2021.12.01
BMW 7シリーズの燃費や維持費は?内訳や総額もご紹介
ヤナセBMWの増田です。
BMWのフラッグシップ・モデルである「BMW 7シリーズ」。
BMWの歴史と技術が集結し、力強い走りのパフォーマンス、堂々たる風格、優れた快適性を備えた、ラグジュアリー・セダンの真髄を極めたモデルとなっています。
初代モデルの販売は日本では1990年からで、フルモデルチェンジを経て現在は5代目となるモデルを展開しています。
今回は、そんな「BMW 7シリーズ」を購入する前に知っておきたい特徴や魅力についてや、維持費の内訳や燃費・燃料費の目安、年間維持費の合計を紹介していきます。
BMW 7シリーズはどんな車?燃費を詳しくチェック!
「BMW 7シリーズ」は、BMWが誇るフラッグシップ・セダンです。
その特徴やグレードごとの燃費や排気量、基本スペックについて見ていきましょう。
「BMW 7シリーズ」の特徴
「BMW 7シリーズ」は、ハイパフォーマンスな走行性能と威厳あるデザイン、最先端の運転支援テクノロジーを備えたシリーズ。
現在は5代目となるモデルを展開しています。
「BMW 7シリーズ」のエクステリアは全体から非凡なオーラを放つ存在感。
フロントのシャープなレーザーライトや大型キドニー・グリル、サイドのエア・ブリーザーなどによって、威厳をたたえた表情と気品が演出されています。
インテリアには最上級のマテリアルが採用され、エレガントな雰囲気に。
ウェルカム・ライトが車内に乗り込む際に点灯し、降車時にはグッバイ・ライトに見送られるなど、ラグジュアリーな演出も楽しめます。
最先端の安全支援システムにも注目です。
超高速画像処理プロセッサーと3眼カメラが数々の運転支援テクノロジーを実現し、あなたと同乗者の安心やドライブの快適さをサポート。
さらに、先進テクノロジーによるコネクティビティも快適性を向上させています。
BMWコネクテッド・ドライブは、車内のスクリーンやスマートフォンから、目的地やレストラン情報、最新の天気、到着時刻などの検索を可能に。
エンターテイメントまでもサポートしてくれる先進機能となっています。
「BMW 7シリーズ」のグレードごとの走行性・排気量・燃費
現行モデルの「BMW 7シリーズ」には「740i/Li」「740d/Ld」「745e/Le」「750i/Li」「M760Li」の5つのグレードが用意されています。
それぞれの走行性能や排気量、燃費についてご紹介します。
BMW 740i/Li
直列6気筒DOHCガソリンエンジンを搭載した「BMW 740i」「BMW 740Li」。
最大出力は250kW〔340ps〕/5,500rpm、最大トルクは450Nm〔45.9kgm〕/1,500-5,200rpmとなっています。
総排気量は2,997cc。
燃費はJC08モードで12.1km/Lとなっています。
WLTCモードでは10.8km/Lで、使用環境による燃費の変化は下記の通りです。
- 市街地モード(信号や渋滞などの影響を受ける比較的低速な走行を想定):7.7km/L
- 郊外モード(信号や渋滞などの影響をあまり受けない走行を想定):10.9km/L
- 高速道路モード(高速道路などでの走行を想定):13.1km/L
平成30年度排出ガス基準を達成し、JC08モードでは平成27年度燃費基準を+10%で達成しています。
BMW 740d/Ld
直列6気筒DOHCディーゼルエンジンを搭載した「BMW 740d」「BMW 740Ld」。
BMWのクリーン・ディーゼル・モデルとなっており、軽油で走行可能なため燃料費を比較的安く抑えられるのも特徴です。
総排気量は2,992ccで、最高出力は235kW〔320ps〕、最大トルクは680Nm〔69.3kgm〕。
燃費はJC08モードでは14.3km/Lとなっています。
WLTCモードでは13.1km/Lで、使用環境による燃費の変化は下記の通りです。
- 市街地モード:10.2km/L
- 郊外モード:12.3km/L
- 高速道路モード:15.8km/L
平成27年度燃費基準を+20%で達成し、平成30年度排出ガス基準を達成。
「BMW 740d」はJC08モードでのみ2020年度燃費基準を達成し、「BMW 740Ld」はWLTCモードでも達成しています。
BMW 745e/Le
環境性能に優れたプラグイン・ハイブリッド・モデルの「BMW 745e」「BMW 745Le」。
走行性能も劣ることなく、最大トルクは450Nm〔45.9kgm〕/1,500-3,500rpmを誇ります。
