BMW 8シリーズ クーペの燃費や維持費は？内訳や総額もご紹介

ヤナセBMWの増田です。

 

パワー、操作性、そして快適性においてハイグレードを極めた、BMW史上最高峰のフラッグシップ・モデル、「BMW 8シリーズ クーペ」。

 

初代モデルの販売は日本では1990年からで、フルモデルチェンジを経て現在は2代目となるモデルを展開しています。

 

今回は、そんな「BMW 8シリーズ クーペ」を購入する前に知っておきたい特徴や魅力について、そして維持費の内訳や燃費・燃料費の目安、年間維持費の合計を紹介していきます。

 

 

BMW 8シリーズ クーペはどんな車？燃費を詳しくチェック！

「BMW 8シリーズ クーペ」は、至高のクオリティと最大限のパフォーマンスが完璧に融合したラグジュアリー・クーペです。

 

その特徴やグレードごとの走行性・排気量・燃費、基本スペックについて見ていきましょう。

 

「BMW 8シリーズ クーペ」の特徴

BMW史上最高峰のフラッグシップ・モデルである「BMW 8シリーズ クーペ」。

すべての性能においてハイグレードなこのモデルの中でも特に見逃せないのが、デザインと走りのパフォーマンスです。

 

スポーツカーのDNAとBMWラグジュアリー・クラスのエレガンスが息づくエクステリア・デザイン。

ボディに描かれたラインの一本一本がパーフェクトな外観に。

 

インテリアのデザインにも、妥協のないこだわりが感じられます。

巧緻なコントラスト・ステッチや厳選された素材、数々の優美な装飾によって、ラグジュアリーでエクスクルーシブな室内空間となっています。

 

パワフルなエンジンを搭載し、それぞれのグレードで優れたドライビング・ダイナミクスを発揮。

さらに、優れた燃費効率や魅力的なサウンドにチューニングされたエンジン音も、走りへの純粋な興奮を搔き立てます。

 

「BMW 8シリーズ クーペ」は、至高のデザイン性と最大限の走りのパフォーマンス、さらに高い快適性や卓越した俊敏性によって、最高峰のドライビングを堪能できる一台となっています。

 

「BMW 8シリーズ クーペ」のグレードごとの走行性・排気量・燃費

現行モデルの「BMW 8シリーズ クーペ」には「840i」「840d」「M850i」の3つのグレードが用意されています。

 

それぞれの走行性能や排気量、燃費についてご紹介します。

BMW 840i

直列6気筒DOHCガソリンエンジンを搭載した「BMW 840i」。

最大出力は250kW〔340ps〕/5,000rpm、最大トルクは500Nm〔51.0kgm〕/1,600-4,500rpmとなっています。

 

総排気量は2,997cc。

燃費はJC08モードで12.4km/Lとなっています。

WLTCモードでは11.3km/Lで、使用環境による燃費の変化は下記の通りです。

• 市街地モード（信号や渋滞などの影響を受ける比較的低速な走行を想定）：8.0km/L
• 郊外モード（信号や渋滞などの影響をあまり受けない走行を想定）：11.6km/L
• 高速道路モード（高速道路などでの走行を想定）：13.4km/L

 

平成30年度排出ガス基準を達成しています。

 

BMW 840d

直列6気筒DOHCディーゼルエンジンを搭載した「BMW 840d」。

BMWのクリーン・ディーゼル・モデルとなっており、軽油で走行可能なため燃料費を比較的安く抑えられるのも特徴です。

 

総排気量は2,992ccで、最高出力は235kW〔320ps〕/4,400rpm、最大トルクは680Nm〔69.3kgm〕/1,750-2,250rpmと、トルクではガソリン車に負けないパワーを発揮。

 

燃費はJC08モードでは14.1km/Lとなっています。

WLTCモードでは12.5km/Lで、使用環境による燃費の変化は下記の通りです。

• 市街地モード：9.7km/L
• 郊外モード：11.9km/L
• 高速道路モード：14.9km/L

 

平成27年度燃費基準を+20％で達成し、平成30年度排出ガス基準を達成しています。

 

BMW M850i

M パフォーマンス・モデルの「BMW M850i」が搭載しているのは、V型8気筒DOHCガソリン・エンジン。

最高出力390kW〔530ps〕/5,500rpm、最大トルク750Nm〔76.5kgm〕/1,800-4,600rpmという優れたドライビング・ダイナミクスを実現します。

 

総排気量は4,394ccで、燃費はJC08モードでは9.3km/Lとなっています。

WLTCモードでは8.1km/Lで、使用環境による燃費の変化は下記の通りです。

• 市街地モード：5.3km/L
• 郊外モード：8.6km/L
• 高速道路モード：10.1km/L

 

平成30年度排出ガス基準を達成しています。

 

「BMW 8シリーズ クーペ」の基本スペックもご紹介

「BMW 8シリーズ クーペ」の「840i」のスペックを参考に紹介します。

• 全長×全幅×全高（mm）：4,855×1,900×1,340
• ホイールベース（mm）：2,820
• エンジン：直列6気筒DOHCガソリン
• 総排気量（cc）：2,997
• 最高出力（kW [ps] / rpm (EEC)）：250〔340〕/5,000
• 最大トルク（Nm [kgm] / rpm (EEC)）：500〔51.0〕/1,600-4,500

 

 

BMW 8シリーズ クーペの燃料費を含めた年間の維持費は？

「BMW 8シリーズ クーペ」の年間の維持費はどのくらい必要となるのでしょうか？

車検や自動車税・自動車保険料の内訳の目安を考慮しながら算出していきましょう。

 

