2023.01.06
BMW iXの燃費(電費)や維持費は?内訳や総額もご紹介
ヤナセBMWの増田です。
サスティナブルを追求し、次世代モビリティーを革新する「BMW iX」。
最新世代のBMW e‐Driveテクノロジーとe‐AWDシステムを搭載し、長い航続可能距離と優れた走行性能を実現しています。
ハイパフォーマンスの電動モーターを前後に2基と高性能リチウムイオンバッテリーを搭載した、BMW初となる4輪駆動のBEV(バッテリー電気自動車)は、次世代のパイオニアモデルとして注目されています。
ガソリンを使わず電気だけで走行するため、維持費や燃費(電費)はどうなのか、気になるところですよね。
今回は、「BMW iX」の維持費の内訳や燃費(電費)・燃料費(電気代)の目安、年間の維持費を紹介します。
BMW iXの特徴は?燃費(電費)を詳しくチェック!
BMWの革新的なテクノロジーと最新技術の運転支援システムが組み込まれた「BMW iX」。
BMW iXは、SAV(スポーツ・アクティビティ・ビークル)をベースに、次世代を見据えたエクステリアとインテリアで独創性があり、機能性にも優れています。
その特徴や走行性能・排気量・燃費(電費)、基本スペックを見ていきましょう。
BMWiXの特徴
BMW iXのラインアップは、「iX xDrive40」「iX xDrive50」「iX M60」の3つです。
サスティナブルを追求し、効率に優れたBMW e‐Driveテクノロジーとe‐AWDシステムが、卓越した電気駆動パフォーマンスを発揮します。
エクステリア・デザインは、最新のエアロダイナミクス技術により高効率を追求した先進的なフォルム。
完全なるフレームレス・ドア、後方にリヤに向けて続くウインドー・グラフィック「ストリームフロー」など、すべてにおいて計算され、0.25という卓越した空気抵抗係数値を実現しました。
一段と大型化された垂直デザインのキドニー・グリルには、BMW iXの最新技術であるカメラ・テクノロジー、レーダー機能、最先端センサー・テクノロジーが搭載されています。
こういった機能は最新の「シャイ・テク」と呼ばれる設計で目立たないデザインになっているのも、BMW iXならではの魅力。
室内空間でも、オーディオスピーカーなどが見えないよう統合し、ボタン類もミニマル設計になっています。
ドライバー・オリエンテッドも継承され、インスツルメント・パネルにはBMWカーブド・ディスプレイを採用し操作性と視認性が向上しました。
一体化された14.9インチのコントロール・ディスプレイと12.3インチのインフォメーション・ディスプレイで構成され、音声やジェスチャー、タッチ・コントロールによる直感的な操作も可能となっています。
運転支援システムも全車に標準装備され、ドライビング・アシスト・プロフェッショナルが優れた快適性と最大限の安全性を実現。
さらに、パーキング・アシスト・プラスによって、駐車や後退時のステアリング操作をアシストしてくれます。
BMW iXの走行性能・排気量・燃費(電費)
BMW iXには「iX xDrive40」「iX xDrive50」「iX M60」が用意されています。
駆動方式は、すべて4輪駆動です。
走行性能や排気量、燃費(電費)について、それぞれ解説します。
BMW iX xDrive40
システム・トータル最高出力240kW(326ps)、システム・トータル最大トルク630Nm(64.2kgm)、6.1秒で時速100㎞/hに到達。
一充電走行距離(WLTCモード)は、455kmの航続可能距離があるため、日常生活においてストレスなく使用できます。
交流電力消費率は、WLTCモードで183Wh/kmです。
使用環境による交流電力量消費率は、以下のとおりとなっています。
- 市街地モード(信号や渋滞等の影響を受ける比較的低速な走行を想定):184Wh/km
- 郊外モード(信号や渋滞等の影響をあまり受けない走行を想定):174Wh/km
- 高速道路モード(高速道路での走行を想定):187Wh/km
BMW Chargingを利用すれば、最寄の充電ステーションを探し出せます。
DC急速充電150kWで充電すると、約40分以内で10〜80%を充電、10分の充電で95km以上の走行が可能です。
