2020.05.29
クリーンディーゼル車とはどんな特徴やメリットが?おすすめのモデルも紹介
ヤナセBMWの増田です。
昨今国内外問わず、改めて「クリーン・ディーゼル」仕様の車両に注目が集まっています。
かつて軽油を動力源とするディーゼル車はCo2の排気量が多いと言われ、ガソリン車にその地位を明け渡していた時期もありました。
しかし現在は「クリーン・ディーゼル」エンジン車へと進化したことで、一般的なガソリンエンジン車よりもCo2の排出量が少ない車両も誕生!
環境にも優しくパワーがあるとして、その人気は高まりを見せていると考えられています。
今回は改めてクリーン・ディーゼルとはどんな車なのか、その特徴や魅力について詳しくお話していきますね。
クリーン・ディーゼルとはどんな車?特徴や歴史を解説!
まずクリーン・ディーゼルの特徴の前に、ディーゼル車の定義や簡単な歴史を確認しましょう。
ディーゼルエンジンは1893年に開発された、軽油を動力源とするエンジンシステムのことを指します。
機関車や船など大きな乗り物に多く取り入れられていることで、発売当初からそのパワーに注目が集まっていました。
ガソリンエンジンが開発されるようになると、環境性能などディーゼル車のデメリット面がクローズアップされ、現時点では世界中の車両の過半数がガソリンエンジン車へと変遷していくことに。
そして時代は進みハイブリット車両も増え、日本ではエコカー減税などの後押しもあって、次第に従来のディーゼルエンジン車は中古車市場も含め姿を消し始めました。
そこで、従来のディーゼルエンジンのように軽油を使用しながらも、Co2の排出量を従来の走行時から約3/4、燃料精製時から約1/2程度に抑えるよう改良した「クリーン・ディーゼル」が開発されることとなったのです。
クリーン・ディーゼル車は一般的なガソリンエンジン車にも負けず劣らずの環境性能を誇り、運転方法や車両のタイプによっては、ガソリンエンジン車よりもCo2排出量を抑えられる車両も発売されています。
ディーゼルエンジンの特徴として「不完全燃焼が起きやすい=Co2が出やすい」というものがありましたが、クリーン・ディーゼルエンジンは「コモンレールシステム」という燃料噴射システムを利用し、エンジンを電子制御することで極限まで燃料を完全燃焼することができます。
クリーン・ディーゼル車のメリットやデメリットとは
クリーン・ディーゼル車には従来のディーゼルエンジン車両にはないメリットもありますが、ディーゼルだからこそ避けられないデメリットもあります。
クリーン・ディーゼル車のメリット
クリーン・ディーゼル車のメリットは大きく分けて、それぞれ次の内容が挙げられます。
燃費もよく燃料代が抑えられる
クリーン・ディーゼルエンジンは軽油を使用しますので、ガソリン車やハイオク仕様車などと比較すると燃料そのものの値段が安いのが特徴です。
また、クリーン・ディーゼル車は燃料を完全燃焼に限りなく近くエネルギーに変換できますので、燃費も良いとされています。
クリーン・ディーゼルエンジンを搭載している車両は複数ありますが、特にその実力を発揮するのは、車両サイズや総重量が大きく高速走行よりもアグレッシブな走りを期待されるSAV/SACといえます。
ディーゼルエンジン特有の力強い走りが期待できる
軽油は限界まで消費することができれば、ガソリンよりも力強い走りへと昇華できます。
坂道発進や0-100km/h加速など急激な加速が必要な場合でも、そのパワーをしっかり感じられます。
従来デメリットといわれていたディーゼルエンジンの振動や騒音についても、軽減したのがクリーン・ディーゼルエンジンなので、心置きなく力強い走りが発揮できます。
クリーン・ディーゼルのデメリット
一方、クリーン・ディーゼル車のデメリットとして、次のようなものが挙げられます。
車両本体価格が高い(補助金の対象とはなっている)、メンテナンスが頻繁
車両本体価格は、クリーン・ディーゼルの方が高い傾向にあります。
ただし、車両の条件によってクリーン・ディーゼル車購入時に補助金を受けられます。
燃費が良いのはクリーン・ディーゼル車の特徴ですが、その分細かなメンテナンスが必要となり、他のタイプよりメンテナンス費用がかかる傾向があります。
軽油の特徴を知っておく必要がある
軽油はガソリン以上に凍結しやすい燃料です。
特に秋~冬の県をまたぐ移動などの際には、その環境に合った燃料を入れる必要があります。
途中でガス欠になった際も、クリーン・ディーゼルエンジンにガソリンを入れることはできません。
ガス欠時に他の車両から燃料をもらうとしても軽油同士でしか対応できません。
万が一ガソリンを入れてしまうと最悪故障の原因となるため、プロによる入れ替えが必要になります。
BMWのクリーン・ディーゼル車がおすすめな理由とは?
BMWにはクリーン・ディーゼル仕様の車両が選択できるものも多く取り入れています。
BMWの車両を検討しているなら、ぜひクリーン・ディーゼル車も選択肢に入れることをオススメします。
BMWクリーン・ディーゼルの特徴を知ると、よりそのメリットが感じられますよ。
BMWのクリーン・ディーゼル車の特徴
エンジン自体が軽量化されている
クリーン・ディーゼルエンジンはガソリンエンジンよりも重くなりやすい傾向にありますが、BMWのクリーン・ディーゼルエンジンは、アルミニウム合金を使用しガソリンエンジン車と同様の重量にキープできています。
これにより、燃費性能も向上しています。
従来のものより高回転
従来のディーゼルエンジンはパワーはあるが俊敏性に欠けていたものが多かったのですが、現在のクリーン・ディーゼルエンジンは高回転域までトルクを落とさずに一気に吹き上げることが可能。
キビキビとしたスポーティーな走りが実現します。
BMW Edition JOY+に対応した車両も続々
日本国内における環境負荷低減をより一層加速させるため、BMWのクリーンエネルギー車に新たなラインアップ「Edition Joy+」を導入しました。
対象車両についてはこちらで確認してくださいね。
クリーンエネルギー車に新たなラインアップ「BMW Edition Joy+」誕生!
BMWのクリーン・ディーゼルだからこそ体感できる、駈けぬける歓び
クリーン・ディーゼル車の魅力はお分かりいただけましたか?
燃費もよく燃料代が抑えられ、ディーゼルエンジン特有の力強い走りが期待できる、エコなクリーンディーゼルエンジン。
BMWのクリーン・ディーゼル対象車は単にハイパワーで燃費がいいだけでなく、走行性やインテリアの快適性なども兼ね備えています。
まさに「駈けぬける歓び」を追求した一台といえるでしょう。
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