2023.05.03
BMW 2シリーズのグレード別の違いを解説!特徴やスペックも確認
ヤナセBMWの増田です。
日本では、2014年2月から発売開始されたBMW 2シリーズ。
現在は「クーペ」「グランクーペ」「アクティブ ツアラー」の3種類のボディタイプがラインアップされています。
※2023年5月時点
それぞれのボディタイプには多種多様なグレードがあり、走行性能や搭載機能に違いが見られます。
今回は、BMW2シリーズのグレードについて解説。
ボディタイプごとの特徴や違いや、それぞれのスペックをご紹介します。
BMW 2シリーズのグレード別の違いを知りたい方は、ぜひ参考にしてくださいね。
BMW 2シリーズの特徴は?ラインアップもご紹介
BMW 1シリーズをベースに、高級感のあるクーペとして誕生したBMW 2シリーズ。
「プレミアムコンパクト」の名にふさわしい、ファミリー向けにもぴったりなシリーズです。
日本では2014年2月から「BMW 2シリーズ クーペ」の発売が開始され、現在は「クーペ」「グランクーペ」「アクティブ ツアラー」の3つのボディタイプが用意されています。
※2023年5月時点
それぞれのボディタイプごとにどのようなグレードがあるかを特徴と共にご紹介します。
BMW 2シリーズ クーペ
BMW 2シリーズ クーペは、日本では2022年3月に現行モデルとなる2代目が新型として発売開始しました。
現在発売されているラインアップは、「220i クーペ M Sport」「M240i xDrive クーペ」。
※2023年5月時点
「220i クーペ M Sport」の「M Sport」とは、BMWの車両で最高スペックを誇るMシリーズの特徴を踏まえた人気のグレードのことで、スポーティーなデザインで人々を魅了します。
「M Sport」については「BMWのM Sportとは?特徴や魅力、他のグレードとの違いを解説」で詳しく解説しています。
現行のBMW 2シリーズクーペは、路面をとらえるワイド&ローな風貌が特徴的で、BMWの「駆けぬける歓び」を体現しています。
キドニー・グリルは、新デザインを採用。
バータイプから薄くワイドなフラップタイプに変更になり、独創的なフロントデザインとなりました。
空気の出入りに応じてフラップが開閉し、躍動感あふれるパフォーマンスをアピールします。
リヤの外側端にある特徴的なリヤ・ライトがBMW 2シリーズ クーペの独創性を演出。
伝説的なBMW クーペのオマージュが込められたヘッドライトが、よりいっそうクーペのワイドさを感じさせます。
ライト・チューブで縁取られたヘッドライトはキリリとつり上がった顔つきで、自信に満ちたフロントデザインを印象付けます。
伝統のFR(後輪駆動)コンセプトをこのクラス唯一で採用し、スポーティーな走行を楽しめるのもBMW 2シリーズ クーペの魅力。
サーボトロニックを採用したバリアブル・スポーツ・ステアリングにより、少ない操作で俊敏なドライビングを楽しめます。
BMW 2シリーズ グランクーペ
BMW 2シリーズ グランクーペは、2019年1月から日本で発売が開始されました。
現在発売されているモデルラインアップは、「218i グランクーペ」「218d グランクーペ」「M235i xDrive グランクーペ」。
さらに、「218i グランクーペ」と「218d グランクーペ」には、それぞれ「Play」と「M Sport」のグレードが用意されています。
※2023年5月時点
グランクーペは、クーペとしてのスタイリッシュさや走行性能を活かしつつ、4ドアで後部座席も広々とした「4ドアクーペ」と呼ばれるボディタイプです。
独創的なキドニー・グリルとフレームレスのドア、力強さを感じさせるショルダー・ラインから生まれるスポーティーなリヤのスタイルなど、スタイリッシュでありつつも威厳を感じさせるデザインになっています。
中でも、「M235i xDrive グランクーペ」のみに見られるメッシュスタイルのキドニー・グリルは印象的。
「M235i xDrive グランクーペ」ではデュアル・エキゾースト・テールパイプを備え、横長に広がったLEDテールライトは視認性が良く、唯一無二のリヤビューを完成させています。
開口部分が非常に大きい電動パノラマ・ガラス・サンルーフによる開放感も見逃せません。
リバース・アシスト機能など、さまざまなドライバーシステムが運転操作をサポートしてくれることも魅力です。
BMW車のグレード「Play」については、「BMW の「Play」とは?各モデルの特徴や乗り心地をご紹介!」で詳しく解説しています。
ぜひ参考にしてくださいね。
BMW 2シリーズ アクティブ ツアラー
BMW 2シリーズ アクティブ ツアラーは2014年10月から日本で発売が開始されました。
現行モデルは、2022年6月より発売された2代目モデルです。
