2020.12.20
BMWのハッチバックの魅力とは?各ハッチバックモデルの特徴も紹介
ヤナセBMWの増田です。
荷物の積載量や同乗者の数、ドライブのシチュエーションが街乗りから遠出へ、といったように運転する環境がさまざまな方にとって欠かせない「ハッチバック」。
特に、近年ではファミリー層やアクティブ世代にとって、セダンタイプの車両より人気の高いデザインでもあります。
今回はよりアグレッシブな使い方をしたい方へ、改めて知っていただきたいハッチバックの車両をご紹介します!
ハッチバックとは?BMWのハッチバックの魅力
まずは「ハッチバック」という車両タイプについて、確認しておきましょう。
「ハッチバック」は一言でいうと、「ラゲッジ・スペース(トランクルーム)が独立していないボディタイプの車両」を指す言葉です。
たとえば、セダンやクーペはキャビン部分(居室スペース)とラゲッジ・スペースが独立しており、ラゲッジ・スペースの最大容量は固定となります。
エンジンルーム/キャビン/ラゲッジ・スペースが、それぞれ明確に分かれた形状をしていますので、通称「3ボックス」と呼ばれています。
一方BMWが提唱するSAV(スポーツ・アクティビティ・ビークル)仕様車に採用されている「ハッチバック」は、シートアレンジを変更したり、ラゲッジ・スペースの仕切りを開放することでその容量を変更することが可能です。
SAVである「BMW X1」を例に見てみると、カタログには「505L (後席折りたたみ時1,550)」という記載があります。
これは一般的なシートアレンジでは505Lの積載容量となるものの、リアシートを折りたたみ、その分のスペースをラゲッジ・スペース側へ開放することで、約3倍の積載容量まで拡充させることができるという意味合いになります。
ハッチバック採用モデルの一番のメリットは、そのときの使い方に合わせて自由にラゲッジ・スペースを開放できること。
急な買い物や旅行トランクなどを乗せるときや、普段は街乗り中心で週末のキャンプやウィンタースポーツは自前のアイテムを乗せて愛車でお出かけしたい!というときなど。
もしラゲッジ・スペース固定であれば、リア・シートに荷物を乗せるか、ルーフキャリア等を用意しなければなりません。
しかし、ハッチバックなら簡単にラゲッジ・スペースの容量を変えることができるので、ドライブで活用できるシチュエーションが断然増えること間違いなしです!
また、車両サイズを抑えて積載容量を確保することができるので、普段使いを重視したコンパクトモデルを選ぶことも可能でしょう。
BMWのハッチバック車にはどんなものがある?
BMWに限らずではありますがハッチバック採用車の共通点として、車両の形状がフロントシートからラゲッジ・スペースにいたるまで1つの空間としても快適で、ラゲッジ・スペースを切り離して使用しても遜色がないような設計がなされています。
そのため、比較的リアからのシルエットが四角い形状もしくは車両全体がコロンとしており、セダンのようなシャープな印象とは一味違ったイメージを感じられます。
BMWのハッチバック採用車には、Xモデル各種、1シリーズ、 i3、4シリーズ グランクーペ、2シリーズアクティブ ツアラー/グラン ツアラー、6シリーズ グラン・ツーリスモ、ツーリング各種があります。
なお、参考までに積み込み容量500Lで、一般的なゴルフバック4個ほどが目安となります。
BMW Xモデル 各種
X1~X7の7モデルを基本としてMパフォーマンス仕様車やプラグイン・ハイブリット・カーなど、選択肢も豊富な「Xモデル」各種。
単なるSUVではなくBMWが提唱するSAV(スポーツ・アクティビティ・ビークル)およびSAC(スポーツ・アクティビティ・クーペ)として設計されており、アクティブな走りとスポーティネスな走りを融合させた快適なドライブを体感できます。
全体的に同クラスの車両と比較するとXモデルのボディサイズは大きめ。
特にX7は全長5,160x全幅2,000x全高1,835(mm)と、BMWの中でも群を抜いて大きなボディサイズとなっています。
平均してラゲッジ・スペースは平常時比で約3倍まで調整することが可能です。
そのほかエンジンも、ガソリン/ディーゼル/プラグイン・ハイブリッドとさまざまな仕様から選ぶことができ、価格帯もBMW X1の¥4,400,000からBMW X7 M50iの¥16,030,000まで幅広い設定となっています。
BMW Xモデル各種については「BMWのSUVをご紹介!それぞれの特徴や魅力を知って選ぼう」もご参考ください。
BMW 1シリーズ
BMWのガソリン/ディーゼル車の中では最もコンパクトなモデルです。
全長4,335x全幅1,800x全高1,465(mm)のボディの中に、380L(後席折りたたみ時 1,200L)のラゲッジ・スペースがあります。
直列3気筒DOHCガソリンエンジン/直列4気筒DOHCディーゼル/直列4気筒DOHCガソリン/から織りなす走行感は、まさに「キビキビ」とした印象。
価格帯は¥3,370,000からM仕様車で¥6,330,000と、BMWの中では購入しやすい設定になっているのも嬉しいですよね。
詳しいスペックなどは「BMW 1シリーズの魅力全貌!スペック・デザイン・性能すべてをご紹介」もご覧ください。
BMW 2シリーズ アクティブ・ツアラー/グラン・ツアラー
