2022.04.15
「BMW Z4」の燃費や維持費は?内訳や総額もご紹介
ヤナセBMWの増田です。
ひと目で「BMWのロードスター」とわかる独創的なデザインが特徴のプレミアム・オープントップ・スポーツ・モデル「BMW Z4」。
日本では2003年に初代モデルが登場し、現行では3代目モデルを展開しています。
今回は、そんな「BMW Z4」を購入する前に知っておきたい特徴や魅力について、そして維持費の内訳や燃費・燃料費の目安、年間維持費の合計をご紹介していきます。
「BMW Z4」はどんな車?特徴や燃費を詳しくチェック!
2シーター・ロードスタータイプの「BMW Z4」。
ピュア・スポーツカーの走りを体感できることはもちろんのこと、ダイナミックで独創的なデザインで人々を魅了するモデルです。
「BMW Z4」の特徴やグレードごとの走行性・排気量・燃費、基本スペックについて見ていきましょう。
「BMW Z4」の特徴
「BMW Z4」は、オープンカーならではの開放感と非日常感が味わえる走り、スポーツカーとしての爽快な走りの両方を楽しめる「プレミアム・オープントップ・スポーツ・モデル」です。
日本では2003年に初代モデルが登場し、現在はフルモデルチェンジを経て3代目モデルを展開しています。
BMW Z4のエクステリアはダイナミックで独創的なデザインとなっており、「車の顔」とも言えるフロント・デザインも特徴的です。
BMWならではのキドニー・グリルはメッシュ・デザインが新採用され、グレードによって違いがあるところもポイントとなっています。
ドライバー・オリエンテッドなコックピットや、洗練された室内空間も特徴のひとつ。
トランク・ルーム容量も281Lと使いやすい広さを確保しています。
また、走行中であっても、わずか10秒でルーフの開閉が可能なソフトトップを採用(時速50km以下の場合)しており、俊敏性を高めているのも魅力です。
快適性も追求しており、最先端のドライビング・アシスト・システムや、AI技術を活用した革新的なテクノロジー「BMWインテリジェント・パーソナル・アシスタント(AI音声会話システム)」なども搭載。
ドライバーを安全にサポートします。
「BMW Z4」の走行性・排気量・燃費
「BMW Z4」は、パワフルで高性能なエンジンとエンジンの実力を最大限に引き出すサスペンションを搭載しており、ピュア・スポーツカーの走りを体感できる走行性が魅力です。
ソフトトップは軽量化と低重心化を図っており、数字上の馬力よりパワー感がありながらも燃費も十分と定評があります。
現行モデルのZ4には「Z4 sDrive20i M Sport」「Z4 M40i」が用意されています。
さらに詳しい走行性能や排気量、燃費についてご紹介していきましょう。
Z4 sDrive20i M Sport
2.0L 直列4気筒DOHCガソリン・エンジンを搭載。
最高出力145kW(197PS)、最大トルク320Nm(32.6kgm)の優れたパワーを発揮します。
総排気量は1,998ccです。
燃費はJC08モードでは14.9km/Lとなっています。
WLTCモードでは12.6km/Lで、使用環境による燃費の変化は下記の通りです。
- 市街地モード(信号や渋滞などの影響を受ける比較的低速な走行を想定):8.3km/L
- 郊外モード(信号や渋滞などの影響をあまり受けない走行を想定):13.4km/L
- 高速道路モード(高速道路などでの走行を想定):15.7km/L
平成30年排出ガス基準を達成しています。
Z4 M40i
3.0L 直列6気筒DOHCガソリン・エンジンを搭載した「Z4 M40i」。
最高出力285kW(387PS)、最大トルク500Nm(51.0kgm)もの圧倒的なパワーを発生し、ピュア・スポーツカーの走りを体感できます。
総排気量は2,997ccです。
燃費はWLTCモードでは11.6km/Lとなっております。
使用環境による燃費の変化は下記の通りです。
- 市街地モード:7.7km/L
- 郊外モード:12.1km/L
- 高速道路モード:14.2km/L
平成30年排出ガス基準を達成しています。
「BMW Z4」基本モデルのスペック
「BMW Z4」の「Z4 sDrive 20i M Sport」のスペックを参考に紹介します。
- 全長×全幅×全高(mm):4,335×1,865×1,305
- ホイールベース(mm):2,470
- エンジン:直列4気筒DOHCガソリン
- 総排気量(cc):1,998
- 最高出力(kW [ps] /rpm):145 [197] /4,500
- 最大トルク(Nm [kgm] /rpm):320 [32.6] /1,450-4,200
「BMW Z4」の燃料費を含めた年間の維持費は?
「BMW Z4」の年間の維持費はどのくらい必要となるのでしょうか?