モデルラインアップには、「218i アクティブ ツアラー」「 218d アクティブ ツアラー」があり、それぞれ「Exclusive」と「M Sport」のグレードが用意されています。
※2023年5月時点
大型で八角形のキドニー・グリルと高い位置にレイアウトされたLEDヘッドライトが印象的なBMW 2シリーズ アクティブ ツアラー。
クーペやグランクーペにくらべて最低地上高がやや高めに設定されており、「M Sport」の場合は最低地上高181mmと悪路での走行も想定内です。
独創的なデザインと先進的なディテールが印象的で、たくましさを感じさせるショルダーとは逆に、LEDテールランプはスリムなラインで配置することにより、バランスの良さとエレガンスな雰囲気を演出します。
左右のエキゾースト・テールパイプはリヤ・スカートに組み込まれ、スポーティーになりすぎない絶妙な仕上がりに。
バックレストを折りたためば、ラゲージ・ルームの容量は1,455Lにもなり大型の荷物も楽々積めます。
BMW 2シリーズはグレード別に違いがある?特徴や基本スペックも確認
BMW 2シリーズの各ボディタイプ別の基本スペックを一覧でご紹介するとともに、特徴やグレード別の違いについても解説します。
※2023年5月時点
BMW 2シリーズ クーペの特徴と基本スペック
乗車人数最大4名で、BMWの中でもコンパクトなBMW 2シリーズクーペ。
グレードによるサイズの違いは無く、コンパクトながらもラゲージルーム容量が390Lと十分確保しているところが魅力です。
クーペとは思えないほどの室内居住性の高さで、後部座席も大人が2人乗っても窮屈さを感じさせません。
また、最低地上高が130mmと非常に低く設定してあります。
そのため重心が低く、クーペ特有の安定した走行感を楽しめる仕様になっています。
「220i クーペ M Sport」はM ハイグロス・シャドー・ライン・エクステリアやM エクステリア・バッジを標準装備し、存在感を主張。
「M Sport」は、調整機能にすぐれ、乗員の身体をすっぽり包み込むM スポーツ・シートを標準装備していることも特徴です。
「M240i xDrive クーペ」はリヤに M リヤ・スポイラーを採用。
スポーティーな外観を強調し、ダウンフォースを向上させることでより安定した走行が楽しめます。
BMW 2シリーズ クーペの初代モデルについては、「BMW 2シリーズ クーペの魅力!スペック・デザイン・性能をご紹介」で詳しく解説しています。
BMW 2シリーズ グランクーペの特徴と基本スペック
BMW 2シリーズ グランクーペのボディサイズの違いに関しては、「Play」は他のグレードよりも5mmほど全長が短く、トレッドは前後ともに5mmほど長いのが特徴ですが、大きな違いはありません。
モデル名についている「i」はガソリンエンジン、「d」はディーゼルエンジンを意味しています。
そのため、「i」と「d」の違いは主に走行性能にあり、外観やインテリアには大きな違いはないといえるでしょう。
「Play」はサイド・ウィンドウのふちにサテン・アルミニウムのフレームが施されていることが特徴で、シルバー色のキドニー・グリルと調和したスタイリッシュな外観が楽しめます。
「M Sport」では運転席と助手席に前後や角度など細かい設定が可能なスポーツ・シートを標準装備。
ドアを開けた際に「M」のロゴが目にはいる M ドア・シル・プレートを採用し、「M Sport」であることを強調しています。
「M235i xDrive グランクーペ」は走行性能にすぐれたモデル。
その他のグレードと外観やラゲージルーム容量などに大きな違いは見られませんが、高機能な標準装備と走行性能が一番の違いといえます。
BMW 2シリーズ グラン クーペについては、「BMW 2シリーズ グラン クーペの魅力!スペック・デザイン・性能をご紹介」でも詳しく解説しています。
BMW 2シリーズ アクティブ ツアラーの特徴と基本スペック
BMW 2シリーズ アクティブ ツアラーのグレード「Exclusive」と「M Sport」の大きな違いは、最低地上高です。
「M Sport」のほうが、15mmほど最低地上高が低く、よりスポーティーな雰囲気に。
160mm以上あれば、大きな凹凸がなければ未舗装の道の走行にも十分対応可能といわれているので、アウトドアシーンにもぴったりの車です。
「M Sport」はエア・インテークが五角形型に開いていることで「Exclusive」とフロントの印象が大きく違います。
どのグレードであっても、ラゲージルーム容量は470Lと大容量な上、後部座席を折りたたむとマウンテンバイクも積める1,455Lの大容量になることが魅力です。
BMW2シリーズ アクティブツアラーについては、「BMW 新型2シリーズ アクティブツアラーが登場!ポイントは?」でも詳しく解説しています。
BMW 2シリーズはグレードによって装備や機能に違いがある?
