2021.03.19
BMW iシリーズとは?各モデルの特徴や魅力をご紹介!
ヤナセBMWの増田です。
BMWではクリーン・ディーゼル車やプラグイン・ハイブリッド車/電気自動車といった「エコ志向」のモデルを複数展開していますが、そのほとんどがベースとなるシリーズにラインナップされ、エコカー仕様車として位置づけられています。
そんな中、高いエコ性能を誇りながらもスポーツカーとしての存在感を確固たるものとした革新的なモデルが、「BMW iシリーズ」です。
今回はBMW iシリーズの特徴や魅力についてご紹介します。
BMW iシリーズとはどんな特徴の車両?
BMWの車両はナンバリングモデル(1シリーズから8シリーズ)の場合、3桁の数字と1文字のアルファベットでモデル名を表現しています。
エンジンタイプは
i:injection(燃料噴射装置=ガソリン)
d:diesel(クリーン・ディーゼル)
e:electric car(=プラグイン・ハイブリット)となり、
この掛け合わせに「xDrive」がつくと四輪駆動仕様車となります。
この名称をルールを基本として、コンセプトをより明確にしたモデルもあります。
それが「Xシリーズ」「Mシリーズ」「iシリーズ」「Zシリーズ」です。
こちらのシリーズに属した場合は、X1、M2などのようにコンセプトを表すアルファベットとベースとなるシリーズ名(主にボディサイズがナンバリングモデルに準拠している)の2桁で称されます。
シリーズのコンセプトを一言で表すと次のような目安となります。
X:BMWのSUVシリーズ
M:BMW M社の技術を集約したモータースポーツ仕様モデル
i:革新的な環境配慮型モデル
Z:挑戦的なモデル
今回のテーマとなっている「BMW iシリーズ」は環境配慮型ということですが、そもそも各モデルにも動力源がプラグイン・ハイブリット(プラグから電源供給を行い、ガソリンでも走行できる)車両「e仕様車」があります。
あえてiシリーズとして別に設定したのには、どんな意味があるのでしょうか。
BMW iシリーズは「innovation(革新)」の頭文字で、BMWで2021年現在発売されている唯一の電気自動車(ピュアEV)が「BMW i3」、BMW 8シリーズ及びBMW M8に準拠するボディサイズでありながらプラグイン・ハイブリットの環境性能と走行感を兼ね備えたのが「BMW i8」です。
なお、BMWのプラグイン・ハイブリット仕様車/電気自動車についてはこちらでもご紹介していますので、合わせてご覧くださいね。
BMWのハイブリッドカー全車種を徹底比較!特徴やスペックの違いは?
(一部、価格・基本性能等は変更になっている場合があります。ご不明な点はショールームへお問い合わせください)
BMW iシリーズ、各モデルの魅力やスペックをご紹介!
BMW iシリーズには現在「BMW i3」「BMW i8クーペ」「BMW i8ロードスター」がラインナップされています。
それぞれのスペックや特徴を見てみましょう。
BMW iシリーズ各モデルの基本スペック
※トレッドは装着するホイールによって変更になることがあります
※「BMW Edition Joy+」は環境性能をよりアップさせた特別仕様車となりますが、エクステリア・インテリア等を始めとした各種装備は共通のものとなります。
また、エコカー減税等の対象となりますので、車両本体価格が比較的お求めやすい価格帯に設定されています。
詳しくは「BMW Edition Joy+について」もご覧ください。
BMW iシリーズ各モデルの詳しい特徴
BMW i3
2019年にリニューアルされた新型リチウムイオンバッテリーを搭載したピュアEV車両(100%電気自動車)で、120Ahの容量、総電力量42.2kWh。
電気モーターは最高出力 125kW〔170ps〕/5,200rpm、最大トルク250Nm〔25.5kgm〕/100-4,800rpmを誇ります。
満充電一回あたりの走行可能距離は、新燃料消費率基準であるWLTCモードで360kmとなり、街中はもちろん郊外へのドライビングも安心です。
これに加え「『発電用』の直列2気筒DOHCガソリンエンジン=『レンジ・エクステンダー』」が搭載されたグレードもあり、走行時に発電しながら移動することが可能。
その最大走行距離は466kmとなり、さらに遠くまでのアクセスが可能です。
BMW i8 クーペ
1.5L直列3気筒DOHCガソリンエンジンで、最高出力 170kW〔231ps〕/5,800rpm、最大トルク320Nm〔32.6kgm〕/3,700rpm。
電気モーターは最高出力 105kW〔142.8ps〕/4,300rpm、最大トルク250Nm〔25.5kgm〕/100-4,100rpm。
大きなボディで4輪駆動がベースの設定となっており、前後の駆動輪と駆動方法を切り替えることが可能なモデルとなっています。
0-100km/h加速は4.4秒と大型ボディでありながらかなりの操作性を誇り、オンロードの加速感は決してガソリン/ディーゼルに引けを取りません。
BMW i8 ロードスター
BMW i8クーペ同様に1.5L直列3気筒DOHCガソリンエンジンで、最高出力 170kW〔231ps〕/5,800rpm、最大トルク320Nm〔32.6kgm〕/3,700rpm。
電気モーターは最高出力 105kW〔142,8ps〕/4,300rpm、最大トルク250Nm〔25.5kgm〕/100-4,100rpmでベースは4輪駆動の設定になっています。
前後の駆動輪と駆動方法を切り替えることが可能です。
BMWではオープントップのモデルを「カブリオレ」と称することが多いのですが、あえて「ロードスター」と称するのにふさわしく、より低重心で先進的なデザインを採用しています。
BMW iシリーズの魅力は、まさに「革新的」
e仕様の車両とはまた違った環境性能を持った「BMW iシリーズ」は、まさに革新的と呼ぶのにふさわしい一台となっています。
2030年代を目途に、世界の新車がEV車やプラグイン・ハイブリッド仕様となるよう、時代のムーヴメントは変動しています。
エコ志向の車でもドライバーの高揚感はそのままに維持した「BMW iシリーズ」はこれからのスポーツカーを牽引するシリーズとなることでしょう。
なお、今回ご紹介した車両はそれぞれこちらでもご覧いただけます。
BMW i8 クーペの魅力全貌!スペック・デザイン全特徴をご紹介
BMW i8 ロードスターの魅力全貌!スペック・デザイン全特徴をご紹介
(一部、価格・基本性能等は変更になっている場合があります。ご不明な点はショールームへお問い合わせください)
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