2023.07.28
BMWデジタル・キーとは?特徴や機能をわかりやすくご紹介
ヤナセBMWの増田です。
BMWの鍵には様々な種類があり、その中の一つに「BMW デジタル・キー」があります。
「どのような機能があるのだろう」「使いこなせるのだろうか?」と気になることも多いですよね。
そこで、今回は「BMW デジタル・キー」について、特徴や機能とあわせて、使い方や最新情報まで詳しくご説明します。
BMW車に乗るならば知っておきたい機能ばかりですので、ぜひ参考にしてください。
BMWデジタル・キーとは?特徴や機能をご紹介
「BMWデジタル・キー」は、スマートフォンやスマートウォッチなどを利用して、車の操作ができるキー機能。
不正アクセスの心配がない、安全で安心なバーチャルキーとして利用可能です。
BMWデジタル・キーの機能
BMWデジタル・キーは、以下の5つの機能を持っています。
- モバイル端末を車両のバーチャル・キーとして利用
- 家族や友人など最大5台の端末でキーを共有
- 共有キーはユーザーごとに車両機能を制限可能
- BMWデジタル・キーを自分のBMW IDにひも付け
- iOS、Androidのスマートフォンやスマートウォッチで利用
機能を利用するには、専用アプリ「My BMW」の指示に従って、車本体とモバイル端末をペアリングするだけの簡単なもの。
スマートフォンの場合、ウォレット機能にBMWデジタル・キーが登録され、その後はスマートフォンのロックを解除しなくても利用できます。
なお、利用可能な機能はモデル、装備、お使いのモバイル端末およびアプリ設定によって異なります。
専用アプリ「My BMW」については、下記コラムで詳しくご紹介していますので、あわせてご覧ください。
BMWデジタル・キーの特徴
BMWデジタル・キーには、以下のような特徴があります。
- 安全で確実な自動認識
- キーの共有
- 共有メンバーの機能制限
BMWデジタル・キーの最大の特徴は、安全で確実な自動認識です。
スマートフォンのロックを解除しなくても、ドアハンドル付近に近づけるだけで、車両がキーを自動認識するので、両手がふさがっているようなタイミングにも便利!
さらに、スマートフォンの充電が切れてしまったときや、インターネット接続ができないときでも、iPhoneであれば最長5時間まで通常と同じように利用できます。
また、キーの共有はスマートフォンのOS環境にこだわりません。
メインメンバーとiOSでもAndroidでもどちらでも共有可能な上、メインユーザーは共有メンバーの機能制限がかけられるので、家族や友人との共有時でも安心です。
なお、制限できるのは、加速度や最高速度などの機能です。
BMWデジタル・キーの使い方
BMWデジタル・キーは設定が完了すれば、すぐに利用できます。
BMWデジタル・キーの使い方について説明しましょう。
ロックを解除する方法
BMWデジタル・キーを利用して、BMWのロック/ロックを解除することが可能です。
BMWのロックを解除するには、モバイル端末(iPhoneなど)の背面上部を運転席のドアハンドルの近くまで持っていきます。
端末のロックを解除したり、専用アプリ「My BMW」を開いたりする必要はありません。
車両がBMWデジタル・キーを自動認識し、ロックが解除できます。
端末の充電が切れている場合でも問題ありません。
デフォルトになっているエクスプレスモードをONにしていても、iPhoneであればBMWデジタル・キーを最大5時間まで、通常通り使用できます。
エンジンを始動する方法
BMWデジタル・キーでエンジンを始動するには、モバイル端末(iPhoneなど)を車内のスマートフォントレイに置き、スタート/ストップボタンを押します。
BMWデジタル・キー・プラスとは?その機能を確認
BMWデジタル・キーをさらに進化させた「BMWデジタル・キー・プラス」についてもご紹介します。
BMWデジタル・キー・プラスとは?
BMWデジタル・キー・プラスとは、BMWデジタル・キーにさらなる拡張機能を持たせ、快適性を向上させたものです。
これは、UWB(Ultra Wide Band/ウルトラ・ワイド・バンド)技術を車両に搭載したことによって実現しました。
UWB技術とは?
