2022.09.20

BMW xDriveとは？特徴や魅力を詳しくご紹介！

ヤナセBMWの増田です。

BMWといえばFR（フロントエンジン・後輪駆動）というイメージがありますが、xDriveという4輪駆動（4WD）タイプの車両もあります。

xDriveはただの4輪駆動ではなく、BMWならではの工夫が施されており、どんな状況下でも「駆けぬける歓び」を実現することが可能です。

今回は、そんなBMW xDriveの特徴や魅力について詳しくご紹介します。

BMW i7 xDrive60

BMW xDriveとはどんな車？

BMW xDriveとは、BMW独自のインテリジェント4輪駆動システム（4WD）のことです。

BMW xDriveによって、いかなる道路状況でも、BMWの掲げるテーマ「駆けぬける歓び」を実現することが可能に。

例えば、濡れた道路ではタイヤがスリップする危険がありますが、そのような危険を事前に察知し、最適な4輪のトラクション（牽引力）にすることで、安定した走行ができます。

また、滑りやすい雪道でも4輪のトラクションを最高レベルに保つことで、一般道さながらの走りが実現します。

続いて、上記のようないかなる状況下でも安定した走りを実現する「xDriveの構造と仕組み」について、解説していきましょう。

搭載モデルについてもご紹介します。

xDriveには、全輪を制御する電子制御式の多板クラッチが前輪と後輪の間に搭載されています。

これにより車速やステアリングの角度、路面への接地状況から道路状況を把握し、前後の駆動トルクを最適に配分することが可能に。

トルクの可変域はフロント0：リア100のFR状態から、フロント50：リア50という完全4輪駆動と幅広く、配分をスムーズに行うことができます。

そのため走行状況を把握した上で先読みし、さまざまな道路状況・走行状況に対応できる安定した走りが実現します。

xDriveが採用されているモデルは、以下のラインナップです。

BMW X5 MとBMW X5 M Competition

ここまでにBMW xDriveの大まかな特徴や構造と仕組みについて、お話ししてきました。

続いて、xDriveの特徴と魅力をさらに深堀りして解説します。

BMW xDriveはDSC（ダイナミック・スタビリティ・コントロール）と連携することで、道路状況や走行状況を常に把握し、車両が不規則な挙動を取る前に状況に合わせた最適なトルク配分にします。

DSCとは、車体を安定化させるための装置です。

DSCは、以下のような状況を読み取ることが可能です。

これらの情報を読み取り、状況を正確に判断することで「次に何が起きるか」を先読みし、トルク配分を行います。

例えば、高速でカーブに差し掛かる場面を想定してみましょう。

高速のままステアリングを切ると、オーバーステア（後輪が横滑りし、必要以上に曲がる）を起こしてしまう可能性があり危険です。

この場合、xDriveはフロントへのトルクの配分を増やすことでアンダーステア（前輪が横滑りし、必要以上に曲がる）のような状況を意図的に作り出します。

反対にアンダーステアに陥りそうなケースでは、リアへのトルクの配分を増やすことで、意図的にアンダーステアのような状況を作って安定性を保ちます。

BMW xDriveに乗るメリットは、快適で安全性の高いドライブを楽しめる点です。

何度かお伝えしているように、xDriveはいかなる状況下でも安定した走りを実現しています。

これによりストレスなく運転できることはもちろんのこと、安全性能も向上しています。

走行性能だけでなく、安全性能の高さも重視する方にとっては魅力的な一台です。

BMW xDriveはBMW独自の4輪駆動システムで、どんなシーンでも「駆けぬける歓び」を実現することが可能です。

全輪を制御する電子制御式の多板クラッチと、車体を安定化させる装置のDSCを組み合わせることにより、状況を先読みして最適なトルクに配分します。

濡れた道路や雪道、高速のカーブといった状況下でも、ストレスフルな運転が可能に。

高い安全性能も誇っているので、安全面が気になる方にとっても最適な一台です。

ぜひ一度お近くのショールームで試乗・体感してみてくださいね。

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