車検や自動車税・自動車保険料の内訳の目安を考慮しながら算出していきましょう。
※2022年4月15日時点
年間の税金額
まずは自動車を所有すると必要となる2つの税金、自動車税と重量税についてです。
それぞれの金額をご紹介します。
自動車税
普通車の自動車税の金額は車両の総排気量によって変わります。
「Z4 sDrive20i M Sport」の総排気量は1,998ccです。
1.5L超~2L以下の税率が適用され、年額36,000円の自動車税が課せられます。
「Z4 M40i」の場合は総排気量が2,997ccで、自動車税は2.5L超~3L以下の税率が適用されるため、年額50,000円となります。
※2019年10月1日以後に最初の新規検査をした車両の場合
重量税
重量税は車両重量によって料金が異なり、重量が重いほど税額が高くなります。
「Z4 sDrive20i M Sport」の車両重量は1,490kgです。
~1,500kgとなりますので、重量税は12,300円が課税されます。
「Z4 M40i」の車両重量は1,580kg。
~2,000kgとなりますので、16,400円の重量税が必要となります。
※継続検査等時、1年自家用、13年経過未満の場合
※エコカー減税の適用がない場合
詳しくは国土交通省の自動車重量税額もご覧ください。
自動車保険料
自動車の保険には、自賠責保険料と任意保険料の2つがあります。
自賠責保険料
自賠責保険は、車を所有する場合には必ず契約する保険です。
交通事故を起こした場合に対人への損害を補償するもので、運転者の怪我や物的な損害(自動車の破損など)についての補償は対象外になります。
「BMW Z4」を自家用乗用自動車として使用する場合、自賠責保険料は24カ月契約で20,010円です。(2021年4月1日以降に保険期間の始期を有する場合)
※離島・沖縄以外の地域に適用の場合
任意保険料
自賠責保険は事故で運転者が怪我をした際や対物の補償には対応していないため、任意保険を契約することでもしもの時のために足りない部分を補います。
任意保険の料金は、契約者が契約する保険によって異なります。
補償内容も保険会社やプランによってさまざまなので、ドライバーが安心できる内容が揃ったものを選んで契約しましょう。
車検費用
車検では道路運送車両法で定められている安全性の確保のために、点検・整備・検査を行います。
「BMW Z4」の車検料には、基本車検料、法定費用、部品交換費用といった費用が含まれます。
基本車検料は車検をしてもらう業者によって異なります。
内訳は定期点検料、測定検査料、代行手数料で、金額を業者側が自由に設定できます。
法定費用には、自動車重量税、自賠責保険、印紙代があり、費用は法律で定められた一律の金額となります。
印紙代は新規検査の場合2,100円、2回目以降の継続検査なら1,800円が必要です。
部品交換費用はパーツの劣化やブレーキパッドの摩耗、オイル漏れなど、車両の劣化状況によって金額が異なります。
「BMW Z4」は輸入車ですので、国産車と比較するとメーカー専門部品は10~30%ほど割高になる傾向があります。
あくまで目安ですが、BMWの車検費用は初回車検の場合は大きな修理や交換部品が発生しにくいため、合計で約15万円となります。
「BMW Z4」で見ると内訳は車検整備費用の約10万円に、法定費用約4万円というところです。
ただし2回目以降の車検では交換する部品や修理も想定できるため、初回の車検費用よりも10万円以上高くなることも考えられます。
燃費と年間の燃料費
自動車の年間維持費で大きな差が出るのはガソリン代です。
ガソリン車の「BMW Z4 sDrive20i M Sport」の場合、燃費はJC08モードでは14.9km/L、WLTCモードで12.6km/L。
例として年間10,000km走行、ガソリン代はハイオク182円/Lで計算すると、燃料費はJC08モードで約122,000円、WLTCモードで約144,000円となります。
「BMW Z4」の年間維持費の合計
「BMW Z4」の1年間の維持費の合計目安を、「Z4 sDrive20i M Sport」の場合で見ていきましょう。
- 自動車税:36,000円
- 重量税:12,300円(エコカー減税なしの場合)
- 自賠責保険:20,010円(24ヵ月契約)
- 車検費用:約100,000円(法定費用以外・初回の場合)
- 燃料費 :約122,000円(年間10,000km走行、燃料消費率JC08モード 14.9km/L、ハイオク182円/Lとして計算)
合計すると約290,000円となりますので、1つの目安としてご参考ください。
ただし、任意保険料や駐車場代、部品交換・修理代が増えるとさらに金額が変動するでしょう。
「BMW Z4」の燃費や維持費を確認し理想の1台を選ぼう
ピュア・スポーツカーの走りを体感できるプレミアム・オープントップ・スポーツ・モデル「BMW Z4」。
日本登場は2003年で、現行モデルはフルモデルチェンジを経て3代目となりました。
BMW Z4は、パワフルで高性能なエンジンとエンジンの実力を最大限に引き出すサスペンションも搭載し、ピュア・スポーツカーの走りを体感できる走行性が魅力。
最先端のドライビング・アシスト・システムや、AI技術を活用したテクノロジーを搭載し、速さだけでなく快適性も追求している一台です。
ソフトトップは軽量化と低重心化を図り、パワー感がありながらも燃費も十分と定評があります。
「BMW Z4」の年間維持費の内訳は、自動車税や重量税といった税金や、自賠責保険と任意保険の自動車保険料、そして車検費用や燃料費です。
「BMW Z4」の年間維持費の目安は約29万円となっています。
利用状況などによっても目安は変動しますので、あくまでも1つの参考としてくださいね。
今回の燃費・維持費の紹介を参考に、ライフスタイルに合わせたベストな1台を選んでくださいね。
※一部、価格・基本性能等については変更になっている場合があります。ご不明な点はショールームへお気軽にお問い合わせください。
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