2023.05.24
BMW 4シリーズのグレード別の違いを知ろう!特徴やスペックも確認
ヤナセBMWの増田です。
日本では2013年9月より発売が開始され、高い人気を誇るBMW 4シリーズ。
現在、BMW 4シリーズには、クーペ、オープン・モデルのカブリオレ、4ドアで後部座席が広々としたグランクーペの3つの車種がラインアップされています。
ラインアップごとにグレードが異なりますので、それぞれどのような違いがあるのか気になっていらっしゃる方も多いと思います。
今回は、BMW 4シリーズのグレード別の特徴やスペック、搭載機能などを紹介します。
「BMW 4シリーズに魅力を感じるけれど、どのグレードを選べば良いのかわからない!」という方は、ぜひ参考にしてくださいね。
BMW 4シリーズの特徴は?ラインアップもご紹介
2013年9月より日本で発売が開始されたBMW 4シリーズ。
初代ラインアップはクーペのみでしたが、2014年2月にカブリオレ、同年6月にグラン クーペが発売されました。
現在は、クーペ、カブリオレ、グランクーペの3つの車種がラインアップされています。
現行モデルのラインアップとグレードを車種ごとにご紹介します。
- クーペ:420i クーぺ M Sport、M440i xDrive クーぺ
- カブリオレ:420i カブリオレ M Sport、M440i xDrive カブリオレ
- グランクーペ:420i グラン クーペ M Sport、420d xDrive グラン クーペ M Sport、M440i xDrive グラン クーペ
※2023年5月時点
「M Sport」とは、BMWの車両で最高スペックを誇るMシリーズの特徴を踏まえたグレードのことです。
「M Spot」について詳しくは、「BMWのM Sportとは?特徴や魅力、他のグレードとの違いを解説」をご確認ください。
BMW 4シリーズ クーペの特徴
BMW 4シリーズ クーペは、他のどのBMWシリーズにもない独創的なエクステリア・デザインが特徴です。
縦に伸びたメッシュ・デザインのキドニー・グリルが存在感を放っています。
シートの前後・角度・高さ調節が可能なシートがあり、ナビゲーション・システムが組み込まれたタッチパネル式のディスプレイにより、全ての情報が即時にわかります。
このように、インテリアは全てのデザインがドライバーを中心に設計されています。
また、最先端の安全機能を備えていることも、BMW 4シリーズ クーペの魅力。
さまざまな安全機能やドライブサポート機能により、より安全で快適な運転が楽しめます。
BMW 4シリーズ クーペの魅力については、「BMW 4シリーズ クーペの魅力全貌!すべての特徴をご紹介」でもくわしく解説しています。
BMW 4シリーズ カブリオレの特徴
スポーティーでエレガントな印象のBMW 4シリーズ カブリオレは、BMW 4シリーズ クーペをオープンカースタイルにしたモデルです。
BMW 4シリーズ クーペ同様、垂直に切り立ったキドニー・グリルはBMWシリーズの中でも非常に斬新で刺激的。
スポーティーでフラットな印象を与えるデザインが、BMW 4シリーズ カブリオレをハイクオリティかつハイ・パフォーマンスな印象に引き上げてくれています。
遮音性と断熱性に優れたソフトトップが標準装備されており、一年中快適なドライブが楽しめることも特徴。
また、フロント・ウィンドーに各種情報が表示されるBMWヘッドアップ・ディスプレイが装備されており、運転に集中しながらルート案内などをチェックできます。
BMW 4シリーズ カブリオレの魅力については、「BMW4シリーズ カブリオレの魅力全貌!スペックから性能までご紹介」でも詳しく解説しています。
BMW 4シリーズ グランクーペの特徴
BMW 4シリーズ グランクーペは、クーペの優美さと先進的なデザインが融合した外観が魅力。
クーペとカブリオレが2ドアであるのに対し、グランクーペは4ドアで、より街中の走行や家族での利用に適したスタイルであることが特徴です。
メッシュ構造のキドニー・グリルが、フラットなヘッドライトや大型のエア・インテークとマッチし、グランクーペの独創性を体現しています。
インテリアには絶対的な操作性と究極の利便性を備えた、スポーティーなデザインを採用。
10.25インチの大きなディスプレイをはじめ、コックピットの絶対的なコントロール性能を予感させる要素がふんだんに盛り込まれています。
また、470Lの広々としたラゲージ・ルームは後席を倒せば1,290Lにもなることも、BMW 4シリーズ グランクーペの特徴です。
