2021.08.20
BMW X5の燃費や維持費をチェック!内訳や総額目安もご紹介
ヤナセBMWの増田です。
BMWのプレミアムSUVの「BMW X5」シリーズ。
2019年度には、輸入車SUVセグメントでBMW Xモデル累計販売台数1位を獲得した人気車種です。
力強さとエレガンスを感じさせるエクステリアは、トップに君臨する王者の風格すら感じさせます。
モデルにはガソリン車、ディーゼル車、プラグインハイブリッド車(PHEV)を取り揃え、走行性や維持費、環境性能などを比較して好みの車種を選択できるのも魅力です。
今回は、そんな「BMW X5」を購入する前に知っておきたい特徴や魅力についてと、維持費の内訳や燃費・燃料費の目安、年間維持費の合計目安をご紹介していきます。
BMW X5はどんな車?燃費を詳しくチェック!
人気車種である「BMW X5」は、BMWの「SAV(スポーツ・アクティビティ・ビークル)」として独自の個性を放つプレミアムSUVシリーズです。
「BMW X5」の特徴やグレードごとの燃費や排気量、走行性能や基本スペックについて見ていきましょう。
「BMW X5」の特徴
「BMW X5」はクロスオーバーSUVの人気車種。
力強さを感じさせる外観、洗練されたインテリア、パワフルなエンジンによるダイナミックな走り、そして最先端のテクノロジーを駆使した安全支援機能も備えたモデルです。
エクステリアは、迫力ある大型のキドニー・グリルによってダイナミックな印象に。
さらにアダプティブLEDヘッドライトや力強いエア・インテークなどを備え、スポーティでエレガントな雰囲気となっています。
洗練された内装も魅力で、「ウェルカム・ライト・カーペット」により、足元はドアまでの道が鮮やかに照らし出されます。
インテリアを優雅な空間に仕立てるのは「スカイ・ラウンジ・パノラマ・ガラス・サンルーフ」。
室内から太陽光や星の輝きを楽しめるのはもちろん、光源のない場所では「アンビエント・ライト」による多彩なカラーが空間を演出してくれます。
「BMW X5」のエンジンは、ガソリン、ディーゼル、プラグイン・ハイブリッドの3パターンがラインナップ。
いずれも搭載エンジンの魅力を最大限に活かしつつ、パワフルな出力によってドライビングを楽しめます。
さらに、最先端のテクノロジーを駆使した安全支援機能も充実。
ヨーロッパで自動車の安全性を評価する「ユーロNCAP」の衝突安全試験で最高評価を獲得しており、高い安全性と快適な乗り心地を実現したモデルとなっています。
「BMW X5」のグレードごとの走行性・排気量・燃費
現行モデルの「BMW X5」には「xDrive35d」「xDrive45e」「M50i」の3つのグレードがあり、ガソリン車、ディーゼル車、プラグインハイブリッド車がラインナップしています。
それぞれの走行性能や排気量、燃費についてご紹介します。
BMW X5 xDrive35d
直列6気筒DOHCディーゼルエンジンを搭載した「BMW X5 xDrive35d」。
ドライビング・ダイナミクスや燃費効率を高める「48V マイルド・ハイブリッド・テクノロジー」が搭載されています。
「48V マイルド・ハイブリッド・テクノロジー」では、48V スターター・ジェネレーターが電気駆動システムとして作動します。
さらに、スターター・ジェネレーターは電気を使って加速をブースト。
発進時や加速中のダイナミックな出力が可能となり、最高出力286ps、最大トルク66.3kgmという力強い走りをサポートしています。
「xDrive35d」の総排気量は2,992cc。
燃料消費率はJC08モードでは15.9km/L、WLTCモードでは12.4km/Lです。
燃費を渋滞時や高速道路走行時などの使用環境別に詳細に見ると下記のようになります。
- 市街地モード(信号や渋滞などの影響を受ける比較的低速な走行を想定):9.7km/L
- 郊外モード(信号や渋滞などの影響をあまり受けない走行を想定):12.7km/L
- 高速道路モード(高速道路などでの走行を想定):13.8km/L
これらの数値は「平成30年度燃費基準」や「2020年度燃費基準 WLTCモード」を達成しています。
BMW X5 xDrive45e
プラグイン・ハイブリッド・モデルの「BMW X5 xDrive45e」には、直列6気筒DOHCガソリンエンジンが搭載されています。
