2022.02.24
BMW 2シリーズ グラン ツアラーの燃費や維持費は?内訳や総額もご紹介
ヤナセBMWの増田です。
コンパクトなボディながらも、最大7人の乗車が可能なマルチ・パーパス・ビークル(MPV)「BMW 2シリーズ グラン ツアラー」。
日本での販売は2015年から開始しています。
今回は、そんな「BMW 2シリーズ グラン ツアラー」を購入する前に知っておきたい特徴や魅力について、そして維持費の内訳や燃費・燃料費の目安、年間維持費の合計を紹介していきます。
「BMW 2シリーズ グラン ツアラー」はどんな車?燃費を詳しくチェック!
取り回しの良いコンパクトなボディサイズながらも、広々と余裕ある室内空間を確保した「BMW 2シリーズ グラン ツアラー」。
その特徴やグレードごとの走行性・排気量・燃費、基本スペックについて見ていきましょう。
「BMW 2シリーズ グラン ツアラー」の特徴
2014年に登場した「BMW 2シリーズ アクティブ ツアラー」の翌年2015年5月に日本に登場した「BMW 2シリーズ グラン ツアラー」。
5人乗りのBMW 2シリーズ アクティブ ツアラーと比べ、BMW 2シリーズ グラン ツアラーは、3列シート※で最大7人の乗車が可能なMPV(多目的車)です。
※オプション
全長4,585mm、全幅1,800mm、全高1,640mmと、7人乗りとは思えない取り回しの良いコンパクトサイズ。
一般的な機械式駐車場にも収まり、車の出し入れもしやすくなっています。
広々と余裕ある室内空間もポイントです。
ラゲージ・ルーム容量は通常時145Lですが、3列目シートを折りたたむと560Lに。
2列目および3列目シートを折りたたむと1,820Lに拡大します。
大量の荷物を収納することが可能なので、ご家族でのドライブ、アウトドアやキャンプ、長距離ドライブなど、多彩なシーンで活躍すること間違いなしです!
現行モデルでは、高効率なガソリン・エンジンを搭載した「218i グラン ツアラー Luxury」、クリーン・ディーゼル・エンジンを搭載した「218d グラン ツアラー Luxury」「218d xDrive グラン ツアラー Luxury」をラインアップ。
どのモデルを選んでも、BMWならではの卓越したドライビング・ダイナミクスを実現します。
「ドライビング・アシスト」も全車に標準装備し、安全走行をサポートしてくれます。
「BMW 2シリーズ グラン ツアラー」の走行性・排気量・燃費
現行モデルの「BMW 2シリーズ グラン ツアラー」には「218i グラン ツアラー Luxury」「218d グラン ツアラー Luxury」「218d xDrive グラン ツアラー Luxury」が用意されています。
それぞれの走行性能や排気量、燃費についてご紹介します。
218i グラン ツアラー Luxury
高効率な直列3気筒DOHCガソリン・エンジンを搭載。
最高出力103kW(140ps)、最大トルク220Nm(22.4kgm)を発揮します。
総排気量は1,498ccです。
燃費はJC08モードでは15.9km/Lとなっています。
WLTCモードでは13.5km/Lで、使用環境による燃費の変化は下記の通りです。
- 市街地モード(信号や渋滞などの影響を受ける比較的低速な走行を想定):10.1km/L
- 郊外モード(信号や渋滞などの影響をあまり受けない走行を想定):13.8km/L
- 高速道路モード(高速道路などでの走行を想定):15.6km/L
平成30年排出ガス基準を達成しています。
218d グラン ツアラー Luxury
直列4気筒DOHCディーゼル・エンジンを搭載した「BMW 218d グラン ツアラー Luxury」。
ディーゼル・エンジンならでは圧倒的な走りが特徴で、最高出力110kW(150ps)、最大トルク350Nm(35.7kgm)を発揮します。
総排気量は1,995cc。
燃費はJC08モードでは19.6km/Lとなっています。
WLTCモードでは16.7km/Lで、使用環境による燃費の変化は下記の通りです。
- 市街地モード:14.2km/L