BMW 2シリーズはグレードごとに標準装備や安全機能に違いがあります。
それぞれのモデルごとに、グレードによる装備や機能の違いについてご紹介します。
BMW 2シリーズクーペ
BMW 2シリーズ クーペのボディカラーは、どのグレードであっても下記から選べます。
- 300 アルピン・ホワイト(ソリッド・カラー)
- A96 ミネラル・ホワイト(メタリック・カラー)
- 475 ブラック・サファイア(メタリック・カラー)
- C56 サンダーナイト(メタリック・カラー)
- A75 メルボルン・レッド(メタリック・カラー)
また、「M240i xDrive クーペ」のみ下記のボディカラーも選べます。
- C4P ブルックリン・グレー(メタリック・カラー)
- C31 ポルティマオ・ブルー(メタリック・カラー)
ホイールは、下記の通りです。
安全機能については、どのグレードもBMW最新のドライビング・アシスト機能を搭載。
それに加え、「220i クーペ M Sport」には高機能のカメラやレーダー、分析機能を使用したパーキング・アシスト機能が搭載されています。
「M240i xDrive クーペ」には、自車が俯瞰的に見られるサラウンド・ビューシステムを加えたパーキング・アシスト・プラス機能が標準装備されていることも魅力です。
BMW 2シリーズ グランクーペ
BMW 2シリーズ グランクーペのボディカラーは、どのグレードであっても下記の色が選べます。
- 300 アルピン・ホワイト(ソリッド・カラー)
- B39 ミネラル・グレー(メタリック・カラー)
- 475 ブラック・サファイア(メタリック・カラー)
- A75 メルボルン・レッド(メタリック・カラー)
- C3N ストーム・ベイ(メタリック・カラー)
また、「Play」で選択できるカラーは下記の通りです。
- A96 ミネラル・ホワイト(メタリック・カラー)
- C1R シーサイド・ブルー(メタリック・カラー)
そして、「M Sport」と「M235i xDraive グランクーペ」のみで選択できるカラーもあるのでお好みに合わせて選択できます。
- C1D ミサノ・ブルー(メタリック・カラー)
- C1G スナッパー・ロック・ブルー(メタリック・カラー)
標準装備されているホイールは、下記の通りです。
「M Sport」は受注生産オプションで「1Y1 M ライト・アロイ・ホイール Vスポーク・スタイリング554M」も選択できます。
全てのモデルにおいて、BMWが誇るドライビング・アシスト機能を搭載。
スマートフォンとワイヤレスでBMWのスクリーンを同期させられるスマートフォン・インテグレーションなどの便利な機能も利用できます。
「M235i xDrive グランクーペ」は、「OK, BMW」と話しかければあらゆる情報を伝えてくれるBMW インテリジェント・パーソナル・アシスタントを標準装備しています。
BMW 2シリーズ アクティブ ツアラー
BMW 2シリーズアクティブ ツアラーのボディカラーは、どのグレードであっても下記の色が選べます。
- 300 アルピン・ホワイト(ソリッド・カラー)
- 475 ブラック・サファイア(メタリック・カラー)
- C4E サンレモ・グリーン(メタリック・カラー)
- C3N ストーム・ベイ(メタリック・カラー)※BMW INDIVIDUAL ボディ・カラー
「Exclusive」のみ、下記ボディーカラーが選べます。
- A96 ミネラル・ホワイト(メタリック・カラー)
- C4W スカイスクレイパー・グレー(メタリック・カラー)
- C1M ファイトニック・ブルー(メタリック・カラー)
そして、「M Sport」のみ、下記ボディーカラーが選べます。
- C55 スパークリング・コッパー・グレー(メタリック・カラー)
- C31 ポルティマオ・ブルー(メタリック・カラー)
ホイールは、下記の通りです。
