2023.07.07
BMW X1のグレード別の違いを解説!特徴やスペックも確認
ヤナセBMWの増田です。
2023年2月に第3世代となるモデルが発表されたBMW X1シリーズ。
BMW X1シリーズには、搭載されているエンジンの種類により、「BMW X1 xDrive20i」「BMW X1 xDrive20d」「BMW iX1 xDrive30」と3つのラインアップが用意されています。
「BMW iX1 xDrive30」は、BMWスモール・コンパクト・セグメント初の電気自動車です。
また、ラインアップごとにそれぞれ「xLine」と「M Sport」、2つのグレードが用意されていることも見逃せません。
今回は、BMW X1シリーズのラインアップ、グレード別にどのような違いがあるのか、フロントデザインや搭載されている機能、特徴などの観点から比較・解説していきます。
新型BMW X1シリーズが気になるけれど、どのグレードを選べばいいのかわからない!という方はぜひ参考にしてくださいね。
BMW X1の特徴は?ラインアップもご紹介
日本では2010年より発売が開始されたBMW X1。
プレミアム・コンパクト・セグメントにおける、唯一のSAV(スポーツ・アクティビティ・ビークル)として人気を博しています。
BMW X1はオンロード走行での性能に注力されたモデルとして、他のSAVとは違ったコンセプトを持った車としても注目を集めました。
セミ・コマンド・シート・ポジションにより見晴らしの良いアイ・ポイント、収納機能も充実し広々としたインテリア・スペース、自由自在にアレンジ可能なリア・シートといったアクティブなライフスタイルにも対応する使い勝手の良さが魅力です。
そして2023年2月には、第3世代となる新型BMW X1の販売が開始されました。
新型BMW X1は、従来モデルよりもさらにモダンでシンプルに洗練された外観や内装が魅力。
BMWカーブド・ディスプレイを採用し、iDriveコントローラーを廃止するなど、これまでのBMW X1よりも大幅にデジタル化されていることも特徴です。
現在発売されているBMW X1のラインアップは、下記の通りです。
- BMW X1 xDrive20i xLine
- BMW X1 xDrive20i M Sport
- BMW X1 xDrive20d xLine
- BMW X1 xDrive20d M Sport
- BMW iX1 xDrive30 xLine
- BMW iX1 xDrive30 M Sport
※2023年7月時点
「BMW X1 xDrive20i」はガソリンエンジンモデル、「BMW X1 xDrive20d」はディーゼルエンジンモデルです。
そして、「BMW iX1 xDrive30」はBMWスモール・コンパクト・セグメント初の電気自動車として発表されました。
異なる3種のラインアップには、それぞれ「xLine」と「M Sport」の2つのグレードが用意されています。
新型BMW X1について詳しくは「新型BMW X1登場!その魅力や見どころを詳しくご紹介」でもご紹介しておりますので、ぜひ参考にしてください。
BMW X1はグレード別に違いがある?特徴や基本スペックも確認
BMW X1のモデルラインアップ(X1 xDrive20i、X1 xDrive20d、iX1 xDrive30)はそれぞれガソリン、ディーゼル、電気自動車と異なりますが、「xLine」と「M Sport」のグレードにはどのような違いがあるのでしょうか。
「M Sport」は、BMW全シリーズを通して、スタンダードなモデルをよりスポーティーにアレンジしたものであることが特徴のグレードです。
「M Sport」ならではのデザインが各所に施されており、ドア・シル・プレートやステアリング・ホイールに「M」のロゴが入っています。
グレード別にエクステリアの特徴をご紹介しますと、キドニー・グリルに違いが見られます。
「xLine」はパール・クローム仕上げ、「M Sport」はクローム仕上げです。
そのため、「M Sport」のほうが「xLine」よりもしっかりとした光沢を楽しめます。
また、フロント部分にあるダクトといったエクステリアの至る所にも違いがあり、「xLine」はシルバー色のパーツが使用されているのに対し、「M Sport」はおさえた色調のM ハイグロス・シャドー・ライン・エクステリアパーツが使用されています。
ルーフ部分も同様で、「xLine」はルーフの左右にサテン・アルミニウムのルーフ・レール、「M Sport」にはM ハイグロス・シャドー・ラインを使用。
各所にシルバー色のパーツが使用されているかどうかが、「xLine」と「M Sport」のエクステリアの印象を大きく変えているポイントといえるでしょう。
インテリアは、「M Sport」のルーフにM アンソラジット・ルーフ・ライニングが採用されていることがグレードによる違いとしてあげられます。
落ち着いた暗めの色調のアンソラジット・クロスがルーフ全体に使用されているため、「M Sport」ではより高級感のあるスポーティーな内装を楽しめるでしょう。
BMW X1の基本スペック
BMW X1の基本スペックをご紹介します。※2023年6月時点
※いずれのモデルも、19インチホイールを装着した場合は全幅が1,845mmになります。
BMW X1シリーズのグレードごとの特徴として、「xLine」は「M Sport」よりも全高や最低地上高が高いことがわかります。
これは、「M Sport」に搭載されているアダプティブ M サスペンション機能によるものです。
また、電気自動車である「BMW iX1 xDrive30」は、「BMW X1 xDrive20i」と「BMW X1 xDrive20d」よりも全高や最低地上高が低いことも特徴です。
BMWが誇る特徴的なグレード「M Sport」については、「BMWのM Sportとは?特徴や魅力、他のグレードとの違いを解説」でもくわしく解説しています。
BMW X1はグレードによって装備や機能に違いがある?