- 郊外モード:15.7km/L
- 高速道路モード:19.0km/L
平成27年度燃費基準を+20%で達成し、平成30年排出ガス基準を達成しています。
218d xDrive グラン ツアラー Luxury
「BMW 218d xDrive グラン ツアラー Luxury」は、ディーゼル・エンジンと4輪駆動システム「xDrive」を搭載しています。
こちらにも直列4気筒DOHCディーゼル・エンジンを搭載し、最高出力110kW(150ps)、最大トルク350Nm(35.7kgm)を発揮。
総排気量は1,995ccです。
環境対応技術が数多く採用され、燃費はJC08モードで17.4km/Lとなっています。
WLTCモードでは15.6km/Lで、使用環境による燃費の変化は下記の通りです。
- 市街地モード:12.8km/L
- 郊外モード:14.7km/L
- 高速道路モード:18.1km/L
平成27年度燃費基準を+20%で達成し、平成30年排出ガス基準を達成しています。
「BMW 2シリーズ グラン ツアラー」の基本スペックもご紹介
「BMW 2シリーズ グラン ツアラー」の「218i グラン ツアラー Luxury」のスペックを参考に紹介します。
- 全長×全幅×全高(mm):4,585×1,800×1,640
- ホイールベース(mm):2,780
- エンジン:直列3気筒DOHCガソリン
- 総排気量(cc):1,498
- 最高出力(kW [ps] / rpm (EEC)):103 [140] /4,600
- 最大トルク(Nm [kgm] / rpm (EEC)):220 [22.4] /1,480-4,200
「BMW 2シリーズ グラン ツアラー」の燃料費を含めた年間の維持費は?
「BMW 2シリーズ グラン ツアラー」の年間の維持費はどのくらい必要となるのでしょうか?
車検や自動車税・自動車保険料の内訳の目安を考慮しながら算出していきましょう。
※2022年2月24日時点
年間の税金額
まずは自動車を所有すると必要となる2つの税金、自動車税と重量税についてです。
それぞれの金額をご紹介します。
自動車税
普通車の自動車税の金額は車両の総排気量によって変わります。
「218i グラン ツアラー Luxury」の総排気量は1,498cc。
1L超~1.5L以下の税率が適用され、年額30,500円の自動車税が課せられます。
「218d グラン ツアラー Luxury」「218d xDrive グラン ツアラー Luxury」の総排気量は1,995ccなので、自動車税は1.5L超~2L以下の税率が適用され、年額36,000円が課せられます。
※2019年10月1日以後に最初の新規検査をした車両の場合
重量税
重量税は車両重量によって料金が異なり、重量が重いほど税額が高くなります。
「BMW 2シリーズ グラン ツアラー」のそれぞれのグレードの車両重量は下記の通りです。
- 218i グラン ツアラー Luxury:1,590kg
- 218d グラン ツアラー Luxury:1,680kg
- 218d xDrive グラン ツアラー Luxury:1,740kg
どのグレードも~2,000kgなので、16,400円の重量税が必要となります。
※継続検査等時、1年自家用、13年経過未満の場合
※エコカー減税の適用がない場合
詳しくは国土交通省の自動車重量税額もご覧ください。
自動車保険料
自動車の保険には、自賠責保険料と任意保険料の2つがあります。
自賠責保険料
自賠責保険は、車を所有する場合には必ず契約する保険です。
交通事故を起こした場合に対人への損害を補償するもので、運転者の怪我や物的な損害(自動車の破損など)についての補償は対象外になります。
「BMW 2シリーズ グラン ツアラー」を自家用乗用自動車として使用する場合、自賠責保険料は24カ月契約で20,010円です。(2021年4月1日以降に保険期間の始期を有する場合)
※離島・沖縄以外の地域に適用の場合
任意保険料
自賠責保険は事故で運転者が怪我をした際や対物の補償には対応していないため、任意保険を契約することでもしもの時のために足りない部分を補います。
