2022.07.13
BMWのレーザー・ライトとは?効果やLEDとの違い、メリットを確認
ヤナセBMWの増田です。
車のライトは夜間運転時の視認性を高め、ドライバーが前方の情報を認識するという重要な機能があります。
どの車にも搭載されているライトですが、BMWのレーザー・ライトは他のライトと一味違うことをご存知でしょうか。
レーザー・ライトが搭載されたことによって、さらに安全な運転ができるようになりました。
今回はBMWのレーザー・ライトがどういったものか、詳しい機能や仕組み、どの車種に搭載されているかについて詳しくお伝えしていきます。
BMWのレーザー・ライトとは?
BMWのレーザー・ライトは、より遠くを照らし、ドライバーの視認性を高めてくれるシステムのこと。
ハイビームを照らした状態で速度が70km/h以上に達すると、元々点灯しているLEDハイビームヘッドライトに加え、レーザー・ライトが自動で点灯します。
レーザー・ライトが点灯することで、LEDライトでは300m先までだった照射範囲が、約2倍の600mにまで伸びます。
夜間の運転は特に前方の視界が悪くなりますが、レーザー・ライトを照らすことで、前方の状況をより早く、正確に知ることが可能です。
次に、レーザー・ライトの仕組み、LEDヘッドライトとの比較について見ていきましょう。
レーザー・ライトの仕組み
BMWのレーザー・ライトは、レーザーダイオードが放出した光を、ヘッドライト内で白色光に変換します。
自然光に近い白色光なので、対向車のドライバーや歩行者にとって眩し過ぎないとところが特徴です。
レーザー・ライトの光は直進するという特性があり、より遠くまで照らすことで、ドライバーの視界の補助を担います。
また、ハイビーム・アシスタントという機能によって、対向車を検知した際に対向車の部分のみを照らさないよう光の調整がされるので、対向車の妨げになることもありません。
LEDヘッドライトとの比較点
レーザー・ライトはLEDヘッドライトと比較して、以下の点が特徴です。
- 照射距離が長い
- サイズが小さい
- エネルギー効率が高い
レーザー・ライトは600mの照射距離があり、従来のLEDヘッドライトと比較すると2倍に伸びています。
また、LEDライトの10%程度の大きさなので、車のデザイン性に大きな影響を与えることなく、重量の削減に成功しています。
エネルギー効率も高く、LEDライトの1.3倍の効率でエネルギーを生み出すことができます。
ドライバーの安全を守るだけでなく、デザイン性や自然環境にも配慮されているのですね。
安全運転にはレーザー・ライトが重要!メリットもチェック
夜間の運転は暗く視界が限られているため、ライトが欠かせません。
しかし、ただ明るければいいという訳ではなく、安全運転には照射距離が大事です。
スピードが速ければ速いほど、ドライバーがブレーキを踏む判断をして、実際に車が停止するまでの停止距離が長くなる傾向にあります。
レーザー・ライトのように照射距離が長ければ、早めに危険を予測できるので、安全性が高まります。
国土交通省が策定した道路運送車両法では、ロービームは前方40m、ハイビームは前方100mを照らさなければならないと定められています。
レーザー・ライトはその基準値の6倍の距離を照らせるので、ドライバーの視界は広がり、より障害物などに気づきやすくなるというメリットがあります。
日本の一般道路では、これほど先を照らす必要はないかもしれませんが、暗い中速度が出ている状況などでは、事前に危険を察知することに役立つでしょう。
また、仕組みでもお伝えしましたが、レーザー・ライトは自動で対向車が来ると眩しくならないよう光を調整してくれます。
通常の車では対向車や人がいる場合にロービームに切り替えるという操作が必要なため、その操作が必要ないこともメリットといえるでしょう。
さらにLEDヘッドライトよりも30%ほど省エネという点も嬉しいポイントです。
レーザー・ライトが搭載されている車種
2022年現在、レーザー・ライトが搭載されている車種は、以下の車種の一部です。
- BMW 3シリーズ セダン
- BMW 3シリーズ ツーリング
- BMW 4シリーズ グラン クーペ
- BMW 5シリーズ セダン
- BMW 5シリーズ ツーリング
- BMW 7シリーズ
- BMW 8シリーズ クーペ
- BMW 8シリーズ グランクーペ
- BMW 8シリーズ カブリオレ
- BMW X3
- BMW X4
- BMW X5
- BMW X6
- BMW X7
- BMW M4
- BMW M5
- BMW M8
- BMW M8
- BMW i4
- BMW i8
日本で人気の3シリーズセダンから、フラッグシップモデルの7・8シリーズまで幅広い車種に搭載されています。
BMWのレーザー・ライトなら夜間の高速道路も安心
ハイビーム・モードを使用した状態で、時速70km/h以上で走ると作動する「レーザー・ライト」。
これまでのLEDライトの約2倍、600m先までを照らしてくれます。
BMWのレーザー・ライトがあれば、危険を早めに察知し、夜間の高速道路でも安全に運転ができるでしょう。
さらに対向車が来ると光を調整してくれたり、LEDライトより省エネであったりと、嬉しいメリットがたくさんあります。
ショールームでは、レーザー・ライトを搭載している車種も展示していますので、お近くの店舗にお気軽にお越しください。
ぜひ一度、試乗して体感してみてくださいね。
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