「UWB技術」とはなんのことでしょうか。
BluetoothやWi-Fiといった無線技術はすでに使っている方も多いと思いますが、UWB技術も同じような近距離間での電波式無線通信プロトコル(電気的規格)で、他の無線技術に比べて、セキュリティ・レベルが非常に高いといわれています。
UWB技術の最大の特徴は高い正確性と位置検出機能です。
最大20mの範囲内での位置検出が可能なため、車のバーチャル・キーとして利用することは、車両位置を正確に特定することに役立ちます。
UWB技術がBMWデジタル・キー・プラスに搭載されることで、キーの位置を正確に検出します。
その結果、BMWデジタル・キー・プラスを所有した人が近づくのを検知すると、車が自動でロックを解除したり、ライトを点灯させたりなど、設定された機能を作動させることができるのです。
BMWデジタル・キー・プラスの機能
BMWデジタル・キー・プラスの最大の機能は、モバイル端末(iPhoneなど)をハンドル部分にかざすことなく、ドアのロックを解除できることです。
バッグの中やポケットの中にしまったままでも大丈夫。
買い物帰りなど両手が荷物でいっぱいのときでも、近づくだけでロック解除できます。
また、モバイル端末を特定の場所にセットしなくても車両を起動できるのも特徴です。
その他の特徴的な機能には、以下のようなものがあります。
- BMWデジタル・キー・プラスを持つ人専用のお出迎え
- リモートパーキング
- My BMWを利用した機能操作
車に近づくと、車両のグレート・エントランス・モーメントがBMWデジタル・キー・プラスを認識しドアロックを解除するとともに、ウェルカム・ライト・カーペットが光ってお出迎え。
車内に入ると、名前やプロフィール画面が表示され、BMWデジタル・キー・プラスを持つ人の設定へと調整されます。
また、BMWデジタル・キー・プラスを利用することで車に乗っていなくても所定の駐車場への入出庫が可能となる、リモートパーキング機能が使えます。
サイドに壁がせまっていて、ドアの開閉が難しいような駐車場での利用にも便利です。
さらに、専用アプリ「My BMW」を利用して、リモート操作でラゲージルームやウインドウの開閉をすることも可能です。
なお、利用可能な機能は、モデル、装備、使っているモバイル端末およびアプリ設定によって異なります。
BMWデジタル・キー・プラスの対応デバイス
BMWデジタル・キー・プラスは、iOSを搭載したiPhoneならびにApple Watchで、2021年から利用が開始。
2023年4月、ドイツ本国のプレスリリースで「互換性のあるAndroidデバイスでもデジタル・キー・プラスが利用できる」と発表されました。
Google「Google Pixel 6 Pro」「Google Pixel 7 Pro」や、Samsung※「Galaxy S23+」「Galaxy S23 Ultra」などといった現行モデル、および適切なハードウェアを搭載した現行以外のモデルでもデジタル・キー・プラスをセットアップできると発表されています(対応OS:Android13.1以降)。
※「Samsung Wallet」を使用する市場のみ
バーレーン、デンマーク、フィンランド、フランス、ドイツ、イタリア、韓国、ノルウェー、スペイン、スウェーデン、スイス、アラブ首長国連邦、英国、カタール
なお、ドイツ本国のプレスリリースによると、Androidの互換性は2022年11月以降に製造された、BMWデジタル・キー・プラス対応車両で利用可能とのこと。
今後、ソフトウェアのアップグレードによって2022年11月以前に製造されたBMWデジタル・キー・プラス対応車両にも機能が拡張される予定となっています。
日本において、BMWデジタル・キーに対応するAndroid 搭載端末は「Google Pixel 6」および「Google Pixel 7」(どちらもPro含む)となっております。
詳しくは、お近くのショールームまでお問い合わせください。
BMW デジタル・キーの機能と利便性を体験しよう!
BMW デジタル・キーはモバイル端末をバーチャルキーとして利用できる機能です。
最大5台の端末でキーを共有でき、メインユーザーは共有ユーザーの車両機能を制限することもできます。
BMW デジタル・キーには、端末をドアハンドル付近に近づけるだけで、自動でロックを解除できる機能や、車内の所定の位置にスマートフォンを置くことでエンジンを始動できる機能などが含まれています。
さらに、BMW デジタル・キーはBMW デジタル・キー・プラスとして進化しています。
BMW デジタル・キー・プラスは、スマートフォンをポケットの中などにしまったままでもドアロックを解除したり、エンジンを始動したりできますよ。
搭載されたUWB技術によって位置特定の精度が向上したことで、快適性が大きく向上したといえるでしょう。
快適かつ便利なBMW デジタル・キーは、お近くのショールームで体験できます。
気になる方は、ぜひ、ショールームに足を運んでみてくださいね。
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