BMW 4シリーズ グランクーペの魅力については、「BMW 4シリーズ グランクーペの魅力全貌!すべての特徴をご紹介」でも解説しているのでぜひ参考にしてください。
また、BMW 4シリーズの特徴の違いについては、「BMW 4シリーズを徹底比較!特徴や走行性能、乗り心地は違う?」でも詳しく解説しています。
BMW 4シリーズはグレード別に違いがある?特徴や基本スペックも確認
BMW 4シリーズの3つのラインアップはグレード別にさまざまな違いも見られます。
現行モデルのクーペ、カブリオレ、グランクーペのグレードごとの違いや、基本スペックを紹介します。
※2023年5月時点
BMW 4シリーズ クーペの基本スペック
BMW 4シリーズ クーペのグレードごとの基本スペックは、下記の通りです。
BMW 4シリーズ クーペのグレードごとによる違いは、ボディサイズやホイールベース、ラゲージ・ルーム容量などには見られないことがわかります。
唯一違うのは最低地上高で、2mmほど「M440i xDrive クーぺ」のほうが高いことがわかります。
しかし、2mmの最低地上高の違いは、乗り心地に関して大きな違いを感じさせることはないでしょう。
BMW 4シリーズ クーペにおける大きな違いは、エンジンスペックと走行性能、選べるオプションなどにあるといえます。
BMW 4シリーズ カブリオレの基本スペック
このように、BMW 4シリーズ カブリオレに関しても、「420i カブリオレ M Sport」と「M440i xDrive カブリオレ」の外観に大きな違いは見られません。
BMW 4シリーズ クーペとの違いとして、ラゲージ・ルームの容量にご注目ください。
BMW 4シリーズ カブリオレはリアシートのバック部分を倒すことにより、ラゲージ・ルームの容量を増やすことができます。
BMW 4シリーズ グランクーペの基本スペック
BMW 4シリーズ グランクーペも、グレードによるボディサイズの大きな違いはありません。
「M440i xDrive グラン クーペ」のみ、トレッドの前後差が少し小さいところがポイントです。
しかし、グランクーペは他のBMW 4シリーズのラインアップとは違って4ドアであることから、全体的にサイズが大きいところが特徴といえます。
BMW 4シリーズはグレードによって装備や機能に違いがある?
BMW 4シリーズはクーペ、カブリオレ、グランクーペそれぞれで装備や機能、カラーなどにどのような違いが見られるのでしょうか。
解説していきます。
BMW 4シリーズ クーペ
BMW 4シリーズ クーペのボディカラーは、どのグレードであっても下記から選べます。
- 300 アルピン・ホワイト(ソリッド・カラー)
- A96 ミネラル・ホワイト(メタリック・カラー)
- C4Fアークティック・レース・ブルー(メタリック・カラー)
- C4E サンレモ・グリーン(メタリック・カラー)
- 475 ブラック・サファイア(メタリック・カラー)
- C31 ポルティマオ・ブルー(メタリック・カラー)
- C4P ブルックリン・グレー(メタリック・カラー)
「420i クーペ M Sport」のみ選択できるカラーは、下記の通りです。
- C4W スカイスクレイパー・グレー(メタリック・カラー)
また、オーダーメイド・プログラムであるBMW INDIVIDUALのみで選択できるカラーは、下記の通りです。
- C3Z タンザナイト・ブルー(メタリック・カラー)
- X1E フローズン・ポルティマオ・ブルー(メタリック・カラー)
- C36 ドラバイト・グレー(メタリック・カラー)
- C57 アヴェンチュリン・レッド(メタリック・カラー)
BMW 4シリーズ クーペのホイールは、下記の通りです。
その他、BMW INDIVIDUALでは「420i クーペ M Sport」のみ、「【19インチ】BMW Individual アロイ・ホイール・ダブルスポーク・スタイリング793Iバイカラー(オービット・グレー)」が選択できます。
いずれも、最先端のシステムや安全機能を搭載。
システムや安全機能に関して、「420i クーペ M Sport」と「M440i xDrive クーぺ」に大きな違いは見当たりません。
運転席には、最適な位置を設定し、記憶させる運転席メモリー機能付のフロント・シートを装備。
12.3インチのメーター・ディスプレイとタッチパネル機能のついた14.9インチのディスプレイを並べた視認性の高いBMWカーブド・ディスプレイを採用し、快適なコックピットを実現しています。