任意保険の料金は、契約者が契約する保険によって異なります。
補償内容も保険会社やプランによってさまざまなので、ドライバーが安心できる内容が揃ったものを選んで契約しましょう。
車検費用
車検では道路運送車両法で定められている安全性の確保のために、点検・整備・検査を行います。
「BMW 2シリーズ グラン ツアラー」の車検料には、基本車検料、法定費用、部品交換費用といった費用が含まれます。
基本車検料は車検をしてもらう業者によって異なります。
内訳は定期点検料、測定検査料、代行手数料で、金額を業者側が自由に設定できます。
法定費用には、自動車重量税、自賠責保険、印紙代があり、費用は法律で定められた一律の金額となります。
印紙代は新規検査の場合2,100円、2回目以降の継続検査なら1,800円が必要です。
部品交換費用はパーツの劣化やブレーキパッドの摩耗、オイル漏れなど、車両の劣化状況によって金額が異なります。
「BMW 2シリーズ グラン ツアラー」は輸入車ですので、国産車と比較するとメーカー専門部品は10~30%ほど割高になる傾向があります。
あくまで目安ですが、BMWの車検費用は初回車検の場合は大きな修理や交換部品が発生しにくいため、合計で約15万円となります。
「BMW 218d グラン ツアラー Luxury」で見ると内訳は車検整備費用の約10万円に、法定費用約4万円というところです。
ただし2回目以降の車検では交換する部品や修理も想定できるため、初回の車検費用よりも10万円以上高くなることも考えられます。
燃費と年間の燃料費
自動車の年間維持費で大きな差が出るのはガソリン代です。
ガソリン車の「218i グラン ツアラー Luxury」の場合、燃費はJC08モードで15.9km/L、WLTCモードで13.5km/Lでした。
例として年間10,000km走行、ガソリン代はハイオク176円/Lで計算すると、燃料費はJC08モードで約110,690円、WLTCモードで約130,370円となります。
「BMW 2シリーズ グラン ツアラー」の年間維持費の合計
「BMW 2シリーズ グラン ツアラー」の1年間の維持費の合計目安を、「BMW 218i グラン ツアラー Luxury」の場合で見ていきましょう。
- 自動車税:30,500円
- 重量税:16,400円(エコカー減税なしの場合)
- 自賠責保険:20,010円(24ヵ月契約)
- 車検費用:約100,000円(法定費用以外・初回の場合)
- 燃料費 :約110,690円(年間10,000km走行、燃料消費率JC08モード 15.9km/L、ハイオク176円/Lとして計算)
合計すると約277,000円となりますので、1つの目安としてご参考ください。
ただし、任意保険料や駐車場代、部品交換・修理代が増えるとさらに金額が変動するでしょう。
BMW 2シリーズ グラン ツアラーの燃費や維持費を知って検討を
日本で2015年に登場した「BMW 2シリーズ グラン ツアラー」。
コンパクトなボディながらも、最大7人の乗車が可能なMPVです。
BMWならではの卓越したドライビング・ダイナミクスが味わえるだけでなく、利便性や快適性も抜群!
室内のシートのアレンジが可能で、ラゲージ・ルーム容量は1,820Lまで拡大し、多彩なシーンで活躍するモデルです。
「BMW 2シリーズ グラン ツアラー」の年間維持費の内訳は、自動車税や重量税といった税金や、自賠責保険と任意保険の自動車保険料、そして車検費用や燃料費です。
「218i グラン ツアラー Luxury」の年間維持費の目安は約28万円ほどとなっています。
利用状況などによっても目安は変動しますので、あくまでも1つの参考としてくださいね。
今回の燃費・維持費紹介を参考に、ライフスタイルに合わせたベストな1台を選んでくださいね。
※一部、価格・基本性能等については変更になっている場合があります。ご不明な点はショールームへお気軽にお問い合わせください。
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