BMW 5シリーズのグレード別の違いを確認！特徴やスペックもご紹介

ヤナセBMWの増田です。

 

BMW5シリーズは、BMW3シリーズと並ぶ人気のあるシリーズで、半世紀にわたる歴史を誇ります。

 

BMW5シリーズには、セダン、ツーリングの2つのボディタイプがあり、グレードは「M Sport」「Luxury」の2種類があります。

 

さらに、2023年1月には、BMW5シリーズの日本発売50周年を記念した特別仕様車「50th Anniversary Edition」も発売されました。

 

今回は、BMW5シリーズの魅力とともに、グレードごとの特徴やスペック、装備や機能についてご紹介します。

 

 

BMW 5シリーズの特徴は？ラインアップもご紹介

世界最高峰のビジネス・セダンといわれるBMW 5シリーズの前身は、「ノイエ・クラッセ（Neue Klasse／新しいクラス）」と呼ばれた中型乗用車でした。

 

BMW 5シリーズは、スポーティーでありながらラグジュアリー・クラスの快適さをあわせ持ち、ダイナミックなドライビングを可能にするスポーティーなシリーズです。

 

現行モデルは第7世代で、セダンとツーリングの2つのボディタイプがあります。

ガソリン・エンジン、ディーゼル・エンジン、プラグイン・ハイブリッドの3種類のパワー・ユニットが用意されています。

 

セダン、ツーリングともに「M Sport」中心のモデル展開で、プラグイン・ハイブリッド・モデルがあること、スポーティネスさを兼ね備えながらも街中でも快適な走りを見せる点が特徴的です。

 

BMW 5シリーズ セダンには、下記の7モデルがラインアップされています。

• 523i M Sport
• 523d xDrive Luxury、523d xDrive M Sport、523d xDrive 50th Anniversary Edition
• 530e M Sport、530e 50th Anniversary Edition
• M550i xDrive

 

BMW 5シリーズ ツーリングは、4モデルのラインアップです。

• 523d xDrive ツーリング M Sport、523d xDrive ツーリング 50th Anniversary Edition
• 530i ツーリング M Sport
• 540i xDrive ツーリング M Sport

※2023年5月時点

 

「i」はガソリン・エンジン、「d」はディーゼル・エンジン、「e」はプラグイン・ハイブリッドモデルを示しており、xDriveは4WDで、インテリジェント4輪駆動システムになっています。

 

また、2023年5月25日から初期生産限定モデル「THE FIRST EDITION（ザ・ファースト・エディション）」の先行販売受付をスタートしています（日本全国300台限定、BMWオンライン・ストアのみで先行販売）。

 

5シリーズ全体の特徴・比較については以下のコラムでも詳しくご紹介しています！

BMW ５シリーズを徹底比較！特徴や走行性能、乗り心地は違う？

 

 

BMW 5シリーズはグレード別に違いがある？特徴や基本スペックも確認

BMW5シリーズのセダンとツーリングそれぞれについて、各モデルの特徴や基本スペック、グレード別の違いを一覧でご紹介します。

※2023年5月時点

 

BMW5シリーズ セダンの基本スペック

 

BMW5シリーズ セダンのスペックや魅力については、「BMW ５シリーズ セダンの魅力！スペック・デザイン・性能すべての特徴をご紹介」でもご紹介しています。

 

BMW5シリーズ ツーリングの基本スペック

 

セダンよりツーリングの全長がやや長い点を除いて、ボディサイズやホイールベースにグレードやモデルによる違いはありません。

 

ツーリングのラゲッジルーム容量は、通常ではセダンよりやや大きい程度ですが、ワンタッチで約3倍に増えます。

 

Luxuryでは他のグレードに比べて後輪のトレッド幅が広く、リアの安定性がやや高いといえるかもしれませんね。

「M550i xDrive」はまさに最高峰いえるモデルで、M専用パッケージの個性あるデザイン、高い走行性能でM5系に次ぐ上級モデルです。

 

また、M Sportはよりスポーティな外観デザインであること、Luxuryは名前のとおり気品あふれるエレガントな外観デザインであることも特徴。

 