BMW Individual アロイ・ホイールとして、「Exclusive」のみ、19インチ BMW Individual アロイ・ホイール・マルチスポーク・スタイリング839I バイカラー(ブラック)も選択可能です。
全てのグレードで、事故回避アシスト付の衝突回避・被害軽減ブレーキや、車線からクルマが逸脱しそうになると、ステアリング・ホイールを振動させてドライバーに注意を促す車線逸脱警告システムなどが含まれたドライビング・アシスト・プラスが搭載されています。
また、快適で安全なドライブをサポートするパーキング・アシスト機能も全グレードで標準装備。
安全装備に関しては、「Exclusive」「M Sport」に違いはありません。
BMW 2シリーズ アクティブ ツアラーのグレードによる違いは主に、エンジンなどの走行性能に見られます。
BMW 2シリーズの走行性能の違いもご紹介
BMW 2シリーズのボディタイプ別にエンジンスペックをご紹介します。
※2023年5月時点
BMW 2シリーズ クーペのエンジンスペック
BMW 2シリーズ グランクーペのエンジンスペック
BMW 2シリーズ アクティブ ツアラーのエンジンスペック
BMW 2シリーズはいずれも、ガソリンエンジンよりもディーゼルエンジンのほうが燃費が優れています。
フラッグシップモデルである「M xDrive」のグレード(M240i xDrive クーペ、M235i xDrive グランクーペ)はパワフルな走行が楽しめるようになっています。
ボディサイズなどは各シリーズグレードごとの違いはあまり無いため、標準装備や走行性能の違いでお気に入りの1台を見つけるのが良いのではないでしょうか。
BMW 2シリーズの燃費についてご紹介している以下のコラムもぜひご覧ください。
BMW 2シリーズ クーペの燃費や維持費は?内訳や総額もご紹介
BMW 2シリーズ グラン クーペの燃費や維持費は?内訳や総額もご紹介
BMW 2シリーズ アクティブツアラーの燃費や維持費は?内訳や総額もご紹介
BMW 2シリーズのグレードの違いを比較し、あなたに合った1台を
BMW 2シリーズは、スタイリッシュで人気のある3種類のボディタイプがラインアップされています。
2ドアで後輪駆動、ワイド&ローな見た目が人気の「BMW 2シリーズ クーペ」
スタイリッシュな外観、優れた走行性能といったクーペの特徴を活かした4ドアの「BMW 2シリーズ グランクーペ」
独創的なデザインと先進的なディテールが特徴的で、車内を広々と利用できる「BMW 2シリーズ アクティブ ツアラー」
「BMW 2シリーズ クーペ」のモデルラインアップには「220i クーペ M Sport」「M240i xDrive クーペ」があります。
「BMW 2シリーズ グランクーペ」のモデルラインアップは「218i グランクーペ」「218d グランクーペ」「M235i xDraive グランクーペ」の3種類。
「218i グランクーペ」と「218d グランクーペ」には、それぞれ「Play」と「M Sport」のグレードが用意されています。
「BMW 2シリーズ アクティブ ツアラー」は、「218i アクティブ ツアラー」「218d アクティブ ツアラー」のモデルラインアップがあり、それぞれ「Exclusive」と「M Sport」のグレードを設定。
※2023年5月時点
BMW 2シリーズは、ボディサイズやラゲージ・ルーム容量の場合を比較すると、グレードによる大きな違いはありません。
しかし、エンジンタイプや走行性能、燃費による違いはもちろんのこと、ボディーカラー、ホイール、安全機能の違いはグレードごとに顕著です。
それぞれの違いを知り、あなたに合った1台を見つけてくださいね。
気になるBMW 2シリーズの車がある場合はぜひお近くのディーラーにてご試乗してみてください。
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