「BMW 745e」の1回の充電による電力のみを使用した走行距離は、JC08モードでは47.2km、WLTCモードでは50.4kmを達成。
日常のドライブであれば、外部電力のパワーだけでまかなうことも可能です。
総排気量は2,997ccで、燃費はJC08モードでは11.7km/Lとなっています。
WLTCモードでは12.0km/Lで、使用環境による燃費の変化は下記の通りです。
- 市街地モード:8.5km/L
- 郊外モード:12.9km/L
- 高速道路モード:14.0km/L
平成30年度排出ガス基準を達成しています。
BMW 750i/Li
ハイパワーなV型8気筒DOHCガソリンエンジンを搭載した「BMW 750i」「BMW 750Li」。
最高出力は390kW〔530ps〕、最大トルクは750Nm〔76.5kgm〕という強烈な走りのパフォーマンスを発揮します。
総排気量は4,394cc。
燃費はJC08モードでは8.6km/Lとなっています。
WLTCモードでは8.4km/Lで、使用環境による燃費の変化は下記の通りです。
- 市街地モード:5.2km/L
- 郊外モード:8.8km/L
- 高速道路モード:10.8km/L
平成30年度排出ガス基準を達成しています。
BMW M760Li
M パフォーマンス・モデルの「BMW M760Li」が搭載しているのは、V型12気筒BMW Mツインパワー・ターボ・ガソリン・エンジン。
最高出力448kW〔609ps〕、最大トルク850Nm〔86.7kgm〕という桁違いのパワーを実現します。
息をのむようなダイナミクスと卓越した快適性で、最高峰の走りのパフォーマンスを発揮する、まさに「BMW 7シリーズ」の頂点に立つモデルとなっています。
総排気量は6,591ccで、燃費はJC08モードでは6.9km/Lとなっています。
WLTCモードでは6.7km/Lで、使用環境による燃費の変化は下記の通りです。
- 市街地モード:4.0km/L
- 郊外モード:7.0km/L
- 高速道路モード:8.9km/L
平成30年度排出ガス基準を達成しています。
「BMW 7シリーズ」の基本スペックもご紹介
「BMW 7シリーズ」の「740i」のスペックを参考に紹介します。
- 全長×全幅×全高(mm):5,125×1,900×1,480
- ホイールベース(mm):3,070
- エンジン:直列6気筒DOHCガソリン
- 総排気量(cc):2,997
- 最高出力(kW [ps] / rpm (EEC)):250〔340〕/5,500
- 最大トルク(Nm [kgm] / rpm (EEC)):450〔45.9〕/1,500-5,200
BMW 7シリーズの燃料費を含めた年間の維持費は?
「BMW 7シリーズ」の年間の維持費はどのくらい必要となるのでしょうか?
車検や自動車税・自動車保険料の内訳の目安を考慮しながら算出していきましょう。
年間の税金額
まずは自動車を所有すると必要となる2つの税金、自動車税と重量税についてです。
それぞれの金額をご紹介します。
※2021年12月1日時点
自動車税
普通車の自動車税の金額は車両の総排気量によって変わります。
「740i/Li」と「745e/Le」の総排気量は2,997cc、「740d/Ld」の総排気量は2,992ccとなっています。
これらの車両には2.5L超3.0L以下の税率が適用され、年額50,000円の自動車税が課せられます。
「750i/Li」の総排気量は4,394ccで4.0L超4.5L以下の税率となるため、年額は75,500円。
「M760Li」の総排気量は6,591ccのため、6.0L超の税率である年額110,000円が課せられます。
※2019年10月1日以後に最初の新規検査をした車両の場合
重量税
重量税は車両重量によって料金が異なり、重量が重いほど税額が高くなります。
「BMW 7シリーズ」のそれぞれのグレードの車両重量は下記の通りです。
- 740i:1,880~1,900kg
- 740Li:2,010kg
- 740d/Ld:2,070~2,170kg
- 745e/Le:2,090~2,260kg
- 750i/Li:2,110~2,200kg
- M760Li:2,320kg
「740i」は~2,000kgなので16,400円、その他のグレードは~2,500kgなので20,500円の重量税が必要となります。
※継続検査等時、1年自家用、13年経過未満の場合