詳しい装備や走行性については、次でご紹介していきます。

 

 

BMW 5シリーズはグレードによって装備や機能に違いがある？

BMW5シリーズでは、セーフティ/セキュリティ装備として、「ドライビング・アシスト・プロフェッショナル」「DSC/ダイナミック・スタビリティ・コントロール」「BMWヘッドアップ・ディスプレイ」やエアバッグなど、多くの装備が、全モデル共通の標準装備となっています。

「M Sport」はスポーティーな走りを楽しめるグレードで、走りに適したスポーツ・シートは、M系であるM550i xDriveと各モデルのM Sportだけに設定されています。

 

M Sportについては、「BMWのM Sportとは？特徴や魅力、他のグレードとの違いを解説」のコラムを、ぜひチェックしてみてください。

 

トランスミッションは、530e、M550i xDrive、530iツーリング、540i xDriveツーリングでは8速スポーツATを設定。

523i、523d xDrive M Sport、50th Anniversary Editionの場合は8速ATとなっており、それぞれのモデル共通の仕様となっています。

 

エクステリアの大きな違いとしては、M550i xDriveのドア・ミラー・キャップ、M550i xDriveバッジ、サイド・トリムのMバッジ、エア・ブリーザーがセリウム・グレーのエレメントになっているところ。

 

Luxuryと50th Anniversary Editionではクローム・ライン・エクステリアのデザインが施されています。

中でも、フロント・エプロン、リヤ・エプロン、エア・ブリーザーのクローム・ライン・エクステリアは、Luxuryのみの装備です。

 

また、Luxuryはラグジュアリーな内装も魅力で、523d xDrive Luxuryは室内に他のグレードにないマルチファンクション・スポーツ・レザー・ステアリング・ホイールがあり、ファインライン・リッジ・ウッド・トリムのデザインも特徴的。

 

M系は運転席・助手席ともにスポーツ・シートであるため、より一体感のある乗り心地です。

 

50th Anniversary Editionの内装には、専用のインテリア・バッジやワイヤレス・チャージ、エクスクルーシブ・ナッパ・レザー・シートが装備されており、腰を支えるランバー・サポートも付いています。

 

 

BMW 5シリーズの走行性能の違いもご紹介

BMW5シリーズのエンジンスペックから、走行性能の違いをご紹介します。

※2023年5月時点

 

BMW5シリーズ セダンのエンジンスペック

 

BMW5シリーズ ツーリングのエンジンスペック

 

BMW5シリーズは、ボディタイプを通じて同系のエンジンを搭載しているので、モデルごとに最高出力と最大トルクは共通です。

V型8気筒エンジンを搭載したM550i xDriveは、総排気量が4.5Lと突出して大きく、最高出力、最大トルクも破格で、力強い走りを楽しめるでしょう。

 

直列6気筒DOHC搭載の540i xDriveツーリングM Sportは、総排気量3.0Lと、M550i xDriveには及ばないものの、他モデルに比べて最高出力や最大トルクが大きく、やはり力強い走りを期待できます。

 

また、530eはプラグインハイブリッドモデルのため、電気モーターの最高出力（Kw[ps] /rpm(EEC)）は80〔109〕/3,140、最大トルク（Nm[kgm] /rpm(EEC)）は260〔27.0〕/1,500となっています。

 

「BMWのメインテナンスをご紹介！スケジュールや充実のサービスを確認」では、BMWのパワーユニットを良好に保つためにも有効な、メインテナンスサービスについても解説しています。

ぜひ、あわせてご覧くださいね。

 

 

BMW5シリーズのグレードごとの魅力を体感して

BMW5シリーズのグレードは「M Sport」「Luxury」の2タイプ。

需要の高いセダンは7モデルが展開されているのに対して、ツーリングはシンプルな4モデル展開です。

 

ツーリングの全長がセダンよりやや長いことを除いて、ボディサイズやホイールベースにグレードやモデルによる違いはありません。

お近くのショールームで試乗して、各モデルの実際の走りを、ぜひ体感してみてください！