BMW 8シリーズ グランクーペの燃費や維持費は？内訳や総額も

ヤナセBMWの増田です。

 

圧倒的な存在感と走行性能を誇る、ラグジュアリーな4ドア・クーペ「BMW 8シリーズ グランクーペ」。

日本では2019年に初代モデルが登場しており、2022年3月にマイナーチェンジがありました。

 

今回は、そんな「BMW 8シリーズ グランクーペ」を購入する前に知っておきたい特徴や魅力について、そして維持費の内訳や燃費・燃料費の目安、年間維持費の合計をご紹介していきます。

 

 

BMW 8シリーズ グランクーペはどんな車？特徴や性能を詳しく！

BMWのフラッグシップシリーズにふさわしい、ラグジュアリーな4ドア・クーペ「BMW 8シリーズ グランクーペ」。

圧倒的な存在感と走行性能を兼ね備えているだけでなく、心地の良い広々とした室内の中で快適なドライブを楽しむことができます。

 

「BMW 8シリーズ グランクーペ」の特徴やグレードごとの燃費・走行性・排気量、基本スペックについて見ていきましょう。

 

BMW 8シリーズ グランクーペの特徴

ラインアップは「840i グランクーペ（M Sport・Exclusive M Sport）」「840d xDrive グランクーペ（M Sport・Exclusive M Sport）」「M850i xDrive グランクーペ」です。

 

4ドア・クーペ「BMW 8シリーズ グランクーペ」は、エレガントなクーペの形状を最大限生かしながら、ゆとりに満ちた広い室内空間を確保しているところがポイント。

 

2ドアのBMW 8シリーズ クーペ／カブリオレと比べると「BMW 8シリーズ グランクーペ」のほうが全体的に大きく、「840i」では全長5,085mm、ホイールベースは3,025mmとなっております。

 

2022年3月のマイナーチェンジにより、エクステリア・インテリアともにデザインを変更。

フロントのキドニー・グリルには、革新的なライト・アップ機能「BMWキドニー・グリル アイコニック・グロー」が採用されています。

 

新たに設定されたグレード「Exclusive M Sport（エクスクルーシブ・エム・スポーツ）」も必見です！

20インチ・アロイ・ホイールや、特別なガラス仕上げ「クラフテッド・クリスタル・フィニッシュ」がセレクター・レバー、スタート／ストップ・ボタンといった操作部分に施されるなど、エクスクルーシブで高品質な装備を備えています。

 

さらに、BMW 8シリーズのラインナップの中でグランクーペにのみ、電動パノラマ・ガラス・サンルーフを標準装備！（※M Sport以外）

便利なコンフォート・オープン／クローズ機能が付いており、明るく開放感のある室内でドライブを楽しめます。

 

全長5,000mm越えのボディサイズでも安全かつ快適に運転ができるよう「ドライビング・アシスト・プロフェッショナル」をはじめとした最新の運転支援システムを搭載し、ドライバーをサポートします。

 

BMW 8シリーズ グランクーペの燃費・走行性・排気量

現行モデルのBMW 8シリーズ グランクーペのパワートレインは、ガソリンエンジン搭載モデルとディーゼルエンジン搭載モデルの2種類。

 

2022年3月にマイナーチェンジした新型BMW 8シリーズ グランクーペの燃費については、2022年5月現在未発表となっております。

 

2021年4月に発売されたモデルの燃費を参考にご紹介すると、JC08モードでは以下の数値が出ています。

• 840i グランクーペ：11.4km/L
• 840d xDrive グランクーペ：14.30km/L
• M850i xDrive グランクーペ：9.00km/L

 

それでは、走行性能や排気量、スペックについてもご紹介していきましょう。

 

840i グランクーペ（M Sport・Exclusive M Sport）

3.0L 直列6気筒BMWツインパワー・ターボ・ガソリン・エンジンを搭載した「840i グランクーペ」。

 

最高出力250kW（340PS）/5,000rpm、最大トルク500Nm（51.0kgm）/1,600-4,500rpmものパワーにより、力強い走りを体感いただけます。

 