※エコカー減税の適用がない場合
詳しくは国土交通省の自動車重量税額もご覧ください。
自動車保険料
自動車の保険には、自賠責保険料と任意保険料の2つがあります。
自賠責保険料
自賠責保険は、車を所有する場合には必ず契約する保険です。
交通事故を起こした場合に対人への損害を補償するもので、運転者の怪我や物的な損害(自動車の破損など)についての補償は対象外になります。
「BMW 7シリーズ」を自家用乗用自動車として使用する場合の自賠責保険料は、24カ月契約で20,010円です。(2021年4月1日以降に保険期間の始期を有する場合)
※離島・沖縄以外の地域に適用の場合
任意保険料
自賠責保険は事故で運転者が怪我をした際や対物の補償には対応していないため、任意保険を契約することでもしもの時のために足りない部分を補います。
任意保険の料金は、契約者が契約する保険によって異なります。
補償内容も保険会社やプランによってさまざまなので、ドライバーが安心できる内容が揃ったものを選んで契約しましょう。
車検費用
車検では道路運送車両法で定められている安全性の確保のために、点検・整備・検査を行います。
「BMW 7シリーズ」の車検料には、基本車検料、法定費用、部品交換費用といった費用が含まれます。
基本車検料は車検をしてもらう業者によって異なります。
内訳は定期点検料、測定検査料、代行手数料で、金額を業者側が自由に設定できます。
法定費用には、自動車重量税、自賠責保険、印紙代があり、費用は法律で定められた一律の金額となります。
印紙代は新規検査の場合2,100円、2回目以降の継続検査なら1,800円が必要です。
部品交換費用はパーツの劣化やブレーキパッドの摩耗、オイル漏れなど、車両の劣化状況によって金額が異なります。
「BMW 7シリーズ」は輸入車ですので、国産車と比較するとメーカー専門部品は10~30%ほど割高になる傾向があります。
あくまで目安ですが、BMWの車検費用は初回車検の場合は大きな修理や交換部品が発生しにくいため、合計で約15万円程度となります。
「BMW 740i」で見ると内訳は車検整備費用の約10万円に、法定費用4万円というところです。
ただし2回目以降の車検では交換する部品や修理も想定できるため、初回の車検費用よりも10万円以上高くなることも考えられます。
燃費と年間の燃料費い
自動車の年間維持費で大きな差が出るのはガソリン代です。
ガソリン車の「BMW 740i」の燃費は、JC08モードで12.1km/L、WLTCモードで10.8km/Lでした。
例えば年間10,000km走行、ガソリン代はハイオク170円/Lで計算すると、燃料費はJC08モードで140,496円、WLTCモードで157,407円となります。
「BMW 7シリーズ」の年間維持費の合計
「BMW 7シリーズ」の一年間の維持費の合計目安を、「BMW 740i」の場合で見ていきましょう。
- 自動車税:50,000円
- 重量税:16,400円(エコカー減税なしの場合)
- 自賠責保険:20,010円(24ヵ月)
- 車検費用:約100,000円(法定費用以外・初回の場合)
- 燃料費 :約140,496円(年間10,000km走行、燃料消費率JC08モード 12.1km/L、ハイオク170円/Lとして計算)
合計すると約327,000円となりますので、1つの目安としてご参考ください。
ただし、任意保険料や駐車場代、部品交換・修理代が増えるとさらに金額が変動するでしょう。
BMW 7シリーズの燃費や維持費をチェックして理想の1台を
BMWが誇るフラッグシップ・モデルの「BMW 7シリーズ」。
パワフルな走りのパフォーマンスや威厳のあるデザイン、最上級の内装、最先端の運転支援テクノロジーなどを搭載したラグジュアリー・セダンです。
「BMW 7シリーズ」の年間維持費の内訳は、自動車税や重量税といった税金や、自賠責保険と任意保険の自動車保険料、そして車検費用や燃料費です。
「BMW 740i」の年間維持費の目安は約33万円ほどとなっています。
利用状況などによっても目安は変動しますので、あくまでも1つの参考としてくださいね。
今回の燃費・維持費紹介を参考に、ライフスタイルに合わせたベストな1台を選びましょう。
※一部、価格・基本性能等については変更になっている場合があります。ご不明な点はショールームへお気軽にお問い合わせください
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