BMW 2シリーズにラインナップするアクティブ ツアラーとグラン ツアラーは、ボディサイズを抑えつつも、利便性の高い仕様を随所に取り入れています。
「都会を遊び尽くせ」「都会を、愛そう」をそれぞれキャッチコピーとしていることからも、大自然におけるアクティビティのためのカーライフよりも、日々の生活での移動がより快適になるような設計が特徴です。
座り心地の良いシート設計や小回りの利きやすいハンドリング性能を搭載し、オプションでパノラマ・サンルーフも採用できるなど、快適性とカーライフへの遊び心が満載のモデルとなっています。
アクティブ ツアラーとグラン ツアラーの最大の違いは、最大乗車人数がアクティブ ツアラー:5人、グラン ツアラー:7人というところ。
車両サイズはそれほど変わらないのに乗車人数を増やしているため、グラン ツアラーの基本のラゲッジスペースは145Lとかなり抑え目。
しかし3列目シート折りたたみ時は560L、2列目および3列目シート折りたたみ時は1,820Lと、シチュエーションに合わせて調整できる優れモノです。
価格帯はアクティブ ツアラーが¥3,860,000~¥4,950,000で、グラン ツアラーが¥4,230,000~¥5,310,000です。
詳しいスペックなどは「BMW アクティブ ツアラーとグラン ツアラーを徹底比較!」もご覧くださいね。
BMW 6シリーズ グラン・ツーリスモ
なだらかに傾斜した美しいルーフ・ラインが人々の視線を釘付けにする「BMW 6シリーズ グラン ツーリスモ」。
全長5,105x全幅1,900x全高1,540(mm)と大き目ボディでありながらも、威圧感を与えずスタイリッシュな印象を見せつけるデザインとなっています。
ラゲッジ・スペースも610L(後席折りたたみ時 1,800)と平常時から容量をキープ。
最大出力140〔190〕/4,000、最大トルク400〔40.8〕/1,750-2,500で、瞬発力よりもロングドライブでの爽快感と安定性を感じられる1台です。
価格帯は¥8,470,000~¥9,240,000となっています。
詳しいスペックなどは「BMW 6シリーズ グランツーリスモの魅力!すべての特徴をご紹介」もご覧くださいね。
BMW i3
電気自動車としてのコストパフォーマンスの良さが特徴的な「BMW i3」。
しかもレンジ・エクステンダー装備車の設定があり、いざというときに発電用のガソリンエンジンを搭載しているので安心して走行できますよね。
電気自動車のデメリットとしてバッテリーなどのパーツの分、ガソリン車やディーゼル車よりもラゲッジ・スペースが狭い傾向にありますが、あえてハッチバックを選ぶことで260Lの容量を後席折りたたみ時1,100Lまで増やすことが可能になりました。
価格帯は¥4,990,000~¥6,080,000となっています。
詳しいスペックなどは「BMW i3の魅力全貌!スペック・デザイン全特徴をご紹介」もご覧くださいね。
BMW 4シリーズ グラン クーペ
BMW 4シリーズ グラン クーペは2ドアクーペとSUVタイプの間に入り、4ドアで積載量をキープしつつも、クーペのスタイリッシュなデザインを重視したボディタイプを取り入れています。
ラゲッジ・スペース容量は480L(後席折りたたみ時1,300L)。
他のハッチバック採用車と比較するとボディサイズ比の容量は抑えめかもしれませんが、スタイリッシュなグラン クーペのデザインを両立させる、最大限のサイズ感ともいえます。
価格帯は¥6,160,000~¥8,730,000となっており、M sport仕様車があるので街乗りも郊外ドライブも楽しめますよ。
詳しいスペックなどは「BMW4シリーズ グランクーペの魅力全貌!すべての特徴をご紹介」もご覧くださいね。
※同じグランクーペでも、2シリーズはボディサイズとの兼ね合いから、8シリーズ・M8についてはハイエンド・モデルとしての観点から、ハッチバックではなくノッチバックを採用しています。
ツーリング各種 (BMW 3 /BMW 5)
BMWの人気モデルといえば、BMW 3シリーズおよびBMW 5シリーズ。
そのハッチバック採用車が「BMW 3シリーズ ツーリング/BMW 5シリーズ ツーリング」です。
BMW 3シリーズ ツーリングで500L(後席折りたたみ時1,510L)、BMW 5シリーズ ツーリングで570L(後席折りたたみ時1,700L)となっており、BMWのハッチバック採用車の中ではまさにスタンダード仕様となっています。
BMWが誇る直列4気筒DOHCガソリン/直列6気筒DOHCガソリンから織りなす走行感は、乗り心地の良さ・安定性・操作性のいずれをとってもバランスが良く設計されています。
詳しいスペックなどは、こちらももご覧くださいね。
BMWのハッチバックだからこそ、できるドライブがある
ハッチバックは乗る人のカーライフを自在に表現でき、快適なドライブができるようにシートアレンジや居室スペースの規模などをバランスよく設計されています。
街乗りも好きだけど、連休には遠出したい。
家族や友達とのお出かけもあるけど、普段は自分だけ。買い物のときにリアシートに直接荷物を置きたくない。
キャンプに行くこともあるけど、毎週じゃないからいざというときに狭くなければいい。
そんな声にも対応できるハッチバックなら、カーライフも一層豊かになりそうですね。
ぜひ一度お気軽にお問い合わせください。
SHOP店舗案内
貴方のお近くのヤナセBMWは?