高速道路の渋滞時に運転手の疲れを軽減するための「高速道路渋滞時ハンズ・オフ・アシスト」、35km/h以下の走行時に直近50mのドライビング・ルートを自動的に記録し自動で同ルートを戻れる機能「リバース・アシスト」など、BMWが誇る機能を搭載。
あらかじめ設定した車間距離を維持する「アクティブ・クルーズ・コントロール(ストップ&ゴー機能付)」や車両を常に車線の中央を走行するようサポートする「ステアリング&レーン・コントロール・アシスト」など、「ドライビング・アシスト・プロフェッショナル」の内容も充実しています。
「420i クーペ M Sport」と「M440i xDrive クーぺ」の機能の違いは、「地上デジタルTVチューナー」「harman/kardon サラウンド・サウンド・システム」が「420i クーペ M Sport」には標準装備されていないことです。※オプションで装備可能です。
BMW 4シリーズ カブリオレ
BMW 4シリーズ カブリオレのボディカラーは、どのグレードであっても下記の中から選べます。
- 300 アルピン・ホワイト (ソリッド・カラー)
- A96 ミネラル・ホワイト(メタリック・カラー)
- C4F アークティック・レース・ブルー(メタリック・カラー)
- C31 ポルティマオ・ブルー(メタリック・カラー)
- C4E サンレモ・グリーン(メタリック・カラー)
- 475 ブラック・サファイア(メタリック・カラー)
「C36 ドラバイト・グレー(メタリック・カラー)」はBMW INDIVIDUALのみ選択できます。
また、ソフトトップ・カラーは下記から選べます。
- 388 ブラック
- 3YA アンソラジット(シルバー光沢仕上げ)
BMW 4シリーズ カブリオレのホイールは、下記の通りです。
BMW INDIVIDUALでは「【19インチ】BMW Individual アロイ・ホイール・ダブルスポーク・スタイリング793I バイカラー(オービット・グレー)」がどちらのグレードであっても選択できます。
BMW 4シリーズ カブリオレも、クーペ同様最先端の技術が使用されているのが魅力です。
乗員をしっかりホールドするスポーツ・シートは、「M440i xDrive カブリオレ」のみ首元空調の「エア・カラー」を標準装備。
オプションで、走行時コックピットと助手席に起こりがちな風の巻き込みから乗員を保護する「ウインド・ディフレクター」を装備できます。
ドライバーが常に前方を確認できるよう、フロントガラスに現在の車速、ナビゲーション・システムによるルート案内の矢印表示、チェック・コントロール、前車接近警告、曲名やラジオ局のリストなど、さまざまな情報を表示する「BMWヘッドアップ・ディスプレイ」が搭載されている点もBMW 4シリーズ カブリオレの魅力です。
※グレードにより設定が変わります
安全機能やドライブ・アシスト機能は、BMW 4シリーズ クーペと同じものが搭載されています。
BMW 4シリーズ グランクーペ
BMW 4シリーズ カブリオレのボディカラーは、どのグレードであっても下記のものが選べます。
- 300 アルピン・ホワイト(ソリッド・カラー)
- A96 ミネラル・ホワイト(メタリック・カラー)
- 475 ブラック・サファイア(メタリック・カラー)
- C4E サンレモ・グリーン(メタリック・カラー)
- C1X サンセット・オレンジ(メタリック・カラー)
- C4P M ブルックリン・グレー(メタリック・カラー)
- C31 M ポルティマオ・ブルー(メタリック・カラー)
また、BMW INDIVIDUALのみで選択できるカラーは、下記の通りです。
- C36 ドラバイト・グレー(メタリック・カラー)
- C3Z タンザナイト・ブルー(メタリック・カラー)
- C57 アヴェンチュリン・レッド(メタリック・カラー)
- X1E フローズン・ポルティマオ・ブルー(メタリック・カラー)
- X1F フローズン・ピュア・グレー(メタリック・カラー)
BMW 4シリーズ グランクーペのホイールは、下記の通りです。
BMW INDIVIDUALで「【20インチ】BMW Individual エアロダイナミック・ホイール862I バイカラー(ブラック・グレー)」がM440i xDrive グラン クーペのみ選択できます。
BMW 4シリーズ グランクーペの最大の特徴は、最大3人が乗れるリア・シートを備えているところ。
スタイリッシュで快適なリア・シートが、車内をよりラグジュアリーな雰囲気に引き上げてくれます。
全グレードにおいて、「ドライビング・アシスト・プロフェッショナル」が標準装備されています。