「xDrive45e」は充電電力での走行中はエンジンが作動せず、電気モーターだけのゼロ・エミッション走行で79.2kmの航続が可能(WLTCモードの場合)。
このパフォーマンスを引き出す「インテリジェント・エネルギー・マネジメント・システム」が、電気モーターと内燃エンジンを相互に制御しテクノロジーを連携させています。
「xDrive45e」の総排気量は2,997cc。
システム・トータル最高出力は394ps、そして61.2kgmのシステム・トータル最大トルクを発揮するパワフルなエンジン性能もポイントです。
ハイブリッド燃料消費率はJC08モードでは12.0km/L、WLTCモードでは10.3km/L。
使用環境ごとの燃費は下記の通りです。
- 市街地モード:8.4km/L
- 郊外モード:10.5km/L
- 高速道路モード:11.3km/L
力強い走りだけでなく高い環境性能も誇るモデルとなっています。
BMW X5 M50i
V型8気筒DOHCガソリンエンジンを搭載し、最高出力530ps、最大トルク76.5kgmのパワーと、0〜100km/h加速 4.3秒という驚愕のスピードを発揮する「BMW X5 M50i」。
走行性、快適性、効率性を高次元で融合させたM パフォーマンス・モデルです。
総排気量は4,394ccで、燃料消費率はJC08モードでは8.5km/L、WLTCモードでは8.0km/L。
使用環境ごとの燃費は下記の通りです。
- 市街地モード:5.2km/L
- 郊外モード:8.5km/L
- 高速道路モード:9.9km/L
Mツインパワー・ターボ・ガソリン・エンジンのパフォーマンスで、「駆けぬける歓び」を体感できるモデルとなっています。
「BMW X5」の基本スペックもご紹介
「BMW X5」の4代目「xDrive35d」のスペックを参考に紹介します。
- 全長×全幅×全高(mm):4,935×2,005×1,770
- ホイールベース(mm):2,975
- エンジン:直列6気筒DOHCディーゼル
- 総排気量(cc):2,992
- 最高出力(kW 〔ps〕 / rpm (EEC)):210〔286〕/4,000
- 最大トルク(Nm 〔kgm〕 / rpm (EEC)):650〔66.3〕/1,500-2,500
- トランスミッション:電子油圧制御式8速AT
BMW X5の年式については「「BMW X5」の年式は?モデルごとの特徴や変遷を解説!」も参考にしてみてくださいね。
BMW X5の燃料費を含めた年間の維持費は?
「BMW X5」の年間の維持費はどのくらい必要となるのでしょうか?
車検や自動車税・自動車保険料の内訳の目安を考慮しながら算出していきましょう。
年間の税金額
まずは自動車を所有すると必要となる2つの税金、自動車税と重量税について見ていきましょう。
それぞれの税額をご紹介します。
※2021年8月20日時点
自動車税
普通車の自動車税の料金は車両の総排気量によって異なります。
「xDrive35d」と「xDrive45e」では2.5L超3.0L以下の税率が適用され、自動車税は年額50,000円となります。
「M50i」では総排気量が4,394ccなので4.0L超4.5L以下の税率となり、年額は75,500円です。
※2019年10月1日以後に最初の新規検査をした車両の場合
重量税
重量税は車両重量によって料金が異なり、重量が重いほど税額が高くなります。
「BMW X5」のそれぞれのグレードの車両重量は下記の通りです。
- xDrive35d:2,260〜2,270kg
- xDrive45e:2,500 kg
- M50i:2,310kg
〜2,500kgだと20,500円の重量税が必要となります。
※継続検査等時、1年自家用、13年経過未満の場合
※エコカー減税の適用がない場合
詳しくは国土交通省の自動車重量税額もご覧ください。
自動車保険料
自動車の保険には、自賠責保険料と任意保険料の2つがあります。
自賠責保険料
自賠責保険は、車を所有する場合には必ず契約する保険です。
交通事故を起こした場合に対人への損害を補償するもので、運転者の怪我や物的な損害(自動車の破損など)についての補償は対象外になります。
