BMW X1とX2を徹底比較！特徴や走行性能、乗り心地は違う？

ヤナセBMWの増田です。

BMWの車両は奇数モデルがスタンダード仕様、偶数モデルがアレンジ仕様といわれており、それぞれの好みに合わせて車両のタイプを豊富なラインナップから選べるのが魅力。

よりスポーティーで爽快、そして抜群の積載量など使い勝手も良い「Xシリーズ」では、奇数モデルをSAV(スポーツ・アクティビティ・ビークル)、偶数モデルをSAC(スポーツ・アクティビティ・クーペ)と呼称しています。

一般的なSUVよりも、さらにBMWらしさを活かした車両であるのが特徴です。

今回はBMWのXシリーズのうち「X1」と「X2」を比較し、それぞれの個性について掘り下げていきます。

BMW のX1とX2は何が違う？基本スペックを比較！

X1とX２はそれぞれ違う個性を持ちつつも共通する部分が多い、まるで兄弟のような車両です。

X1とX2の第一印象としては、X1は骨太な顔も一部で見せる一方、X2はクーペをベースにしているためよりシャープなイメージを与えます。

それぞれの特徴を、スタンダードモデルを中心に確認してみましょう。

BMW X1の基本スペック

※ 「xDrive20i xLine」「xDrive20i M Sport」「xDrive25id xLine」「xDrive25id M Sport」は受注限定生産モデルです。

BMW X2の基本スペック

フロントから眺めるとX1よりX2の方が車高も低めで横に広く、ワイルドな印象を持ちます。

言い方を変えれば天井の低さにも関係してくるため、後部座席は若干X2の方が窮屈かもしれません。

X2は4ドアではありますがベースがクーペですので、より流線に近いフォルムを持ち、ラゲッジルームの容量は抑え目な設計となっています。

どちらもSAV／SACタイプの車両ですので、ラゲッジルームは後部座席折り畳みが可能で、アクティビティ用のグッズも積載可能なのがありがたいところといえますね。

カラー展開もX2の方が ガルバニック・ゴールドなど、ビビットなカラーを選択できるのも特徴の一つです。

BMW X1とBMW X2の走行性能はここが違う！

X1とX2は基本的に同じエンジンを使用しています。

しかし、車両のフォルムやシートの感覚が変われば、その走行性にも差が出てきます。

X1ｘDrive25iとX2 M35iが相対するモデルですが、この2モデルに関しては、X2 M35iがMモデルとしての立ち位置もあるため、より威力のあるエンジンが採用されています。

基本的な走行性能は同じですが、X2 M35iについてはMモデルである分、ラインナップ中のどの車両よりも加速・安定性のいずれも優れている印象を持ちます。

BMW X1とBMW　X2の乗り心地を比較！安全装備の違いは？

乗り心地についても、運転席に関しては強いこだわりがないのであれば、それほど差を感じないというのが第一印象です。

標準装備のシートやタイヤサイズも基本的には共通しています。

前席の車両イメージとしてX2の方が車高が低いのですが、その分運転席・助手席のシートの高さを調整し、視界の広さに大きな差異が発生しないようにアレンジされています。

見た目の幅広感や天井の低さによる圧迫感はそれほど感じず、乗り心地は快適でしょう。

ただし、後部座席については少々様子が変わります。

X1、X2共に5ドア仕様ではありますが、クーペがベースとなるX2はX1と比較して車両後部のデザインが内側に入っている傾向にあります。

そのため、後部座席の天井の圧迫度合いについては、敏感な方は気になるかもしれません。

安全性能についても基本的に標準装備となっているものは共通しています。

SAVであるX1とSACであるX2の走行性としては、よりなだらかなデザインになっているX2の方が高速走行に向いています。

裏を返せばX1は街乗りや悪路走行など、より安定性が求められる場所を走行するドライバーに向いています。

なお、オプションの違いとしてはX1は「Apple CarPlay プレパレーション」がサブスクリプション契約できるというのもおもしろいところですね。

BMW X1とBMW X2を比較すると使い方次第でオススメが変わる

BMW X1とBMW X2を比較すると、一見大きな違いはないようにも思えます。

実質価格帯も近く、相対するモデルの差は数万円程度となっていることから、より安いモデルを買おうかなと思う方もいるでしょう。

しかし、良く比較すると「安定性・悪路での走行性を高めたX1」「スタイリッシュ・スポーティーな走りと遊び心を追求したX2」と、その個性が見えてきます。

どちらのモデルが自分に向いているか、それぞれの詳細を書いたBMW X1、BMW X2のコラムもぜひ参考にしてくださいね。