング操作や細かいアクセル・ブレーキの操作の手間が省けます。
あくまでも運転をアシストしてくれる機能なので、ドライバーは常に安全な運転を行う義務がありますが、ドライバーの負担を軽減してくれる大変素晴らしい機能です。
また、3眼カメラを搭載することで、より正確なステアリング操作を可能にしています。
このカメラの性能については、後ほど詳しくご紹介していきましょう。
ハンズ・オフ機能付き渋滞運転支援機能が発動する条件
ハンズ・オフ機能付き渋滞運転支援機能が発動する条件は、以下の通りです。
- 高速道路を走行中
- ACC(アクティブ・クルーズ・コントロール)を使用中
- 速度が60km/h以下
- 先行車がいること
ハンズ・オフ機能は、高速道路を走行中に発動できます。
ここでいう高速道路とは、高速自動車国道法に定められている「高速自動車国道」と「指定都市高速道路」のこと。
ACC(アクティブ・クルーズ・コントロール)は、前方車両との距離を適切に保ってくれる機能です。
上記4つの条件が満たされると、モニターにハンズ・オフ機能付き渋滞運転支援機能が使えることが表示されます。
この状態でハンドルにある「MODE」のボタンを押すと、ハンドルのライトが緑色に光り、ハンズ・オフ機能付き渋滞運転支援機能が作動。
自動で運転をサポートしてくれます。
BMWのハンズ・オフ機能を実現する3眼カメラとは?
BMWのハンズ・オフ機能が実現できた技術のひとつに、3眼カメラがあります。
ここではハンズ・オフ機能での3眼カメラの役割や、そのほかの性能について見ていきましょう。
ハンズオフ機能での3眼カメラの役割とは
3眼カメラは、以下の3つの単眼カメラから構成されています。
- 車両周辺監視用カメラ
- 中距離検知用カメラ
- 長距離検知用カメラ
それぞれの単眼カメラから取得した情報を、毎秒2兆5000億回の計算処理能力を持つ「EyeQ4」で処理し、前方車両との距離やレーン・キーピング、より長距離・高角度視野での危険予測を行います。
人間の目で認識するだけでは危険な、大雨や濃霧などの悪天候の状態でも、3眼カメラ・システムのセンサーが周囲の情報を捉え、危険を検知します。
悪天候時は前方車両の位置を捉えることも難しいので、3眼カメラがあることで安心して運転することが可能です。
運転における3眼カメラのメリットとは
3眼カメラが搭載されていることで、以下のようなメリットがあります。
- より広角な視野での状況を把握
- 安全で確実な車線変更
- ドライブレコーダーとしての機能
より広角な視野での状況を把握
3つの単眼カメラを組み合わせた3眼カメラによって、より広角な視野で周囲の状況が把握できるように。
そのため、進行方向にいる車両に加え、横の死角から飛び出してくる歩行者も感知可能です。
ドライバーだけでなく、歩行者の安全性を高めることを実現しました。
安全で確実な車線変更
3眼カメラによって実現された、レーン・チェンジ・アシスト機能(2019年7月以降生産のBMW 7シリーズ、8シリーズ、X5、X7対象)。
リヤ・バンパーに搭載されているセンサーによって、左右後方の車両を検知します。
車線変更の際にウィンカーを付けると、レーン・チェンジ・アシスト機能が自動で車線変更をアシストし、衝突の危険を減らします。
車線変更の際は、後方車両がドライバーの死角となりやすいので、事故が起きやすいです。
3眼カメラが車線変更をサポートしてくれるので、安心できますね。
ドライブレコーダーとしての機能
事故やあおり運転の証拠を残すためには、ドライブレコーダーの搭載は必須。
BMW Connected Drive Storeで購入したドライブレコーダーを、パーキング・アシスト・プラス搭載車に付けることで、3眼カメラにドライブレコーダーとしての機能を持たせることができます。
事故を未然に防ぐだけでなく、事故後のリスクに対応する際にも、3眼カメラが役立ちます。
※2019年7月以降生産のパーキング・アシスト・プラス搭載車対象
BMWのハンズ・オフ機能付き渋滞運転支援機能を搭載する車種
ハンズ・オフ機能付き渋滞運転支援機能を搭載している車は、2019年7月以降に発売された以下の車種です。
- BMW 3シリーズ
- BMW 3シリーズ ツーリング
- BMW 4シリーズ クーペ
- BMW 4シリーズ カブリオレ
- BMW 5シリーズ セダン
- BMW 5シリーズ ツーリング
- BMW 7シリーズ
- BMW 8シリーズ クーペ
- BMW 8シリーズ カブリオレ
- BMW 8 シリーズ グラン クーペ
- BMW X5
- BMW X5 M
- BMW X6
- BMW X6 M
- BMW X7
- BMW M3 セダン
- BMW M4 クーペ
- BMW M5 セダン
- BMW M8 グラン クーペ
上記の車種には、標準で装備されています。
BMWは、安心・安全のハンズ・オフ機能付き渋滞運転支援機能が、未来のクルマの標準機能になると考えています。
最先端の安全運転技術を体感してもらい、その良さを知ってもらう。
そのため、今後発売される新型の車種にも搭載される見込みです。
BMWのハンズ・オフ機能はドライバーと歩行者に安心・安全
運転の負担を減らし、ドライバーと歩行者の安心・安全を確保する、BMWのハンズ・オフ機能付き渋滞運転支援機能。
2019年7月以降に発売された3シリーズ以降のモデルでは、標準装備となっている機能です。
BMWが日本で初めてこの機能を搭載しました。
自動でハンドル操作・アクセル操作・ブレーキ操作を行ってくれるだけでなく、適切な車間距離を保ちながら走行することが可能になります。
また、最先端の技術を駆使した3眼カメラを用いることで、人間の目だけでは認識しきれない死角や悪天候時の前の状況などを自動で認識し、事故の危険性を減らしてくれます。
BMWはこの機能が将来のクルマにとって当たり前の機能になると考えており、新型のモデルにも搭載される予定です。
興味のある方はぜひショールームにお気軽にお越しください!
ぜひ一度、試乗して体感してくださいね。
SHOP店舗案内
貴方のお近くのヤナセBMWは?