BMW X1シリーズの全てのラインアップで展開されている2つのグレード、「xLine」と「M Sport」。
さきほど紹介した外観や内装に関する違いだけではなく、タイヤなどの装備や搭載機能にも、グレード別にさまざまな違いが見られます。
例えば、運転席と助手席のシートは、「xLine」の場合はスタンダード・シートが標準装備、「M Sport」ではフィット感がさらにアップしたスポーツ・シートが標準装備されています。
「xLine」も、オプションでスポーツ・シートへの変更が可能です。
走行に関する機能にも違いが見られ、「M Sport」にはアダプティブ M サスペンションが標準装備されています。
アダプティブ M サスペンションは、サスペンションの特性を路面状況や走行スタイルに合わせて自動的に調整する機能です。
BMWが提供する「駆けぬける歓び」をより感じやすく、長時間でも快適な乗り心地を提供してくれます。
アダプティブ M サスペンション搭載の「M Sport」は、通常サスペンション搭載の「xLine」よりも、車高が15mmほど低くなることも特徴です。
アロイ・ホイールも、標準装備されているものとオプション選択できるものが「xLine」と「M Sport」ではそれぞれ違います。
「xLine」では、18インチの「アロイ・ホイール・スタースポーク・スタイリング865」、「M Sport」は18インチの「M ライト・アロイ・ホイール・ダブルスポーク・スタイリング838M バイカラー(ダーク・グレー)」がそれぞれ標準装備されています。
標準装備されたホイールのデザインが違うため、サイド・デザインの印象も「xLine」と「M Sport」では大きく変わるでしょう。
また、オプション選択で19インチのアロイ・ホイールの選択も可能です。
「xLine」は「アロイ・ホイール Vスポーク・スタイリング867 バイカラー(ダーク・グレー)」、「M Sport」は「M ライト・アロイ・ホイール・ダブルスポーク・スタイリング871M バイカラー(ダーク・グレー)」が選べます。
BMW X1の走行性能の違いもご紹介
BMW X1シリーズの走行性能の違いについても見ていきましょう。
※2023年6月時点
電気自動車「BMW iX1 xDrive30」の電気モーターについては、以下のスペックとなっています。
BMW X1シリーズにおいては、「xLine」と「M Sport」のグレードの違いによる走行性能の違いは見られません。
ガソリンエンジンである「xDrive20i」は、最高出力150Kw/5,000rpm、最大トルク300Nm/1,450-4,500rpmを発揮する2.0L直列4気筒BMWツインパワー・ターボ・ガソリン・エンジンを搭載。
WLTCモードでの燃料消費率は12.9km/Lと燃料消費率の良さも目立ちます。
ディーゼルエンジン「xDrive20d」には、最高出力110Kw/4,000rpm、最大トルク360Nm/1,500-2,500rpmのクリーン・ディーゼル・エンジン、2.0L直列4気筒BMWツインパワー・ターボ・ディーゼル・エンジンを搭載。
エアロダイナミクスの最適化等によりセグメント最大級のWLTCモード燃料消費率19.5km/Lを実現しています。
BMWスモール・コンパクト・セグメント初の電気自動車、「iX1 xDrive30」は、前後ともに最高出力140Kw/8,000rpm、最大トルク247Nmを発揮する電気モーターを搭載した四輪駆動モデルです。
システム・トータルでの最高出力は200Kw、最大トルクは494Nmにも上ります。
総電力量は66.5kWh、一充電での走行可能距離は465kmです。
BMW X1シリーズの燃費や維持費については、「BMW X1の燃費や維持費をチェック!内訳や総額目安もご紹介」で詳しく解説しています。
BMW X1のグレードによる違いを知ってお気に入りの一台に出会おう
2023年2月に発売開始した3代目となる新型BMW X1シリーズ。
BMW X1シリーズには、ガソリンエンジンの「BMW X1 xDrive20i」、ディーゼルエンジンの「BMW X1 xDrive20d」、電気自動車の「BMW iX1 xDrive30」の3つのラインアップが用意されており、それぞれに「xLine」と「M Sport」の2つのグレードがあります。
BMW X1シリーズのボディサイズの違いは主に全高と最低地上高にあり、「xLine」よりも「M Sport」のほうが低く、「X1 xDrive20i」と「X1 xDrive20d」よりも「iX1 xDrive30」のほうが低いことが特徴です。
グレードによる外観の違いとして、「xLine」にはダクトやルーフ・レールなどさまざまな部分にシルバー色のパーツが使用されており、「M Sport」にはおさえた色調のパーツが使用されていることがあげられます。
標準装備や機能にも違いがあり、「M Sport」はいくつかの箇所に「M」のロゴがあしらわれ、スポーツ・シートが運転席と助手席に標準装備されています。
「M Sport」のサスペンションは、自動調整を行うアダプティブ M サスペンション機能が搭載されていることもポイントです。
走行性能に関してはグレードによる違いはなく、ガソリン、ディーゼル、電気自動車のラインアップそれぞれに最高のパフォーマンスを発揮します。
今回解説したBMW X1シリーズのグレードごとの違いを参考に、ぜひお気に入りの一台を見つけてくださいね。
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