2020.06.15
BMW 3シリーズを徹底比較!特徴や走行性能、乗り心地は違う?
ヤナセBMWの増田です。
BMWの販売台数を支える人気モデル「BMW 3シリーズ」。
時代の流れを汲みつつも、BMWの原点との調和を持たせ、常に進化しながら長期ファンの心も掴んで離さない1台、といえます。
今回は、BMW 3シリーズのそれぞれの特徴や個性の違いについてご紹介します。
BMW 3シリーズ、各ラインナップの基本スペックを比較!
まずはBMW 3シリーズそれぞれのサイズやエンジン、価格など基本部分のスペックをそれぞれ比較していきましょう。
BMW 3シリーズ セダンの基本スペック
BMW 3シリーズ ツーリングの基本スペック
BMW 3シリーズ グランツーリスモの基本スペック
こうして比較すると、3シリーズはモデル展開が比較的シンプルであり、2020年以降のモデル展開変更に向けていち早く動きだした傾向にあります。
現在、需要のより高いセダンのモデル展開は多く価格帯も抑え目なものからハイグレードのものまで取り揃えており、それ以外のモデルについては選択肢を控えめにしています。
特にグランツーリスモは2020年6月現在、320d xDrive(Luxury/M sport)のみが定番化となり、ガソリンエンジン車の320iおよび後輪駆動の320d(共にLuxury/M sportの2グレード)については、受注販売になっています。
もちろんオプションや受注生産モデルもあるので、引き続き「あなただけの一台」をカスタマイズすることも可能です。
BMW 3シリーズのエンジン比較
BMW 3シリーズは基本的にボディタイプ(セダン・ツーリング・グランツーリスモ)を問わず同系のエンジンを使用しています。
そのため、最大出力-最大トルクはモデル名で共通。
ただし、グランツーリスモに関してはボディサイズが他のものより大きめであるので、0-100km/h加速は比較的抑え目です。
加速感を味わいたいなら、ツーリングの方が多少初動が早いといえます。
また、3シリーズにはハイブリッド車両の330eもあります。
こちらも330iと基本的には同じ系統のエンジンを搭載していますが、高速走行に特化してみると、330iの方がまだまだパワフルであるといえるでしょう。
BMW 3シリーズ 価格帯の比較
現行(2020年6月現在)の定番モデルの比較です。
M340i(セダン・ツーリング)に関しては突出して高価格設定になっています。
これにはMモデルならではのエンジン設定やそれにまつわるエクステリア・インテリアのアレンジが関連しています。
M340iセダンは直列6気筒DOHCガソリンエンジンで総排気量2,997ccとシンプルなセダンボディでありながら、ハイパフォーマンスが期待できる設計。
そのエンジンを搭載したツーリストモデルは、さらに加速感・走行感がグレードアップしています。
BMW 3シリーズの走行性能を比較!
BMW 3シリーズはFR(後輪駆動)および4WD(4輪駆動)の設定となり、FF(前輪駆動)のモデル設定がありません。
BMWは古くからFR仕様車に力を入れており、加速やコーナリングのスムーズさを重視するならFR仕様車、というカーファンは今でも多いものです。
コンパクトモデルである2シリーズは時代の流れにも目を向けてFF仕様車も取り入れていますが、あくまでBMWの「駆けぬける歓び」を追求する3シリーズは、FR+4WDという姿勢を守っています。
また、セダン・ツーリングのエンジン規格は共通です。
実際のパフォーマンスに関してはボディタイプの違い×グレード×駆動輪で走行性能が決まりますが、同じグレード・駆動輪の場合、高速走行してしまえば大きな差は感じないかもしれません。
一般的にはツアラー系の方が、コーナリングや坂道に関しては左右に動く印象を受けやすいですが、FR仕様車は左右に振られる感覚が少なく感じるでしょう。
積載量や同乗人数がどのくらいかを全体的にふまえ、試乗して比較するのが良さそうです。
BMW 3シリーズの乗り心地を比較!安全装備は違う?
BMW 3シリーズはM仕様のモデルを除き、基本的にはフラットなシート形状を採用。
M仕様のモデルは、より身体にシートがフィットするカーレースからヒントを得たシートを採用しています。
また、セダンはクロスシート、ツーリング・グランツーリスモについてはレザーシートがエントリーモデルのシート仕様に。
想定されている用途(街乗りやアウトドアなど)に応じた快適な空間が設置されています。
ツーリングやグランツーリスモは、いざ後部座席に人を乗せても居住空間が少なくならないようスペースを設計していますが、やはりどの座席も安定しているのは「セダン」といえるでしょう。
セダンとツーリングに関しては安全性能はほぼ同じ仕様になっており、最新の「ドライビング・アシスト・プラス」も搭載されています。
ただし、グランツーリスモに関しては2020年現在でモデルのブラッシュアップを行っていないため「ドライビング・アシスト」を搭載している点などから見ると、安心性能に関してはツーリングモデルから選ぶのがオススメです。
BMW 3シリーズそれぞれの特徴をおさえて、あなたに合う一台を
BMW 3シリーズは基本的なコンセプトなどは共通しつつも、それぞれに利点や特徴があり、より相性の良いタイプがあります。
3シリーズは価格帯は500万円後半~700万円といったところですが、さらにハイスペックモデルを用意しているのも特徴です。
SEという価格帯を抑えてBMWの走りを体感できるグレードがあるのも、3シリーズのよいところですね。
重視するのは居住スペースの広さなのか、走りの感覚なのかといった点も含めて、お近くのショールームにぜひ足を運んでみてください。
試乗してみて比較するのも楽しいですよ。
なお、細かい各車両のスペックは過去のコラムも参考にしてくださいね。
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