年間の税金額

まずは自動車を所有すると必要となる2つの税金、自動車税と重量税についてです。

それぞれの金額をご紹介します。

※2021年12月8日時点

 

自動車税

普通車の自動車税の金額は車両の総排気量によって変わります。

 

「840i」の総排気量は2,997cc、「840d」の総排気量は2,992ccとなっています。

これらの車両には2.5L超3.0L以下の税率が適用され、年額50,000円の自動車税が課せられます。

 

「M850i」の総排気量は4,394ccで4.0L超4.5L以下の税率となるため、年額75,500円が必要となります。

 

※2019年10月1日以降に最初の新規検査をした車両の場合

 

重量税

重量税は車両重量によって料金が異なり、重量が重いほど税額が高くなります。

「BMW 8シリーズ クーペ」のそれぞれのグレードの車両重量は下記の通りです。

• 840i：1,780kg
• 840d：1,880kg
• M850i：1,990kg

 

どのグレードも～2,000kgなので、16,400円の重量税が必要となります。

 

※継続検査等時、1年自家用、13年経過未満の場合

※エコカー減税の適用がない場合

 

詳しくは国土交通省の自動車重量税額もご覧ください。

 

自動車保険料

自動車の保険には、自賠責保険料と任意保険料の2つがあります。

 

自賠責保険料

自賠責保険は、車を所有する場合には必ず契約する保険です。

交通事故を起こした場合に対人への損害を補償するもので、運転者の怪我や物的な損害（自動車の破損など）についての補償は対象外になります。

 

「BMW 8シリーズ クーペ」を自家用乗用自動車として使用する場合の自賠責保険料は、24か月契約で20,010円です。（2021年4月1日以降に保険期間の始期を有する場合）

 

※離島・沖縄以外の地域に適用の場合

 

任意保険料

自賠責保険は事故で運転者が怪我をした際や対物の補償には対応していないため、任意保険を契約することでもしもの時のために足りない部分を補います。

 

任意保険の料金は、契約者が契約する保険によって異なります。

補償内容も保険会社やプランによってさまざまなので、ドライバーが安心できる内容が揃ったものを選んで契約しましょう。

 

車検費用

車検では道路運送車両法で定められている安全性の確保のために、点検・整備・検査を行います。

「BMW 8シリーズ クーペ」の車検料には、基本車検料、法定費用、部品交換費用といった費用が含まれます。

 

基本車検料は車検をしてもらう業者によって異なります。

内訳は定期点検料、測定検査料、代行手数料で、金額を業者側が自由に設定できます。

 

法定費用には、自動車重量税、自賠責保険、印紙代があり、費用は法律で定められた一律の金額となります。

印紙代は新規検査の場合2,100円、2回目以降の継続検査なら1,800円が必要です。

 

部品交換費用はパーツの劣化やブレーキパッドの摩耗、オイル漏れなど、車両の劣化状況によって金額が異なります。

「BMW 8シリーズ クーペ」は輸入車ですので、国産車と比較するとメーカー専門部品は10～30%ほど割高になる傾向があります。

 

あくまで目安ですが、BMWの車検費用は初回車検の場合は大きな修理や交換部品が発生しにくいため、合計で約15万円となります。

「BMW 840i」で見ると内訳は車検整備費用の約10万円に、法定費用4万円というところです。

ただし2回目以降の車検では交換する部品や修理も想定できるため、初回の車検費用よりも10万円以上高くなることも考えられます。

 

燃費と年間の燃料費

自動車の年間維持費で大きな差が出るのはガソリン代です。

 

ガソリン車の「BMW 840i」の燃費は、JC08モードで12.4km/L、WLTCモードで11.3km/Lでした。

 

例えば年間10,000km走行、ガソリン代はハイオク170円/Lで計算すると、燃料費はJC08モードで137,097円、WLTCモードで150,442円となります。

 

「BMW 8シリーズ クーペ」の年間維持費の合計

「BMW 8シリーズ クーペ」の一年間の維持費の合計目安を、「BMW 840i」の場合で見ていきましょう。

• 自動車税：50,000円
• 重量税：16,400円（エコカー減税なしの場合）
• 自賠責保険：20,010円（24ヵ月）
• 車検費用：約100,000円（法定費用以外・初回の場合）
• 燃料費 ：約137,097円（年間10,000km走行、燃料消費率JC08モード 12.4km/L、ハイオク170円/Lとして計算）

合計すると約323,000円となりますので、1つの目安としてご参考ください。

ただし、任意保険料や駐車場代、部品交換・修理代が増えるとさらに金額が変動するでしょう。

 

 

BMW 8シリーズ クーペの燃費や維持費をチェックしてぴったりの1台を選ぼう

BMWが誇るフラッグシップ・モデルの「BMW 8シリーズ クーペ」。

独創的なデザインや並外れた俊敏性、卓越したパワーを備え、至高のクオリティとパフォーマンスを発揮するラグジュアリー・クーペです。

 

「BMW 8シリーズ クーペ」の年間維持費の内訳は、自動車税や重量税といった税金や、自賠責保険と任意保険の自動車保険料、そして車検費用や燃料費です。

 

「BMW 840i」の年間維持費の目安は約32万円ほどとなっています。

利用状況などによっても目安は変動しますので、あくまでも1つの参考としてくださいね。

 

今回の燃費・維持費紹介を参考に、ライフスタイルに合わせたベストな1台を選んでくださいね。

 

※一部、価格・基本性能等については変更になっている場合があります。ご不明な点はショールームへお気軽にお問い合わせください。