総排気量は2,997ccです。

 

840d xDrive グランクーペ（M Sport・Exclusive M Sport）

ディーゼル・モデル「840d xDrive グランクーペ」には、3.0L 直列6気筒BMWツインパワー・ターボ・ディーゼル・エンジンを搭載。

 

最高出力235kW（320PS）/4,400 rpm、最大トルク680Nm（69.3kgm）/1,750-2,250rpmもの高い動力性能を実現します。

 

総排気量は2,992ccとなっております。

 

M850i xDrive グランクーペ

スポーティな走りを楽しめるMパフォーマンス・モデル「M850i xDrive グランクーペ」。

 

高性能な4.4L V型8気筒BMWツインパワー・ターボ・ガソリン・エンジンを搭載し、最高出力390kW（530PS）/5,500rpm、最大トルク750Nm（76.5kgm）/1,800-4,600rpmもの強大なパワーとトルクを発生します。

 

総排気量は4,394ccです。

 

「BMW 8シリーズ グランクーペ」基本モデルのスペック

「BMW 8シリーズ グランクーペ」の「840i グランクーペ M Sport」現行モデルのスペックを参考に紹介します。

• 全長×全幅×全高（mm）：5,085×1,930×1,405
• ホイールベース（mm）：3,025
• エンジン：直列6気筒DOHCガソリン
• 総排気量（cc）：2,997

 

 

BMW 8シリーズ グランクーペの燃料費を含めた年間の維持費は？

「BMW 8シリーズ グランクーペ」の年間の維持費はどのくらい必要となるのでしょうか？

車検や自動車税・自動車保険料の内訳の目安を考慮しながら算出していきましょう。

※2022年5月10日時点

 

年間の税金額

まずは自動車を所有すると必要となる2つの税金、自動車税と重量税についてです。

それぞれの金額をご紹介します。

 

自動車税

普通車の自動車税の金額は車両の総排気量によって変わります。

 

BMW 8シリーズ グランクーペの総排気量は、以下のとおりです。

 

• 840i グランクーペ（M Sport・Exclusive M Sport）：2,997cc
• 840d xDrive グランクーペ（M Sport・Exclusive M Sport）：2,992cc

 

自動車税は2.5L超～3L以下の税率が適用されるため、年額50,000円となります。

 

Mパフォーマンス・モデル「M850i xDrive グランクーペ」の総排気量は4,394ccです。

4L超〜4.5L以下の税率が適用され、年額75,500円の自動車税が課せられます。

 

※2019年10月1日以後に最初の新規検査をした車両の場合

 

重量税

重量税は車両重量によって料金が異なり、重量が重いほど税額が高くなります。

 

「840i グランクーペ（M Sport・Exclusive M Sport）」の車両重量は1,840kg、「840d xDrive グランクーペ（M Sport・Exclusive M Sport）の車両重量は1,980kg。

～2,000kgとなりますので、16,400円の重量税が必要となります。

 

「M850i xDrive グランクーペ」の車両重量は2,040kgです。

～2,500kgとなりますので、20,500円の重量税が必要となります。

 

※継続検査等時、1年自家用、13年経過未満の場合

※エコカー減税の適用がない場合

 

詳しくは国土交通省の自動車重量税額もご覧ください。

 

自動車保険料

自動車の保険には、自賠責保険料と任意保険料の2つがあります。

 

自賠責保険料

自賠責保険は、車を所有する場合には必ず契約する保険です。

交通事故を起こした場合に対人への損害を補償するもので、運転者の怪我や物的な損害（自動車の破損など）についての補償は対象外になります。

 

「BMW 8シリーズ グランクーペ」を自家用乗用自動車として使用する場合、自賠責保険料は24カ月契約で20,010円です。（2021年4月1日以降に保険期間の始期を有する場合）

 

※離島・沖縄以外の地域に適用の場合

 

任意保険料

自賠責保険は事故で運転者が怪我をした際や対物の補償には対応していないため、任意保険を契約することでもしもの時のために足りない部分を補います。

 

任意保険の料金は、契約者が契約する保険によって異なります。

 

