2020.11.29
BMW カブリオレを比較!特徴や走行性能、乗り心地は違う?
ヤナセBMWの増田です。
日本におけるカブリオレ仕様車は、国産車よりも輸入車の方が圧倒的に市場が大きく、いわゆる「オープンカー」に乗りたければ輸入車を視野に入れた方が選択肢が広がります。
もちろんBMWも豊富なラインナップを揃えており、やはり街を駆けぬける姿は注目の的となります。
一方で「なんだか高そう」「どんな違いがあるんだろう」といった声が聞こえることも。
今回はBMWのカブリオレを、各ラインナップごとに比較していきます!
BMW カブリオレ、各ラインナップの基本スペックを比較!
BMWでカブリオレモデルとして展開している車両は、「2シリーズ」「4シリーズ」「8シリーズ」「M4」「M8」の5車種があります。
カブリオレモデルの共通点としては、クーペを中心とした奇数モデルと比較すると、横長の印象を持つキドニー・グリルからフロントマスク・リアにつながるデザインで、より流麗な印象を与えるところ。
ハッチを閉じればクーペモデルを思わせる設計にもなっており、ハードトップ仕様の車両も選べるため、1台で2度楽しめるのがBMWのカブリオレともいえます。
ちなみに、BMWのオープンカーといえば「Z4」「i8」も含まれますが、BMWでは原則としてウインドディフレクターが備わっているモデルかつ4シート(定員4名)をカブリオレ、2シーター仕様を「ロードスター」として区別しています。
なお、カブリオレとロードスターを含めた「オープンカー全般」については、すでにこちらの記事でご紹介しております。あわせてご覧くださいね。
(一部価格等は変更になっている場合があります。詳しくは各店へお問い合わせください)
BMWオープンカー全車種を徹底比較!特徴やスペックの違いは?
BMW 2シリーズ カブリオレの基本スペックと特徴
BMWカブリオレの中では最小となる「BMW 2シリーズ カブリオレ」は、ソフトトップ仕様であるものの、カブリオレの特徴でもある、ウインドディフレクターと呼ばれる風の向きを変える装置を装備。
よりスポーティーな走行が楽しめます。
ルーフとボディの流麗なラインが特徴的で、視覚的にもコンパクトでもありながら大胆なBMW 2シリーズカブリオレの個性を明快に表現しています。
詳しいスペックはこちらもご覧ください。
BMW 2シリーズ カブリオレの魅力!スペックから性能までご紹介
BMW 4シリーズ カブリオレの基本スペックと特徴
フルオートマチック・リトラクタブル・ハードトップを採用したBMW 4シリーズカブリオレ。
BMW 3シリーズおよびBMW 4シリーズ クーペをベースとし、BMWの基軸となるボディサイズとなっています。
スポーティネスな外観に加えて、心地よい座り心地のダコタ・レザー・シートなどインテリアにもこだわり、快適なドライブを実感できます。
詳しいスペックはこちらもご覧ください。
BMW4シリーズ カブリオレの魅力全貌!スペックから性能までご紹介
BMW 8シリーズ カブリオレの基本スペックと特徴
フラッグシップ・モデルの名にふさわしく、ラグジュアリー感とスポーティネスな設計の融合が随所に組み合わされています。
車両のサイズもシリーズでダントツの大きさとなり、後部座席まで快適な空間が広がります。
詳しいスペックはこちらもご覧ください。
BMW 8シリーズ カブリオレの魅力!スペックから性能までご紹介
BMW M4 カブリオレの基本スペックと特徴
BMW 4シリーズ カブリオレもMスポーツ仕様ですが、よりモータースポーツ仕様となった「BMW M4 カブリオレ」。
ボディサイズも大きくなり、さらに安定した走行ができる仕様となっています。
あらかじめcompetition仕様車のみの設定となっており、随所にモータースポーツで培われた爽快感を味わえるインテリア・エクステリアが取り入れられています。
Mスポーツシートなどが標準装備なのもありがたいところです。
詳しいスペックはこちらもご覧ください。
BMW M4 カブリオレの魅力!スペック・デザイン・性能すべての特徴をご紹介
BMW M8 カブリオレの基本スペックと特徴
BMW 8シリーズ カブリオレの利点を活かしつつも、Mスポーツの息吹を最大限に発揮する「BMW M8カブリオレ」。
Mスポーツ仕様のシートアレンジでフロントシートの快適性を維持しつつリアシートの快適性も高められたインテリアや、フロントマスクからリアにつながる精悍なデザインが街の視線を独り占めにします。
詳しいスペックはこちらもご覧ください。
BMW M8 カブリオレの魅力!スペック・デザイン・性能すべてをご紹介
BMW カブリオレ各モデルの走行性能を比較!