また、現在の交通状況や目的地周辺の駐車スペースに関するさまざまな情報が得られる「BMWコネクテッド・ドライブ・プロフェッショナル」も標準装備。
音声コマンドによる快適な操作が実現します。
ラゲージ・ルームは広々としていていくつかのセクションに分割されており、メインのラゲージ・ルームの他にホイール・アーチ後方に工具箱や救急キットの収納に最適な大型のサイド・ストレージ・ボックスが用意されています。
BMW 4シリーズの走行性能の違いもご紹介
BMW 4シリーズの、各ラインアップごとの走行性能、エンジンスペックも紹介します。
※2023年5月時点
BMW 4シリーズ クーペのエンジンスペック
「420i クーペ M Sport」は、新世代の2.0リッター直列4気筒ツインパワー・ターボ・エンジンを搭載。
低回転域でのレスポンスに優れ、パワー供給が素早い、環境性能に優れたエンジンです。
「M440i xDrive クーペ」は、最高出力285〔387〕を誇る直列6気筒Mツインパワー・ターボ・エンジンを搭載。
「420i クーペ M Sport」に比べ、力強い走行を楽しめるのが「M440i xDrive クーペ」の特徴です。
総排気量も「420i クーペ M Sport」より1,000cc近く多く、特別な走行感を重視するなら「M440i xDrive クーペ」、燃費を重視するなら「420i クーペ M Sport」がおすすめと言えるでしょう。
走行性能に関する装備としては、「M440i xDrive クーペ」にはアダプティブ M サスペンションが標準装備され、より俊敏なハンドリング操作を楽しめます。
BMW 4シリーズ カブリオレのエンジンスペック
BMW 4シリーズ カブリオレは、BMW 4シリーズ クーペとエンジンスペックがほぼ変わりません。
違いが見られるのは、燃料消費率です。
これは、BMW 4シリーズ クーペの車両重量が1,560kgもしくは1,740kgであるのに対し、BMW 4シリーズ カブリオレの車両重量が1,710kgもしくは1,880kgと、重量があることが原因のひとつとして考えられます。
走行性能に関する装備としては、「M440i xDrive カブリオレ」には「アダプティブ M サスペンション」と「M スポーツ・ブレーキ」が標準装備されています。
BMW 4シリーズ グランクーペのエンジンスペック
BMW 4シリーズ グランクーペについても、他のラインアップとエンジンスペックに大きな違いはありませんが、グランクーペには、ディーゼルエンジン仕様の「420d xDrive グラン クーペ M Sport」があることが特徴です。
ディーゼルエンジンは燃料消費率が16.0km/Lとなっています。
ディーゼルエンジンで使用する軽油は、ガソリンよりも安価のため、ランニングコストは「420i グラン クーペ M Sport」と大きく変わらない可能性があります。
※使用環境(気象、渋滞など)、運転方法(急発進、エアコン使用など)に応じて燃料消費率は異なります。
走行性能に関する装備としては、「M440i xDrive グラン クーペ」には「アダプティブ M サスペンション」と「M スポーツ・ブレーキ」が標準装備されています。
BMW 4シリーズのラインアップごとの燃費については、以下でそれぞれ解説していますので、ぜひ参考にしてくださいね。
BMW 4シリーズ クーペの燃費や維持費とは?内訳や総額もご紹介
BMW 4シリーズ カブリオレの燃費や維持費は?内訳や総額もご紹介
BMW 4シリーズ グラン クーペの燃費や維持費を詳しく解説!
BMW 4シリーズのラインアップやグレードの違いを知って最適な1台を
BMW 4シリーズのラインアップには、クーペ、カブリオレ、グランクーペの3種類があります。
クーぺは2ドアでスタイリッシュなデザイン、カブリオレはオープンカータイプ、グランクーぺは4ドア5人乗りでラゲージ・ルーム容量が大きいことといった特徴があり、それぞれに違いが見られるBMW 4シリーズ。
BMW 4シリーズのモデルラインアップごとに、「M Sport」「M440i xDrive」の2種類のグレードがあります。
ラインアップごとのグレードによるサイズの違いはあまりありませんが、エンジンスペックには大きな違いがあるため、好みに合わせて選ぶことが可能です。
選べるカラーやホイール、標準装備されている搭載機能にもそれぞれ違いがありますので、ぜひチェックしてみてください。
各ラインアップやグレードの魅力と違いを知り、ぜひお気に入りの1台を見つけてくださいね。
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