補償内容も保険会社やプランによってさまざまなので、ドライバーが安心できる内容が揃ったものを選んで契約しましょう。

 

車検費用

車検では道路運送車両法で定められている安全性の確保のために、点検・整備・検査を行います。

「BMW 8シリーズ グランクーペ」の車検料には、基本車検料、法定費用、部品交換費用といった費用が含まれます。

 

基本車検料は車検をしてもらう業者によって異なります。

内訳は定期点検料、測定検査料、代行手数料で、金額を業者側が自由に設定できます。

 

法定費用には、自動車重量税、自賠責保険、印紙代があり、費用は法律で定められた一律の金額となります。

 

印紙代は新規検査の場合2,100円、2回目以降の継続検査なら1,800円が必要です。

 

部品交換費用はパーツの劣化やブレーキパッドの摩耗、オイル漏れなど、車両の劣化状況によって金額が異なります。

 

「BMW 8シリーズ グランクーペ」は輸入車ですので、国産車と比較するとメーカー専門部品は10～30%ほど割高になる傾向があります。

 

あくまで目安ですが、BMWの車検費用は初回車検の場合は大きな修理や交換部品が発生しにくいため、合計で約15万円となります。

「BMW 8シリーズ グランクーペ M Sport」で見ると内訳は車検整備費用の約10万円に、法定費用約4万円というところです。

 

ただし2回目以降の車検では交換する部品や修理も想定できるため、初回の車検費用よりも10万円以上高くなることも考えられます。

 

燃費と年間の燃料費

自動車の年間維持費で大きな差が出るのはガソリン代です。

 

2022年3月にマイナーチェンジした新型BMW 8シリーズ グランクーペの燃費は、2022年5月現在未発表となっているため、2021年4月発売モデル「BMW 840i グランクーペ」の燃費「JC08モード：11.4km/L」で計算します。

 

例として年間10,000km走行、ガソリン代はハイオク176円/Lで計算すると、燃料費はJC08モードで約154,000円となります。

 

BMW 8シリーズ グランクーペの年間維持費の合計

「BMW 8シリーズ グランクーペ」の1年間の維持費の合計目安を、「BMW 840i グランクーペ M Sport」の場合で見ていきましょう。

• 自動車税：50,000円
• 重量税：16,400円（エコカー減税なしの場合）
• 自賠責保険：20,010円（24ヵ月契約）
• 車検費用：約100,000円（法定費用以外・初回の場合）
• 燃料費 ：約154,000円（2021年4月発売モデルで年間10,000km走行、燃料消費率JC08モード 11.4km/L、ハイオク176円/Lとして計算）

合計すると約340,500円となりますので、1つの目安としてご参考ください。

 

ただし、任意保険料や駐車場代、部品交換・修理代が増えるとさらに金額が変動するでしょう。

 

BMW 8シリーズ グランクーペの燃費や維持費を知って検討を

BMW 8シリーズの中でも圧倒的な存在感を誇る、ラグジュアリーな4ドア・クーペ「BMW 8シリーズ グランクーペ」。

ゆとりある室内空間を確保しており、快適なドライブを楽しめるモデルです。

 

パワートレインは、ガソリンエンジン搭載モデルとディーゼルエンジン搭載モデルの2種類をラインアップしています。

 

2022年3月にマイナーチェンジした新型BMW 8シリーズ グランクーペの燃費は、2022年5月現在未発表となっていますが、2021年4月発売の「BMW 840i グランクーペ」はJC08モードで11.4km/Lになっています。

 

「BMW 8シリーズ グランクーペ」の年間維持費の内訳は、自動車税や重量税といった税金や、自賠責保険と任意保険の自動車保険料、そして車検費用や燃料費です。

年間維持費の目安は約34万円となっています。

利用状況などによっても目安は変動しますので、あくまでも1つの参考としてくださいね。

 

今回の燃費・維持費の紹介を参考に、ライフスタイルに合わせたベストな1台を選んでくださいね。

 

※一部、価格・基本性能等については変更になっている場合があります。ご不明な点はショールームへお気軽にお問い合わせください。