BMWのカブリオレはFR仕様車と4WD(xDrive)仕様車となり、FF仕様車がないのが特徴です。
エンジンも直列4気筒、直列6気筒、V型8気筒エンジンとバリエーションが多く、車両のサイズやデザインに加えて、欲しい走行性能に合わせて選択肢が豊富にあります。
当然の事ながらボディサイズが小さい(総重量が軽い)方が燃費が良く、ディーゼル仕様車の方がさらに燃費消費率は高まります。
しかし、加速感や安定性はやはりボディやエンジンが大きいタイプの方が高い傾向にあります。
また、MT車の設定があるのはBMW M4およびBMW M8のみ。
アグレッシブな運転をしたときの乗車感も気になるところですが、Mモデル・Mスポーツ仕様車は他のモデルと比較すると、シートに伝わる揺れが抑えられる設計になっています。
むしろブレの少ない感覚で走行できる可能性もあるのがMモデル、ともいえますね。
BMW カブリオレの各モデルの乗り心地を比較!安全装備は違う?
シートアレンジは4シートとなるBMWカブリオレですが、BMW 2シリーズとBMW 4シリーズに関しては全長の差がリアシート・後部空間のサイズに影響されています。
そのため、普段はドライバーと助手席の利用が多い方におすすめです。
一方BMW 8シリーズ、BMW M8に関しては、かなり後部もゆとりを意識して設計されており、ハッチをオープン走行する際の快適性も高く共有できます。
フロントシートの居室スペース自体に関しては大きな差はないものの、ハッチを閉じたときの印象はそのままボディの大きさにも比例してくるので、ゆとりを持ったラグジュアリーな空間でドライブしたいなら8シリーズ・M8に軍配が上がります。
また、安全性能に関しても標準設定に差があります。
例えば2シリーズ、4シリーズ、M4は
「ドライビング・アシスト」
- レーン・ディパーチャー・ウォーニング(車線逸脱警告システム)
- 前車接近警告機能
- 衝突回避・被害軽減ブレーキ
8シリーズ、M8は
「ドライビング・アシスト・プロフェッショナル」
- ACC/アクティブ・クルーズ・コントロール(ストップ&ゴー機能付)
- ステアリング&レーン・コントロール・アシスト
- レーン・ディパーチャー・ウォーニング(車線逸脱警告システム)
- レーン・チェンジ・ウォーニング
- アクティブ・サイド・コリジョン・プロテクション
- 前車接近警告機能
- 衝突回避・被害軽減ブレーキ(事故回避アシスト付)
- 後車衝突警告機能
- クロス・トラフィック・ウォーニング(フロント&リヤ)
- 高速道路渋滞時ハンズ・オフ・アシスト
- レーン・チェンジ・アシスト
- エマージェンシー・ストップ・アシスト
- トラフィック・サイン・アシスト(速度制限認識)
といったように、大きなボディ/高性能エンジンを支える、より安心感の高い安全性能が取り入れられています。
BMW2・4・8は先進性とデザイン、M4・M8はスポーティなカブリオレ!
BMWのカブリオレを総合比較していくと、やはり奇数モデルとは違った先進性・走行性が感じられる仕様になっています。
もちろん、基本的な安全性能はBMW カブリオレでも搭載されていますので、アグレッシブな走りをしても安心。
その中でそれぞれの個性が光る仕様があり、予算や好み、運転の頻度等に合わせて選択肢が豊富なのが、BMWのカブリオレの良いところでもあります。
ぜひ一度、お近くのショールームへ遊びに来てくださいね。
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