BMW iX xDrive50
システム・トータル最高出力385kW(523ps)、システム・トータル最大トルク765Nm(78.0kgm)、4.6秒で時速100㎞/hに到達する高いパフォーマンスを発揮。
一充電走行距離(WLTCモード)は、650kmの航続可能距離を実現し、あらゆるドライブシーンで活躍します。
交流電力消費率は、WLTCモードで190Wh/kmです。
使用環境による交流電力量消費率は、以下のとおりとなっています。
- 市街地モード:191Wh/km
- 郊外モード:181Wh/km
- 高速道路モード:196Wh/km
BMW iX xDrive40同様、BMW Chargingを利用すれば、最寄の充電ステーションを探し出せます。
同じくDC急速充電150kWで充電すると、約40分以内で10〜80%を充電、10分の充電で95km以上の走行が可能です。
BMW iX M60
BMW M社が手掛ける究極の電気自動車。
システム・トータル最高出力397kW(540ps)、システム・トータル最大トルク1,015Nm(103.5kgm)と、一見xDrive50と大差がない変わらないように見えます。
しかし、ローンチ・コントロール作動時、システム・トータル最高出力は455kW(619ps)、システム・トータル最大トルクは1,100Nm(112.2kgm)に到達し、驚異的なパフォーマンスを発揮。
3.8秒で時速100㎞/hに到達する記録を叩き出します。
一充電走行距離(WLTCモード)は、615kmの航続可能距離を実現し、あらゆるドライブシーンで活躍します。
交流電力消費率は、WLTCモードで199Wh/kmです。
使用環境による交流電力量消費率は、以下のとおりとなっています。
- 市街地モード:213Wh/km
- 郊外モード:195Wh/km
- 高速道路モード:198Wh/km
BMW Chargingを利用すれば、最寄の充電ステーションを探し出せます。
同じくDC急速充電充電すると、約35分で10〜80%を充電、10分の充電で120km以上の走行が可能と驚異的な速さです。
※ヨーロッパ仕様車値(参考値)
BMW iXの基本スペック
BMW iXの「xDrive40」「xDrive50」「iX M60」の基本スペックを見ていきましょう。
※2023年1月時点
サイズ
電気モーター
BMW iXのスペックやデザイン・性能についての詳しい情報はこちらのコラムもご覧ください。
BMW iXの燃料費(電気代)を含めた年間の維持費は?
「BMW iX」の年間での維持費はどのくらい必要なのでしょうか。
車検や自動車税・自動車保険料の内訳の目安を考慮しながら、算出していきましょう。
※2023年1月時点
年間の税金額
自動車を所有すると、「自動車税」と「重量税」の2つの税金が必要になります。
それぞれ、金額を紹介します。
自動車税
普通車の自動車税の金額は、車両の総排気量によって変わります。
「BMW iX」は電気自動車のため、総排気量1リッター以下に分類され年額25,000円になります。
電気自動車は、新規登録の翌年度に関しては自動車税のグリーン化特例により概ね75%軽減されるため、6,500円を5月末日までに支払います(以降は25,000円)。
適用期間は、2021年4月1日〜2023年3月31日の間に新車新規登録を行なった場合に限り、翌年度分について特例措置が適用されます。
※2019年10月1日以後に新規登録された車両の場合
詳しくは、国土交通省のグリーン化特例の概要をご覧ください。
重量税
重量税は車両重量によって料金が決まっています。
「BMW iX」の車両重量はxDrive40が2,410kg、xDrive50が2,560kg、「BMW iX M60」は2,600kg。
そのため、 xDrive40は2.5t以下の20,500円、xDrive50・iX M60は2.5t超〜3t以下の24,600円になります。
※継続検査等時、1年自家用、13年経過未満の場合
※エコカー減税の適用がない場合
ただし「BMW iX」はエコカー減税対象車で、新車登録時と初回車検時(継続検査)の自動車重量税は免税されるため0円です。
詳しくは国土交通省の自動車重量税額もご覧ください。
自動車保険料