「BMW X5」を自家用乗用自動車として使用する場合の自賠責保険料は、24か月契約で20,010円です。(2021年4月1日以降に保険期間の始期を有する場合)
※離島・沖縄以外の地域に適用
任意保険料
自賠責保険は、対人事故でも運転者の怪我の治療費の補償や対物の補償には対応していません。
そのため、任意保険を契約して自賠責保険だけでカバーしきれない部分を補います。
任意保険の料金は契約する保険のプランによって異なります。
補償内容も保険会社やプランによってさまざまなので、安心できる補償内容が揃ったものを選んで契約しましょう。
車検費用
車検では道路運送車両法で定められている安全性の確保のために、点検・整備・検査を行います。
「BMW X5」の車検料には、基本車検料、法定費用、部品交換費用といった費用が含まれます。
基本車検料は車検をしてもらう業者によって異なります。
内訳は定期点検料、測定検査料、代行手数料で、金額を業者側が自由に設定できます。
法定費用には、自動車重量税、自賠責保険、印紙代があり、費用は法律で定められた一律の金額となります。
印紙代は1,800円程度です。
あくまで目安ですが、BMWの車検費用は初回車検の場合は大きな修理や交換部品が発生しにくいため、合計で約14万円程度となります。
内訳としては車検整備費用の約10万円に、法定費用約4万円というところです。
ただし2回目以降の車検では交換する部品や修理も想定できるため、初回の車検費用よりも10万円以上高くなることも考えられます。
燃費と年間の燃料費
ガソリン代は、年間の維持費でもっとも金額に差が出る費用です。
「BMW X5 xDrive35d」の場合、燃費は2種類のモードによって異なり、JC08モードの燃費は15.9km/L、WLTCモードでは12.4km/Lです。
ディーゼル車ですので燃料には比較的安価な軽油を使用でき、経済的なモデルとなっています。
年間10,000km走行で軽油で計算すると、JC08モードの場合の年間の燃料費は約82,390円、WLTCモードの場合は約105,645円となります。
ガソリン車の「BMW X5 M50i」の燃費は、JC08モードでは8.5km/L、WLTCモードでは8.0km/L。
同じ走行距離で算出すると、JC08モードの年間の燃料費は約188,235円、WLTCモードの場合は約200,000円です。
※ガソリン代はハイオク160円/L、軽油131円/Lで計算
「BMW X5」の年間維持費の合計
「BMW X5」の1年間の維持費の合計目安を、「BMW X5 xDrive35d」の場合で見ていきましょう。
- 自動車税:50,000円
- 重量税:20,500円(エコカー減税なしの場合)
- 自賠責保険:20,010円(24ヵ月)
- 車検費用:約100,000円(法定費用以外・初回の場合)
- 燃料費 :約82,390円(年間10,000km走行、燃料消費率JC08モード 15.9km/L、軽油131円/Lとして計算)
合計すると約275,000円となりますので、1つの目安としてご参考ください。
ただし、任意保険料や駐車場代、部品交換・修理代が増えるとさらに金額が変動するでしょう。
BMW X5の燃費や維持費をチェックしてぴったりの1台を選ぼう
ガソリン、ディーゼル、プラグイン・ハイブリッドを取り揃えたBMWのプレミアムSUV「BMW X5」。
ダイナミックな外観やラグジュアリーな内装、力強さや環境性能も備えたエンジンや最先端のテクノロジーを駆使した安全支援機能など、魅力がたくさん詰まったモデルです。
「BMW X5」の年間維持費の内訳は、自動車税や重量税といった税金や、自賠責保険と任意保険の自動車保険料、そして車検費用や燃料費です。
「BMW X5 xDrive35d」の年間維持費の目安は約27.5万円ほどとなっています。
利用状況などによっても目安は変動しますので、あくまでも1つの参考としてくださいね。
今回の燃費・維持費の紹介を参考に、ライフスタイルに合わせたベストな1台を選んでくださいね。
※一部、価格・基本性能等については変更になっている場合があります。
ご不明な点はショールームへお気軽にお問い合わせください。
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