自動車保険料には、自賠責保険料と任意保険料の2つがあります。
自賠責保険料
自賠責保険は、車を所有する場合には必ず契約する保険です。
交通事故を起こした場合に対人への損害を補償するもので、運転者の怪我や物的な損害(自動車の破損など)についての補償は対象外になります。
「BMW iX」を自家用乗用自動車として使用する場合、自賠責保険料は24ヶ月契約で20,010円です。
(2021年4月1日以降に保険期間の始期を有する場合)
※離島・沖縄以外の地域に適用の場合
任意保険料
任意保険は、契約者が任意で契約する保険です。
自賠責保険では補いきれない損害を補償するもので、運転者のケガや車の修理費用など、幅広く保証される保険で万が一に備えて加入しておくと安心です。
補償内容は、保険会社のプランによって様々で料金も異なります。
ドライバーが安心できる内容がそろったものを選んで契約しましょう。
車検費用
車検では、道路運送車両法で定められている安全性の確保のために、点検・整備・検査を行います。
車検費用は、「法定費用」「車検基本料」「部品交換費用」の3つです。
「法定費用」には、自動車重量税・自賠責保険料・印紙代があり、法律で定められた一律の金額となります。
印紙代は、車検の種類・車検を受ける場所・サイズや排気量で区分される車種によって変わります。
「BMW iX」は、新規検査の場合2,600円、2回目以降の継続検査なら2,300円が必要です。
※OSS(自動車保有関係手続のワンストップサービス)を利用して申請しない場合
「基本車検料」の内訳は、定期点検料・測定検査料・代行手数料で、業者側が自由に設定できます。
「部品交換費用」はパーツの劣化や消耗など、車両の劣化によって金額が異なり一概には言えませんが、専用バーツや部品は輸入するため国産車より割高と言われています。
あくまで目安ですが、BMWの車検費用は初回車検の場合は大きな修理や交換部品が発生しにくいため、合計で約15万円となります。
2回目以降は、交換する部品や修理も想定できるため、さらに数万円加算されると考えてください。
年間の燃料費(電気代)
「BMW iX」は電気自動車のため、燃料費は電気代を計算します。
「xDrive40」の交流電力消費率は、WLTCモードで183Wh/kmなので約57,000円。
「xDrive50」の交流電力消費率は、WLTCモードで190Wh/kmなので約59,000円です。
「iX M60」の交流電力消費率の場合、WLTCモードで199Wh/kmなので約62,000円になります。
※年間走行距離を10,000㎞、1Whの電気代を0.031円で計算しています。
BMW iXの年間維持費の合計
「BMW iX」の1年間の維持費の目安を「xDrive50」の場合で見ていきましょう。
- 自動車税:25,000円(2年目のみ6,250円)
- 重量税:24,600円(エコカー減税なしの場合)
- 自賠責保険:20,010円(24ヶ月契約)
- 車検費用:150,000円
- 燃料費(電気代):約59,000円(年間10,000㎞走行、交流電力消費率WLTCモード157kw/km、0.031円/Wkで計算)
合計すると約280,000円となります。
ただし、任意保険や駐車料金などは含まれておらず、車検代も変動するため1つの目安としてご参考ください。
BMW iXの燃費(電費)や維持費を知って検討を
最新のBMW e‐Driveテクノロジーとe‐AWDシステムを搭載し、高いクオリティーとパフォーマンスを兼ね備えた、次世代のパイオニアであるBMW iX。
卓越した電気駆動モーターの力強い加速と、長い航続可能距離を実現した新時代の「駆け抜ける喜び」を、体感してみてはいかがでしょう。
「BMW iX」の年間維持費の内訳は、自動車税や重量税といった税金、自動車保険料と車検代・燃料費(電気代)がかかり、目安としては約280,000円です。
利用状況などによっても目安の金額は変動しますので、あくまでも参考程度にしてくださいね。
今回紹介した燃費(電気代)・維持費を参考に、ぜひライフスタイルに合わせたベストな1台を選んでください!
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